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Polygonが挙げる、声優交代で作品の魅力が損なわれたとする5例 ジャックやソニックなど

2026年11月05日 | #その他 | Polygon

Polygonが挙げる、声優交代で作品の魅力が損なわれたとする5例 ジャックやソニックなど

Polygonは、ゲームの声優交代によって主人公の魅力が薄れたと同メディアが考えるキャラクター5例を挙げた記事を公開しました。交代がキャラクターの幅を広げる場合もあるとしたうえで、前任者の持っていた重みや説得力を再現できず、物語の山場の印象を弱めてしまった例を取り上げています。以下は、その記事の内容を紹介するものです。

交代を巡る記事の基本的な見方

記事はまず、キャスト変更は開発側が作品世界への理解を深め、より適した声優を迎えられる好機にもなると述べています。一方で、新しい声優が前任者に及ばず、ファンを落胆させることもあると指摘しています。

ただし、その責任は声優本人にはないことが多いというのが筆者の見方です。多くの声優はそれぞれに実力があり、問題はキャラクターに合っていないことだとしています。開発側が制作の方向性を変えようとして、うまくいっていた部分まで手を加えてしまう点を誤りとし、その影響は声優自身にも及ぶと述べています。

5位と4位 ジャックとサム・フィッシャー

5位には、Naughty Dogの Jak and Daxter シリーズの主人公ジャックが入っています。初代では喋らない主人公でしたが、2003年の Jak 2 では、2年間の投獄と実験を経て荒々しい傭兵へと変わりました。この変化を演じたのがMike Erwinです。記事は、生まれつき鋭さのある声が激しい場面に説得力を与え、若々しさも失わなかったと評価しています。

2009年の Jak and Daxter: The Lost Frontier は別のスタジオに移り、主役はJosh Keatonに代わりました。Keatonはスパイダーマン役などで知られる、若くて魅力的なヒーローが得意な声優です。しかし記事は、ジャックに必要な鋭さがなく、ありふれた体育会系の若者のように聞こえたと厳しく評しています。殺意をにじませる場面でも、親しみやすい声では説得力が足りなかったとしています。

4位は、Splinter Cell シリーズのサム・フィッシャーです。NSAの秘密部隊に所属する工作員で、2002年の初作から2010年の Splinter Cell: Conviction まで、Michael Ironsideが演じました。かすれた声の風格は、経験を積んだ暗殺者像に合っていたと記事は述べています。

2013年の Splinter Cell: Blacklist では、Eric Johnsonに交代しました。モーションキャプチャーで演じるため、外見がフィッシャーに近い人物を求めたことが背景にあるとされています。記事は、Johnsonの声はIronsideほどの存在感がなく、威圧感や魅力に欠けていたと評価しています。ファンには、サムが若返ってしまったように感じられたとしています。

3位 ソニック・ザ・ヘッジホッグ

ソニックは、1998年の Sonic Adventure で初めて声が付きました。Ryan Drummondの演じる、1990年代風の軽快さと熱量のある演技が特徴でした。のちにJason Griffithが引き継ぎ、同じ調子に成熟した味わいを加えて、役を自分のものにしていったと記事は述べています。

2010年の Sonic Free Riders からはRoger Craig Smithが担当しています。記事は、Smithの技量そのものに問題があったわけではなく、演出面に原因があったとの見方です。当初は従来の勢いを求められたものの、DrummondやGriffithの活力には及びませんでした。2022年の Sonic Frontiers などでは声を低くした大人びた演技になり、子どもらしいキャラクターには合わなかったとしています。Smithの演技の幅は評価しつつも、一貫性のなさがシリーズにとってプラスにならなかったと結論づけています。

2位と1位 ザック・フェアと桐生一馬

2位は、Final Fantasy 7 に登場するザック・フェアです。2008年の Crisis Core: Final Fantasy 7 では、Rick Gomezが演じました。記事は、気恥ずかしい台詞にも誠実な熱量で臨み、成長後は声を低めて変化を表現した点を高く評価しています。その後も Kingdom Hearts: Birth by Sleep や World of Final Fantasy に登場し、定番のキャラクターになりました。

ところが2020年に始まった Final Fantasy 7 Remake の3部作では、英語版のキャストが一新されました。ザック役はCaleb Pierceで、記事は経験の浅さが目立ち、自信のない10代のように聞こえたと厳しく評しています。感情面の演技が弱く、抑揚も不自然で、場面に合った調子が分かっていないようだったと指摘しています。しかも、本編シリーズでも2022年の Crisis Core のリマスター版でも改善されなかったとしています。

1位は、Yakuza シリーズの主人公・桐生一馬です。日本語版は黒田崇矢が演じています。英語版では、2005年の初作と2020年の Yakuza: Like a Dragon でDarryl Kuryloが担当しました。記事は、黒田のような情感の深さはないものの、低く荒い声は裏社会の猛者として納得できるものだったと、評価は分かれたとしています。

2023年からは、YouTubeで活動するYong Yeaに交代しました。Like a Dragon Gaiden: The Man Who Erased His Name以降の作品で演じています。記事は、桐生の重厚さに近づけようと声を低くしたことで、かえって空虚でぎこちない印象になったと評しています。シリーズ恒例のカラオケの場面でも、音程を外していたとしています。また筆者は、発売元が本人の知名度による販売増を期待したのかもしれないとしつつ、むしろ逆効果だった可能性があるとの推測を述べています。