『Hyper Light Drifter』開発元Heart Machineの創設者、スタジオの存続は不透明と語る
『Hyper Light Drifter』を手がけたHeart Machineの創設者Alx Preston氏が、大規模な人員削減後のスタジオの先行きはまだ見えていないと語りました。Polygonのポッドキャスト番組「Point It Out」の最新回での発言で、同氏は「どうやって生き残るか」を今も模索している最中だと明かしています。
「どうやって生き残るか」を模索中
Heart Machineは9月、Preston氏が「スタジオのほぼ全員を解雇せざるを得なかった」と発表していました。社名が明かされていないパブリッシャーが、Heart Machineが開発していた未発表タイトルの継続を見送ったことが理由です。
Preston氏は番組内で、自身も同業の仲間も同じ問いに直面していると述べています。「どんなゲームを作るのか。業界はどうなっているのか。誰に向けて作るのか。資金はどこから来るのか」というものです。
小規模なプロジェクトへの資金調達は近年厳しさを増しています。同氏によると、「無限に資金がある」ように見えるパブリッシャーでさえ安泰ではありません。例としてXboxが数千人規模の人員削減を行ったことや、『Ghost of Yōtei』を手がけたSucker Punch Productionsがスタッフの10%を失ったことが挙げられました。
「小さな会社では、あらゆる人に大きな負担がかかります」とPreston氏は語りました。Heart Machineの次の一手はまだ分からず、資金探しは業界全体にとって「過酷」だとしています。
「存続できるなら、これまでとは違う形に」
Heart Machineは2016年、レトロ調の洗練されたアートが特徴の2Dアクション『Hyper Light Drifter』で脚光を浴びました。批評家やファンから高い評価を受けた一方、その後の作品は同じ水準には届きませんでした。2025年にも人員削減を経て、アーリーアクセスで公開していた『Hyper Light Breaker』の正式リリースを中止しています。
Preston氏は「Heart Machineが存続できるなら、未来は間違いなくこれまでとは違うものになる」と述べています。具体的には、開発期間の短い小規模なプロジェクト、より絞り込んだ内容、そしてスタジオ運営の新しいモデルを想定しているとのことです。「1つのプロジェクトに3年以上かけたくはありません」と語っています。
開発期間が長引くと、完成に向けて急ぐなかでチームが疲弊しかねません。Preston氏は「それは良い状況ではありません。その段階では誰も楽しめていないのです」と振り返りました。
この対談では、BlumhouseのゲームLead Amanda Kruse氏とYacht Club Gamesの共同創設者Sean Velasco氏も交え、インディー開発者が業界でどう立ち回っているかが語られています。全編はYouTubeや各種ポッドキャストアプリで聴けます。