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小島秀夫氏、AIの効率化は認めつつ「創作の過程の楽しさ」が失われることに懸念を表明

2026年11月06日 | #その他 | GamesRadar+

小島秀夫氏、AIの効率化は認めつつ「創作の過程の楽しさ」が失われることに懸念を表明

『メタルギア』や『デス・ストランディング』で知られる小島秀夫氏が、Game*Sparkのインタビューで、開発へのAI活用について語りました。効率は上がるものの、創作の楽しさが失われかねないという懸念を示しています。なお、インタビューはAutomatonによる翻訳を通じて伝えられています。

効率化は進むが、創作の楽しさは別という考え

小島氏はインタビューで、過去40年にわたる技術の進歩がゲーム開発に与えた影響を振り返りました。PhotoshopやワープロソフトなどのツールがPhotoshopの登場以降、作業効率を高めてきたことに触れ、AIもその延長にあると位置づけています。AIについては「さらに効率が上がり、締め切りにもより早く間に合わせられるようになった」と述べました。

以前にも小島氏はAIについて「友人のようなもの」と語っており、開発の面倒な部分を任せることで、コストや時間を抑える役割を期待していました。

一方で、絵を描く楽しさについては「完成した絵を得ることではなく、その過程にある」と話しています。コンピューターに何度も指示を出して望む画像ができるまで繰り返す方法は、「あまり面白いと感じる創作の形ではない」とのことです。例として、プラモデルやレゴを挙げ、完成品よりも作る過程そのものが楽しさだと説明しました。

将来への懸念と若い世代への期待

小島氏は「何かを作る過程にある楽しみについては、今後の行方が心配」と述べています。さらに「この先5年から10年は問題ないと思うが、AIが無制限のままなら、創作の分野でも重要な役割を担う日が来るかもしれない」との見方を示しました。ただ、そのときには自分はもう「いない」だろうとしたうえで、若い世代に「バトンを渡したい」と語っています。

「過程を楽しむこと」が創作者をつくる

小島氏は、「製品」を作ることだけに集中する人にとって効率が有益であることは認めています。そのうえで、「創作の過程を楽しむこと」こそが創作者を形づくるものだと述べました。「途中の試行錯誤こそがアドレナリンを出させ、体験を面白くする。その部分が失われる未来は望まない」と語っています。