PlayStation Digital Blackoutは決算に影響せず、Sonyの第2四半期は月間アクティブユーザーとデジタル売上が増加
Sonyが公表した第2四半期の決算で、8月に行われた不買運動「PlayStation Digital Blackout」が業績に影響を与えなかったことが分かりました。月間アクティブユーザーとデジタル売上はいずれも前四半期から増えています。原文筆者は、この結果を物理メディアの終了がSonyの事業に響かない裏付けと見ています。
不買運動の経緯
Sonyは8月に物理メディアの終了を発表し、2028年1月にディスクの生産を終えるとしています。これに対し、一部のプレイヤーは、Sonyがデジタルゲームの独占を狙っているのではないかと疑い、不満を募らせていました。こうした声を受けて、8月23日から30日まで不買運動が組織されました。参加者は、ゲーム内課金、デジタルゲームの購入、PlayStation Plusの更新をしないと誓っていました。
ただし、運動は期待されたほどの広がりを見せませんでした。Circanaのビデオゲーム業界アドバイザーであるMat Piscatella氏は、ブラックアウト期間中にプレイヤー数やエンゲージメントに大きな変化は見られなかったと、当初から指摘していました。
決算で示された数字
財務資料でも、運動の影響が小さかったことが裏付けられました。売上もエンゲージメントも減るどころか伸びており、Insomniac Gamesの『Marvel's Wolverine』が240万本を売り上げて牽引しました。前四半期と比べると、月間アクティブユーザーは200万人増え、デジタル売上は1388億円増加しました。アドオンを含めた場合の増加額は1587億円で、第2四半期の平均為替レートで換算すると約9億9620万ドルになります。
今後の見通し
11月19日には『Grand Theft Auto 6』の発売が控えており、原文では今四半期も数字は伸び続けると見込まれています。発売日が近づくなか、発売前にダウンロードできるプリロードを確保しようと、予約を済ませるプレイヤーが多いとみられています。さらに原文によれば、『GTA 6』のパッケージ版にはディスクが含まれないため、多くの人がPS Storeでの購入を選び、デジタル売上をさらに押し上げる可能性があります。
原文筆者は、物理メディア支持派にとっては厳しい現実だとしたうえで、完全デジタル化へ進むというSonyの判断は、現時点で悪影響を出していないと述べています。また、MicrosoftのXbox次世代機の価格が最大1800ドルになるとの推測があり、ディスクドライブを備えるかどうかも分かっていません。そのためSonyは、物理メディアから離れても好調を維持するだろうというのが筆者の見立てです。