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ミニチュアゲーム『Gundam Assemble』ハンズオン、6体のメカで遊べる約35ドルのスターターセットが初心者向けの入り口に

2026年11月07日 | #ゲーム紹介 | IGN

ミニチュアゲーム『Gundam Assemble』ハンズオン、6体のメカで遊べる約35ドルのスターターセットが初心者向けの入り口に

「機動戦士ガンダム」シリーズが、新たなミニチュアゲーム『Gundam Assemble』でテーブルトップの世界に挑みます。Gundam Card Gameとあわせて発表された作品で、この秋に初めて発売され、拡張パックやセットも2027年初頭にかけて控えています。IGNのライターがスターターセットをじっくり遊んだ印象では、現在のほかのミニチュアゲームと比べて、気軽に楽しめる小規模な対戦ゲームに仕上がっているとのことです。

ガンプラのように切り出してはめ込む組み立て

ミニチュアウォーゲームで大きな障壁になりがちなのが、組み立てと塗装です。『Gundam Assemble』ではパーツを切り出してはめ込む方式で、ガンプラと同じ感覚で組み立てられます。パーツは通常のガンプラよりかなり小さいものの、1体のミニチュアユニットは数点のパーツで完成する簡易な作りです。ミニチュアなので失敗の余地が少なく、専用の切断工具の使用をすすめています。ディテールは十分で、見慣れたガンダムらしい見た目に仕上がっています。

一方で、パーツをはめるだけの手軽さと引き換えに、カスタマイズの自由度はありません。その代わり、リリースごとに同じ機体の別バリエーションやポーズが用意されています。たとえばスターターセットのRX-78-2 ガンダムはビームサーベルで攻撃する姿ですが、Paint Packに入っているものはビームライフルを構えています。自分好みに作りたい人には物足りないものの、初心者や、せっかちな筆者のような人にとっては、すぐ塗装とゲームに進める利点があるといいます。

塗装はモノトーン中心で、肌色もなし

細かい武器や頭部パーツが多く、塗装は決して楽ではありません。完璧を求めれば、遊ぶより塗る時間のほうが長くなるでしょう。ただ、ガンダム世界のメカはモノトーン基調に装飾が散らばる程度で、比較的塗りやすいとのことです。難しい肌色を塗らなくてよい点も利点です。下地にプライマーを塗れば時間を節約でき、RX-78-2やウイングガンダムゼロのような機体で特に効果的です。

筆者は自由な時間が少なく、アートや工作よりゲーム性を重視するため、塗装は簡単に済ませる派です。12歳のころにWarhammer 40Kのブラックテンプラーのスペースマリーンを塗っていた時期よりは、きれいに見せたい気持ちもあるそうです。もともと塗装済みのHeroClixやStar Wars X-Wingから入った経緯もあり、塗らずに遊ぶこともできますが、手間をかけたほうが体験は良くなると述べています。スターターセットの説明書には塗装ガイドも載っています。Gundam Assemble Paint Packのような専用塗料のほか、水性アクリルの模型用塗料を混ぜて使うこともできます。友人たちと塗装の日を設けた際には、シャア専用ザクの色もそうして仕上げたそうです。事前に少し調べておけば、塗装はかなり楽になり、時間も大きく節約できます。

6体のメカで遊べ、タイムラインで手番を管理

筆者はミニチュアゲームでは遊びの部分を最も重視しており、『Gundam Assemble』の対戦は意外なほど滑らかだったといいます。普段はMarvel Unitedのような気軽なゲームを時々遊ぶ程度で、複雑なルールを覚えてくれる相手や、遊ぶ時間と場所の確保が難しいと感じていました。友人とはWarhammer 40K Kill Teamをやりたいと言いながら、組み立てと塗装をきちんとしたくて踏み切れずにいたそうです。本作は多数の兵を並べる必要がなく、必要なのは6体のメカユニットだけなので、ゲームを始めやすくなっています。効果や目標用のトークンは多いものの、手番をスムーズにする最大の仕組みがタイムラインです。

タイムラインは10ラウンドで1フェイズとなり、各ユニットのトークンを決まった位置に置いて手番を管理します。たとえばGundam Vidarの開始位置は1、RX-78-2は2なので、Gundam Vidarがラウンド1で最初に行動し、その後ラウンド2のRX-78-2に移ります。行動するとトークンはタイムライン上を進み、内容によっては次の行動までかなり待つことになります。次に動くメカが見えることで、XCOMやStar Wars Zero Companyのようなターン制タクティクスに似た戦略性も生まれます。タイムラインがマップの脇にあるため、トークンが増えがちな戦場から離れていて見やすい点も好評です。

勝利点を競う手番の流れ

通常のシナリオでは2フェイズ、つまり20ラウンドを遊び、勝利点をより多く集めることを目指します。得点は、守備隊の救出や破壊、メカユニットの撃破、各フェイズ終了時の目標地点の確保などで得られます。

各ユニットの手番では、前進、主行動、コマンドアビリティ、戦術カードから選びます。前進は移動のことで、最大3ヘクス動けます。段差を1段上がるときは2ヘクス分を消費し、下りるときのペナルティはありません。Hover能力を持つユニットは地形ペナルティを無視します。

主行動を行うとトークンがタイムラインを進み、攻撃、ダッシュ、エナジャイズ、救出から選びます。攻撃にはユニットカードごとにタイムラインコストがあり、RX-78-2のビームサーベル攻撃が3なら、使用後にトークンが3ラウンド分進みます。ほかの3つの行動は通常2ラウンド分です。ダッシュはさらに2ヘクス移動できる行動で、シャア専用ザクはChar Kickの能力により、ダッシュでダメージを与えることもできます。エナジャイズはエナジートークンを得て、後で特定の能力を使えるようにします。救出は戦場にある味方の守備隊トークンを救い、勝利点を得る行動です。RX-78-2には、救出した守備隊1つにつき攻撃力が1上がるコマンドアビリティがあり、救出で恩恵を受けるユニットもいます。

コマンドアビリティはユニットカードに印刷されており、エナジーの消費や特定の条件が必要なことが多いため、計画的に使う必要があります。戦術カードは1ターンに1枚まで使え、使うと捨て札になります。最初は3枚を持ち、フェイズ終了後にさらに引きます。メカの修理、新たな攻撃、敵ユニットへの対抗など1回限りの効果があります。選択肢が多いようですが、戦場の選択肢が減ってくると、実際には前進と主行動が中心になります。

防御ロールのない、手早い戦闘

対戦は基本的に3対3のため、戦場がミニチュアで混み合うことは少なく、序盤は各機が展開して目標へ散っていくので、戦闘に入るまでも早いといいます。敵が射程内に入ると、カードに印刷された2つの攻撃か、攻撃用の戦術カードを選びます。攻撃には強度の数値があり、その数だけ10面ダイスを振って命中、クリティカル、ダメージを判定します。4以上で命中となり1ダメージ、9か10はクリティカルで、追加ダメージやユニットの能力を妨げる悪影響といった効果が発動します。

セービングスローのような防御ロールはなく、ダメージ計算は簡単です。防御はシールドトークンが担い、偶然拾えるほか、コマンドアビリティや戦術カードでも付与できます。1つにつき1ヒット分を無効にし、使うと、そのメカの次の手番開始まで消耗状態になります。たとえばGundam Barbatos Lupus Rexのテイルブレード攻撃が6ダメージを狙い、Gundam Vidarが2つのシールドトークンを持っていれば、受けるダメージは4です。トークンは裏返され、再び有効になる前に別のユニットに攻撃されると、2ヒット分は防げません。ダメージを無効にしたり軽減したりする能力や戦術カードもあり、判定は手早く進みます。ほかのミニチュアウォーゲームのように、陣営ボーナスの計算や、隠れている、狙っているといった状態を気にする必要はありません。命中精度だけは、高低差や水などの特殊地形で変わります。

メカが撃破されると、相手プレイヤーはそのユニットカードに記された勝利点を得ます。撃破されたユニットのトークンはタイムライン上で2つ先に進み、「修理」を終えて再び出撃できます。蓄積したアップグレードやエナジーは、再出撃まで維持されます。

価格はほかのミニチュアゲームより控えめ

ミニチュアゲームでは価格も重要です。Gundam Assemble Starter Set 01は約35ドルで、モデルによってはHGのガンプラ1つより少し高い程度です。Warhammer 40K Kill Teamのスターターが約118ドル、Star Wars Legionのスターターが約99ドルであることを考えると、財布に優しいと筆者は評価しています。ミニチュア数が2倍になるDeluxe Starter Setは約100ドルで、人気機体を収めた拡張パックは約40ドルです。

評価

筆者は、目標達成による得点と、敵ユニットの撃破による勝利点狙いのどちらも選べる点を評価し、両者のバランスをうまく取った人が優れた戦術家になると述べています。ガンプラやミニチュアのファンになじみのある簡単な組み立て、比較的早い戦闘、タイムライン管理により、ほかのスターターセットより初心者向けの敷居になっています。価格も抑えめで、ガンダムファンや、ミニチュアゲームを初めて試す人にも向いているとのことです。