2018年3月9日に正式リリースされた「Warhammer: Vermintide 2」の簡単なゲーム内容と、Steamストア内での高評価・低評価のまとめです。
ウォーハンマー2 – Warhammer: Vermintide 2
わらわらとやってくる敵を最大4人のCo-opでなぎ倒していくFPS視点のアクションゲームになっています。ダークファンタジーになっており、指輪物語など好きな人にはたまらない世界観になっていると思います。
ヒューマン(騎士)、ドワーフ(戦士)、エルフ(弓)、ウィッチハンター(銃)、ウィザードと、特徴の異なる5種のヒーローから操作キャラを選択してミッションに挑みます。Co-op推奨ですがソロでもBOT(NPC)が参加してくれるので一人で遊ぶことも可能です。
ハクスラとはちょっと違いますが、ミッション終了後にルートボックス(装備品の入った箱)が支給されキャラクターを強化していきます。
ストア:Steam
レビュー評価
高評価
Vermintideの続編にあたるファンタジーCoopFPS。
様々な特徴を持つ5ヒーローを使って、4人で各ミッションクリアを目指すステージクリア型Coopです。1人でも3人でも必ず空いてる枠にはAIが入ってくれるので、人数不足で楽しめないなんてことないです。
ミッションクリア後には使用したヒーローごとに経験値が入り、それによって新しいキャリア(特殊スキル)を持つヒーローを解除できるようになったり、ステージ中に集めたアイテムの数によってクリア後の報酬レアリティが変わったりもします。
前作はとにかく効率的に周回して強い武器を集めて、装備が整ったら更に難しいミッションに赴くという一連の作業的な流れが強く、ゲームとしてはファンタジー世界の中にL4Dチックさが加わって面白かったものの、特にやり込み要素が無く飽きが早めに来てしまっていました。
だが今作から、周回して武器(装備)を集めるハクスラ要素の他に、5ヒーローに各3つのキャリア(特殊スキル)が用意され、このキャリアによってタレント(固有スキル)と組み合わせ、前作ではできなかったタンクプレイだったり、遠距離特化プレイなどができるようになっています。
どのヒーローも上手い具合に調整されており、一概に強い弱い等は特になく、前作に比べてゲーム難易度は高めであるものの、各々が好きなヒーローを選び役割を理解して戦えばクリアも容易です。
さきに言ったようにもちろんヒーローごとのスキルの組み合わせで色んなプレイが楽しめますが、それ以外にも武器の種類によってスタミナ量が違ったり、一回の攻撃で複数体狙えるものから一度に一体しか攻撃できない重量武器等様々。
近接武器意外にも同じように存在し、ただ威力が高いだけでは使い勝手が悪く自分に合わなかったりもするのでそういった兼ね合いを探すのも醍醐味だったりします。
基本的にストーリーはあってないようなものなので、前作をやってないからといって今作で困るような事も無いのでFPSユーザーなら是非遊んでおきたいですね。(日本語が無いのでどちらにせよ英文は読めないですし・・・)
しかも今後Modサポートしてくれるので、どれほどのものが対応してくれるかは分からないですが、長く遊べると思います。
このゲームを簡単に説明すると、BOTが強いL4D。
良い所
・ロールプレイとcoopが同時に楽しめる。
・BOTが優秀で、自分の装備やタレントが影響される。持ちきれないアイテムをストックしておき、プレイヤーに渡してくれる超優等生。
・アイテムのクラフトやプロパティのリロールが簡単に行える。
・強いプレイヤーが低難易度に行っても、報酬をスクラップに出来るので無駄にならない。
・キャラ一人につき3つのキャリアが選べるので飽きにくい。
・爽快感のあるゴアとハックアンドスラッシュ。
このゲームのダメな所。
・キャリアや武器毎のバランスが悪い。
・サーバーブラウザ制のゲームではなく、ホストが抜けると他のプレイヤーがホストになり最初からやり直し。
・隠しアイテムの存在がある為、それを取りたいプレイヤーと先に進みたいプレイヤーで分かれてしまい、それをきっかけにチームが崩壊する。
L4Dと比較してダメな所。
・高難易度になると2.3発でダウンするような敵の火力に加えて、任意に最大HPが減るゲームの仕様で鬼畜な難易度になる。
・ボスとラッシュが何の予兆もなく重なるので、事故による全滅が多すぎる。ボス+ラッシュ時に味方を救えるようなアイテムもないので、最早死んでリスポーンするのが当たり前のようなゲーム性。
総評
凄く面白いゲームなのだが、野良での地雷率の高さが異常に目立つゲーム。
FPSなのに敵の攻撃を見て回避行動を取らなければ生き残れない。回避の方向を間違えると普通に喰らってしまうので慣れるまで難しい。正直、タイミングよく回避を取れば避けられるダクソの方が簡単に思える。
近接L4D2と例えられることが多い本作であるが、決定的な違いは高難易度の攻略方法である。
L4D2の高難易度は敵の数が増える、敵の攻撃力が上がる、回復アイテムが減る程度で、あとはプレイヤーの腕と立ち回りでどうにか出来る、割と純粋なシューターであった。が、本作は周回プレイをしてキャラクターを鍛えるのが大前提であり、そもそも鍛えたキャラじゃないと高難易度が選べない。
よって純粋なアクション好きがL4D2の近接メイン、と期待してプレイするとがっかりくるかもしれない。また、対人の対戦は無い。
ハクスラ好きにはたまらないアイテムのルートとスキルのシステムで、いかにキャラを強化するか楽しむことができるのは間違いないが、キャラのスキルポイント的なものは5レベルに1個追加、アイテムにつくAffixもプレイスタイルを大きく変えるほどのMODが付くわけではない。総じて地味で成長が感じにくく、COOP前提とはいえもうちょっと派手な成長のギミックが欲しかったところ。
またソロでプレイする場合、メインのキャラ以外に他のキャラもしっかり育てないと弱いままのBOTを高難易度に連れて行ってしまうことになるという不親切設計である。その分、いろんなキャラを試すことになるので決して悪いことだけではないが、メインのキャラは次の難易度にいけるのに、BOTが弱すぎるせいで他のキャラで同じ難易度をクリアする羽目になるという不思議さに耐えられるかどうかは人を選ぶだろう。繰り返しになるがこれはあくまでソロの場合である。
色々と不満な点はあるが、それにも拘わらずプレイを続けられるのは近接アクションの反応の良さが大きい。他の近接メインのFPSでは比較的キャラの動きがもっさりしていることが多いが、本作では移動、攻撃などの動作が実にキビキビしており、攻撃による部位破壊などの場所も実に的確で、プレイしていて非常に気持ちがよい。雑魚に対しては草を薙ぐような爽快感、アーマーを着こんだ硬い敵に対しては複数回のタメ攻撃でようやく倒せたか、という適度な重厚感あるいは適度な疲労感が得られ、ただただ単純に、斬るのが楽しいのである。
スキルとアイテム修飾をもう一皮むいてくれれば、と願う。
しかし現状でも十分楽しめる作品であるのは間違いないだろう。
近接戦闘のFPSのCOOPゲー。
L4D2とかを近接戦闘主体にしたような感じ。
■良い点
・射撃系のFPSとは違い、「攻撃しようとしたらもう敵が居なくなっていた」ということが少なく、ニートになりにくい。
・近接戦闘主体ということで味方と付かず離れず近くに居なければならないので、COOPゲーしてる感がある。
■悪い点
・Botがスタックする、自分もスタックするなど、現状バグが多い。
・20レベルの全職共通のタレントがほぼ必須なのに20レベルにならないと取れない。
・タレントやヒーローパワー(レベル・装備で決定するキャラの強さ)のせいでレベル上げが必要だが、正直だるい。
以下前作との比較
・ゲージをつかった必殺技のようなものがあり、状況判断に幅が生まれた。(ただしこの必殺技は職種間でかなりの性能差がある。)
・キャラ以外にも職業が選べるようになり、…なった。(ただしこの職業間でかなりの性能差がある。)
・装備の運用ビルドの幅が少ない。前作では武器に複数のTrait(特殊能力)がついたため、その組み合わせ次第で武器の運用方法などを大幅に変えることができて自分流のビルドなどいろいろ考える楽しみがあったが、現状今作ではクリティカルプロック系か特定の対象に対する威力を上げて確殺ラインを確保するか程度の違いしかなく、ただひたすら運任せにに狙った能力の高い値を狙うだけのものになってしまっている。タレントも一見幅があるように見えるが、現状ではほぼ強力なものを取っていくだけになっている。
・前作以上に武器種・キャラ間の性能差が激しい。多分これから調整が入っていくことになるだろうが、使えない武器は本当に使えない。レンジ武器は弾薬に制限があるものの強力で、レンジ職系が多少の制約はあるものの無限に弾薬を消費できるので、結局射的ゲームになる。まあこれは前作でもあったことだが、前作ではビルド次第で継戦能力を上げることができたのに対して、今作では職業間でしかそういった調整ができない。そのため高難易度帯ではみるのがほぼパイロマンサー、ウェイストーカー、バウンティハンター、アイアンブレイカーの4職になっている。
なんか悪いことばっか書いた気がするけど、普通に面白いと思うのでオススメです。
前作もオススメです。
低評価
COOPは非常に面白い。レベルと装備要素のあるL4Dみたいな感じで4人でワイワイ楽しめるし人が減っても割と優秀なBOTが代わりに入ってくるのでプレイ面では全く不満はない。
ただ5人x3職の合計15職の中から選べる割には選択肢が非常に少ない。
15職それぞれがスキルとパッシブを持っているが、実際はほぼ同じ動作のスキルばっかりで個性がない。
職バランスも非常に悪く、強職と弱職がはっきりしているため難易度が上がってくるとほとんど全員が同じ4職を使ってて、他の職を選んだ瞬間蹴られることもよくある。
正直このバランスが改善されないうちは後半難易度はただの作業ゲー
各マップに固定配置されたアイテムを取る事でクリア報酬の質を向上させる事が出来るのだがこれが結構面倒くさい
固定配置とはいえ合計5個のアイテムが通常のプレイでは気付かないような場所に隠されているのでマップ毎にこれを覚える必要がある
私のような何も考えずに敵をボコボコにしてやりたいタイプの人間には正直オススメ出来ない
もっともそれ以外の部分はしっかりしているのでそれが気にならないのであれば十分楽しめると思う
・ハクスラじゃないと思う。
雑魚敵、ボス倒しても装備品一切ドロップなし。
(ステージをクリアしないと装備品手に入らない。)
・クリア報酬の品質上げるためのアイテム収集が毎度毎度めんどくさい。
・装備品のグレードを上げるための周回作業がとてもマゾイ。
1職でもとてもマゾイと感じるのに、5職分とかありえないほどマゾイと感じる……。
(グレードの最高値に対しての上り幅が低くすぎるし、ステージも少ないし、すぐ飽きる)
ジーロット