『Gunmetal Gothic』ってどんなゲーム? 90年代風グラフィックで戦う協力シューター

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『Gunmetal Gothic(ガンメタル・ゴシック)』は、90年代後半のコンソールゲームを彷彿とさせるレトロな3Dグラフィックが特徴の、最大4人で遊べるオンライン協力PvEシューターです。プレイヤーは「アンカライト」となり、異次元の機械生命体に制圧されたゴシック調の都市「ヴェスティージ」を舞台に、銃と呪文を駆使して戦います。ミッションをクリアして素材を集め、装備を強化しながらハイスコアを目指すのが主な流れです。2026年秋にPC(Steam)で早期アクセスを開始予定で、ソロ・オフラインでの完全クリアにも対応しています。

リリース前情報をまとめているため情報は変更される可能性があります。また、海外情報をメインに集めているため翻訳の関係で単語等の違いがあるので注意して下さい。

目次

基本情報

発売日・発売形態

『Gunmetal Gothic』は、2026年秋にPC(Steam)向けに早期アクセスを開始する予定です。早期アクセス期間は約2年間を予定しており、正式版のリリース時期は公表されていません。

  • 早期アクセス版
    • 開始時期:2026年秋
    • 期間:約2年間
    • 内容:Act Iのほぼ完成版と、オンラインマルチプレイヤーを含む全てのコア機能が含まれます。期間中にAct Iのエンドゲームコンテンツが追加される予定です。
  • 正式版
    • 内容構想:Act IとAct IIのストーリーおよびエンドゲームコンテンツが含まれる予定です。Act IIでは、新たなミッション、ステージ、装備、敵が追加され、物語が完結する見込みです。

価格

価格は早期アクセス開始時点で10ドルから20ドルの範囲で設定される予定です。コンテンツの追加に伴い価格は上昇する可能性がありますが、20ドル未満に維持される計画です。

対応プラットフォーム・環境

項目概要
プラットフォームPC (Steam)
プレイ人数・1人(ソロプレイ対応)
・最大4人(オンライン協力プレイ)
オフライン対応ソロプレイでは全コンテンツをオフラインで進行可能
言語対応UI・音声・字幕:英語(日本語対応は現在はサポート外)
販売形式買い切り

ストーリー概要

世界観

物語の舞台は、異次元から現れた邪悪な機械生命体の侵略によって制圧された都市「ヴェスティージ」です。90年代後半のゲームを彷彿とさせる、ダークでゴシックな雰囲気を持つ世界が描かれます。

プレイヤーの役割と目的

プレイヤーは「アンカライト」として、都市に残された生存者たちを守る最後の防衛線となります。

主な目的は、単独または最大4人の仲間と協力し、機械生命体の侵略者と戦って都市を解放することです。ミッションを通じて武器や装備、呪文などを強化し、さらなる困難に立ち向かっていきます。

ゲームの流れ

ゲームは主に、ミッション形式で進行します。プレイヤーは都市「ヴェスティージ」を探索し、敵と戦い、ハイスコアを目指しながらキャラクターを成長させていきます。

探索:都市「ヴェスティージ」を調査

プレイヤーは、異次元の侵略者に制圧されたダークな雰囲気の都市「ヴェスティージ」を探索します。ミッションの目標を達成しながら、キャラクターの強化に使用する素材やアイテム(戦利品)を収集します。

戦闘:銃と呪文で機械生命体を討伐

探索中には、敵である邪悪な機械生命体との戦闘が発生します。戦闘はPvE(プレイヤー対エネミー)に特化しており、銃火器、呪文、そして多彩な機動(マニューバー)を駆使して戦います。これらのミッションは、単独または最大4人のオンライン協力プレイで挑むことができます。

評価:ハイスコアを目指す

各ミッションのクリア時には、内容に応じてスコアが算出されます。より高いスコアを達成することが目標の一つとなります。評価の主な項目は以下の通りです。

  • 敵の撃破数
  • 収集したアイテム(戦利品)
  • ステージのクリアタイム

成長:装備の強化とキャラクターカスタマイズ

ミッションで得た素材や報酬を利用して、キャラクターを強化します。成長要素は「キャラクターカスタマイズ」と「装備のアップグレード」に分かれています。

  • キャラクターカスタマイズ
    銃、呪文、装備の組み合わせをポイント購入システムによって自由に構築できます。これにより、プレイヤーごとに異なる戦闘スタイルを生み出すことが可能です。
  • 装備のアップグレード
    ゲームを進行させると新しい装備が解放されます。探索で集めた素材を使うことで、これらの装備をさらに強化できます。また、将来的には武器にモジュールを取り付けることで、外観や特性をカスタマイズする機能も予定されています。

ビルドと育成

ポイント購入式のロードアウトシステム

本作では、ミッション開始前に「ポイント購入システム」を通じて武器や装備を選択します。限られたポイントを割り振ることで、銃、呪文、装備品からなるロードアウト(装備セット)を構築します。

このシステムにより、プレイヤーは自身の戦闘スタイルに合わせた多様なキャラクタービルドを作成できます。例えば、強力な武器を装備するために他の能力を抑えるなど、戦略的な選択が求められます。

探索で得た素材による装備強化

新しい装備は、ゲームを進行させることで解放されます。解放した装備は、ミッション中に世界を探索して見つけた素材を使用することで、さらにアップグレードが可能です。

将来的には、武器に特定のモジュールを取り付けることで、見た目や特殊な性能をカスタマイズする機能も実装される予定です。

ゲームの進行とエンドゲーム

Actで構成されるミッションベースの物語

ゲームの進行は、ミッションをクリアしていくことで物語が進むキャンペーン形式を採用しています。物語はAct IとAct IIの二部構成で計画されています。

  • Act I
    2026年秋に開始予定の早期アクセス時点で、Act Iの物語はほぼ完成した状態で提供されます。
  • Act II
    正式リリース版で追加される予定で、新しいミッション、ステージ、装備、敵が登場し、物語が完結します。

なお、物語はゲームの主要な焦点ではありませんが、ミッション中のイベントや対話を通じて展開されていきます。

Act Iクリア後のエンドゲームコンテンツ

Act Iのキャンペーンをクリアした後も、繰り返し遊べる「エンドゲームコンテンツ」が用意されています。このコンテンツは、早期アクセス開始後まもなく追加される予定です。

エンドゲームコンテンツには、主に以下の要素が含まれます。

  • より高い難易度への挑戦
  • さらに強力な装備の入手
  • ランダム生成ミッションを含む、通常とは異なるゲームモード

協力プレイとソロプレイ

本作は、オンラインでの協力プレイと、オフラインで完結するソロプレイの両方に対応しています。

最大4人のオンライン協力プレイ

オンラインに接続することで、最大4人のプレイヤーと協力してミッションに挑むことができます。仲間と共に異次元の侵略者と戦い、都市「ヴェスティージ」を守ることが目的です。

各プレイヤーは、それぞれがカスタマイズしたキャラクタービルドやアップグレードした装備を持ち寄り、チームとして困難な戦闘に立ち向かいます。

オフラインでも遊べるソロプレイ

『Gunmetal Gothic』は、全てのゲームコンテンツを一人で、かつオフラインの環境でクリアできるように設計されています。オンラインマルチプレイヤー機能を含む、ゲームの主要なシステムはソロプレイでも全て利用可能です。

ただし、特定のコンテンツをグループでクリアした場合にのみ得られる実績や称号、外見変更アイテムなどの報酬が一部存在する可能性があります。

グラフィックと技術

90年代風のレトロ3Dグラフィック

本作は、90年代後半のコンソールゲームを思わせる、PlayStation風のレトロな3Dグラフィックを特徴としています。世界観はゴシックなテーマで統一されており、ダークで様式化されたビジュアルで描かれます。

また、ユーザーインターフェース(UI)もレトロかつクリーンなデザインで統一されており、体力(HP)やマジックポイント(MP)の表示フォントは、『ベイグラントストーリー』を彷彿とさせるデザインが採用されています。

CRTディスプレイへの対応

グラフィックは、昔のブラウン管テレビ(CRTディスプレイ)で表示した際にも適切に見えるよう設計されています。開発中のデモでは、ノートパソコンからHDMI-AVアダプターを介して、4:3の解像度でCRTテレビに出力する実演も行われています。

開発エンジン

開発には「Godotエンジン」が使用されています。

システム要件と操作方法

システム要件

現在判明している最小システム要件は以下の通りです。

OSWindows 10
ストレージ1 GB の空き容量

操作方法

本作はコントローラーでの操作に対応しています。

価格とアップデート方針

早期アクセス期間中の価格

早期アクセス期間中の価格は、コンテンツの追加状況に応じて変動する予定です。

  • 初期価格
    • 10ドルから20ドルの範囲で開始される予定です。
  • 価格の方針
    • 早期アクセス期間中にコンテンツが追加されるにつれて、段階的に価格が上昇します。
  • 最終的な価格目安
    • 価格は上昇するものの、20ドル未満に維持される見込みです。

購入前の確認事項

購入を検討する際に留意しておきたい点は以下の通りです。

  • 日本語対応の有無
    • 現在、UI・音声・字幕は英語のみに対応しており、日本語に対応するかは未確認です。
  • リリース形態
    • 2026年秋に早期アクセスとしてリリースされる予定です。正式版では、物語の完結編となる「Act II」や、高難易度ミッションなどのエンドゲームコンテンツが追加される構想です。
  • グラフィックスタイル
    • 90年代後半のコンソールゲームを彷彿とさせるレトロな3Dグラフィックを採用しています。また、昔のブラウン管(CRT)テレビでの表示に最適化された、4:3の画面比率を意識した設計がなされています。
  • デモ版の公開
    • 過去のゲームイベント「MAGFest Indie Videogame Showcase」にて、プレイアブルデモが出展された実績があります。

最後に

本作は、90年代風のレトロなビジュアルと、自由度の高いビルド構築が組み合わさった協力型シューターです。ミッションベースの進行やハイスコアを目指す周回プレイ、Act IからAct IIへと続く明確な開発計画が示されています。大きな特徴は、最大4人の協力プレイと、オフラインで全クリ可能なソロプレイの両方に対応している点です。レトロなグラフィックが好きで、仲間と協力して遊びたい人、あるいは一人でじっくりとキャラクター育成や装備強化を楽しみたい人の両方におすすめできる作品です。

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