『KINGDOM HEARTS -HD 1.5+2.5 ReMIX-』メタスコア89点、圧倒的に評価された理由

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2026年10月6日に発売の『KINGDOM HEARTS -HD 1.5+2.5 ReMIX-』のメディアレビューが公開され、Metacriticのメタスコアが集計されました。総合点数は「89 点」で「絶賛」という評価になっています。
2026年10月5日時点での集計内容となっており、採点対象のレビューは20件、最高は95点、最低は70点という結果でした。以下にレビューの総まとめを記載しているので購入の参考になれば幸いです。
※スコアは寄稿記事が増減して一定期間は上下しますが、大きく変動することは稀です。

89KINGDOM HEARTS -HD 1.5+2.5 ReMIX-好評 18|賛否 2|不評 0
Nintendo Switch 289(13件)PlayStation 579(6件)Xbox Series X—(0件)

『Kingdom Hearts』の最大の売りとなる流れるような戦闘アクション

『Kingdom Hearts』の最大の売りとなる流れるような戦闘アクション

『Kingdom Hearts II』のプレイ感はあまりに心地よく、これまでのシリーズに関心がない人でも存分に楽しめるほどです。このコレクションの魅力を知るうえでも、これほど分かりやすい入り口はありません。最大の売りは独特な世界設定でも、DisneyとFinal Fantasyのキャラクターが共演する目新しさでもなく、実際に操作したときのアクションの感触にあります。その点において、本コレクションに収録された優れた作品群は傑出しています。

『Kingdom Hearts II』において、シリーズの戦闘は安定したリズムを獲得しました。流れるようにつながる気持ちのいいコンボが重視されており、ソラは1作目よりもはるかに身軽で、空中の標的や遠くの敵へも簡単に接近できます。単純なジャンプから素早いコンボまであらゆる動作が実に自然に反応するため、思い描いた通りのアクションをそのまま繰り出せます。1作目をほぼ完璧と評するメディアでさえ、戦闘の手応えに関しては続編のほうを圧倒的に好んでいるほどです。この骨太な戦闘に、多彩なシステムが奥深さを与えています。「ドライブフォーム」によってソラの戦い方は大きく変化します。魔法が使えない代わりに近接攻撃へ特化するブレイヴフォームや、魔法と遠距離攻撃を得意とするウィズダムフォームなどを使い分けられます。魔法ごとの使い勝手も異なり、『Final Mix』版では「クリティカルモード」も追加されました。このモードのソラは与えるダメージが増える一方で受けるダメージが跳ね上がり、攻撃力は高いものの打たれ弱いスリリングな調整になります。エンディングを迎えた後も、長く遊び続けたくなる戦闘に仕上がっています。

『Kingdom Hearts III』もその進化の勢いをしっかりと受け継いでいます。ソラは3本の「キーブレード」をその場で瞬時に切り替えられるほか、「エアステップ」で遠くの敵との間合いを一気に詰め、コンボによる攻めを継続できます。コンボやアクションを重ねると発動するキーブレード変形は、操作を複雑にすることなく技や能力を変化させ、戦闘に豊かなアクセントをもたらしてくれます。画面を埋め尽くす敵が増えたことで、強化魔法による集団の一掃にも爽快な手応えが生まれています。戦闘の多様性とワールド設計が頂点に達したとして、そのアクションを「アクションRPG史に残る出来」と評するメディアもあります。また別のメディアはDisneyのワールドをシリーズ屈指と評価する一方で、ミニゲームが中心となるワールドだけはどうしても擁護できないと指摘しています。優れたワールドは広大でありながら空虚さを感じさせず、宝箱や料理の食材、写真ミッション、隠された幸運のマークなどがぎっしり詰まっています。

今回収録されたバージョンは、発売当初よりもさらに完成度が高まっています。「クリティカルモード」や戦闘の無料アップデート、拡張コンテンツの『Re Mind』があらかじめ組み込まれており、戦闘が最高潮に達するのはまさにこの『Re Mind』です。あるメディアはクリア後のバトルを、これまでゲームで体験した中で最高のボス戦と評しています。無敵時間の悪用に頼ることなく、ソラが持つ攻撃と防御の手段を熟知して挑むことが求められる戦いです。もっとも、本編の戦闘にそこまで魅了されたメディアばかりではありません。『Kingdom Hearts III』は遊んでいて楽しいものの、当初の内容は単純すぎたと評するメディアもあります。ただし、そのメディアも拡張コンテンツの難易度は非常に高いと指摘しているため、この不満は本編に向けられたものであり、アクション全体に対するものではありません。

『Kingdom Hearts』の心を揺さぶる物語と歴史に残るサウンドトラック

『Kingdom Hearts』の心を揺さぶる物語と歴史に残るサウンドトラック

Disneyキャラクターの登場や増え続ける複雑な物語の奥には、心を強く揺さぶる場面がいくつも存在し、それこそがシリーズを支えています。素直に感情を委ねてみれば、心を揺さぶる演出のお手本といえる場面が揃っており、コレクション内の優れた物語を味わえばその理由がよく分かります。『358/2 Days』は強く引き込まれる悲劇の3人組、ロクサス、シオン、アクセルの物語を描き、シリーズ屈指のシナリオに数えられます。『Birth by Sleep』で描かれるヴェントス、アクア、テラの物語も暗く胸を打ちのめすほどで、戦闘におけるふわふわした挙動という欠点を十分に補っています。その旅路を通じて、ドナルドダックとグーフィーは生死を共にする仲間として常にソラのそばに寄り添ってくれます。感情をどこまでもまっすぐに描くシリーズの真摯さがあるからこそ、少し気恥ずかしくなるような台詞や展開であっても胸に響く説得力を持ちます。

だからといって、すべての作品の物語が同じように優れているわけではありません。『Re:coded』はカットシーン集の中でも見どころが乏しく、印象に残る場面がいくつかあるとはいえ、大半は穴埋めのような内容に感じられます。『Dream Drop Distance』の入り組みすぎた筋書きも、多くのプレイヤーにとって依然として不満の種になっています。感情に訴えかける力は確かにあるものの、それが強く胸に響くのはやはり一部の作品に限られます。

音楽に関しては、どの作品でも一貫して胸を打ちます。戦闘曲やワールドの音楽、感情に訴える楽曲はほぼすべての作品で素晴らしく、シリーズの個性と切り離せないものになっています。下村陽子氏が作曲を手掛けた初期2作のサウンドトラックをゲーム史の一部と称えるメディアもあり、サウンドデザイン全体の出来栄えも申し分ありません。宇多田ヒカル氏による主題歌だけでも、長年のファンなら思わず手を止めて聴き入ってしまうはずです。

『Kingdom Hearts III』の物語については、メディアの間で評価が明確に分かれています。あるメディアは、ソラの中心となる旅路に焦点を保ち続けたことで、感情に訴える場面や大きな見せ場が今なおしっかりと胸に響くとし、シリーズでも屈指の物語に挙げています。また別のメディアは、『Re Mind』で追加された物語の展開をシリーズ屈指のお気に入りとし、結末もこれまでで最も好きだと評しています。一方で3つ目のメディアは、あまりに多くの伏線を同時に扱おうとしすぎたため、物語とコンテンツの双方で前作から後退したと捉えています。肯定的な見解にも否定的な見解にもそれぞれ確かな根拠があり、どちらかに評価が一致しているわけではありません。

『Kingdom Hearts』の膨大なボリュームと出来にばらつきのある長い旅

『Kingdom Hearts』の膨大なボリュームと出来にばらつきのある長い旅

本コレクションが誇るボリュームは膨大です。3つの個別アプリケーションに分かれており、『Kingdom Hearts Final Mix』、『Re:Chain of Memories』、『Kingdom Hearts II Final Mix』、『Birth by Sleep Final Mix』、『Dream Drop Distance HD』、アクアが主人公の『A Fragmentary Passage』、そして『Re Mind』を含む『Kingdom Hearts III』が収録されています。さらに『358/2 Days』、『Re:coded』、『χ Back Cover』の映像版も網羅されています。主要な各作品のプレイ時間を約30時間とし、メインストーリーだけで100時間以上、完全クリアには200時間を超えると見積もるメディアもあります。中にはさらに長いプレイ時間を見込むメディアもあるほどです。

ただし、すべての収録作が本編シリーズのように幅広い層に受け入れられるとは限りません。初代『Kingdom Hearts』は意欲作であるものの粗さも目立ち、とりわけジャンプで足場を渡る要素には時代を感じます。ゲーム自体がその部分をどう設計すべきか定めきれていないようにも映ります。これに対し、1作目には古さを感じるもののステージがコンパクトで戦闘テンポが落ち着いているため、後発の一部の作品よりも全体にまとまりがあると指摘するメディアもあります。また別のメディアは、1作目と2作目のどちらにも多少の古さを感じるものの、それでも非常に楽しいと評しています。これらはいずれもゲーム設計に対する不満であり、移植版の動作に起因する問題ではありません。

『Re:Chain of Memories』は、本コレクションの中で最も好みが分かれる作品です。従来のアクションをリアルタイムのカードバトルへ置き換えているため、その魅力を感じられるかどうかは個人の好みに大きく左右されます。あるメディアはカードを用いた戦闘に最後まで馴染めず物語のためだけに先へ進めたと述べており、別のメディアは寄せ集めのひどい出来だと率直に切り捨てています。一方で3つ目のメディアは、これまでの体験でも指折りに習得が難しいとしつつも、デッキ構築や「ストック技」と呼ばれるカードの組み合わせが分かると没頭でき、その先には格別の解放感があると評しています。システムを習得する意欲のあるプレイヤーなら遊ぶほどに報われる体験になりますが、そうでなければ早々に次の作品へ進みたくなるかもしれません。

『Kingdom Hearts II』のワールド設計についても意見が分かれています。あるメディアは、探索がより分かりやすくなり1作目の扱いにくい足場渡りに依存しなくなった点を歓迎しています。その一方で別のメディアは、ほぼすべてのワールドが一本道で何もない通路の集まりになっており、ソラの移動能力がまったく生かされていないと批判しています。もっとも、ここで議論されているのはあくまでワールド設計であり、本作をコレクション最大の見どころにしている戦闘アクションの評価ではありません。

Switch 2で鮮やかに蘇る『Kingdom Hearts』旧作リマスター

Switch 2で鮮やかに蘇る『Kingdom Hearts』旧作リマスター

Switch 2における旧作リマスターの仕上がりは非常に良好です。『KINGDOM HEARTS -HD 1.5+2.5 ReMIX-』の収録作や、『Birth by Sleep』、『Dream Drop Distance』を含むプレイ可能な派生作品は、携帯モードでもドック接続時でも安定した60fpsで動作します。テキスト表示がより鮮明になり、ロード時間が短縮されている点も快適です。初代『Kingdom Hearts』も見事な映像を見せ、滑らかに動作してロードも高速です。もともと携帯機向けに設計されていた『Birth by Sleep』と『Dream Drop Distance』は、とりわけ携帯モードでのプレイによくなじみます。

『Kingdom Hearts III』に関しても、映像面では十分なクオリティを維持しています。PS4版との見た目の違いをほとんど感じずテレビでも携帯モードでも見事だという評価や、PS4 Proに近い質感だとする声もあります。ただし、その一方で上限が固定されていないフレームレートが40〜50fpsの間で変動するという測定結果も報告されており、この点からSwitch 2における動作性能の評価は少し複雑になっています。

『Kingdom Hearts III』のフレームレートを巡り分かれる評価

『Kingdom Hearts III』のフレームレートを巡り分かれる評価

複数のメディアがSwitch 2での『Kingdom Hearts III』と『A Fragmentary Passage』の動作を批判していますが、技術面の報告は一致していません。あるメディアは『Kingdom Hearts III』のフレームレートに上限がなく60fpsを目指して絶えず変動しているとし、むしろ30fpsに固定したほうが遊びやすくなると述べています。別のメディアはこのゲームの上限は30fpsだと報告しており、ほかのメディアはおおむね40〜60fpsの間で変動し、一部の場所でさらに下がるもののプレイ不能になることはないと測定しています。こうした報告がある一方で、コレクション内のすべての作品がSwitch 2で良好に動作すると述べるメディアもあります。

『A Fragmentary Passage』についても、評価は同様に入り混じっています。あるメディアは携帯モードで長時間遊ぶと少し気分が悪くなるほどカクつくとしつつ、それだけで購入を見送るほどではないと評しています。別のメディアは変動に気づくもののまったく問題なく遊べると述べており、3つ目のメディアはそもそも看過できない問題があるという見方に異議を唱えています。

PlayStation版では『Kingdom Hearts III』の発売当初に見られたフレームレートの低下が解消または軽減され、PS5ではおおむね安定した60fpsで動作すると報告されています。だからといって、Switch 2でも同じように動作するわけではありません。フレームレートの変動が気になるプレイヤーなら重く受け止めるべき点ですが、影響するのは収録作のうち2作品だけであり、その深刻さについても意見が分かれています。プレイするプラットフォームを検討する理由にはなるものの、コレクション本来の大きな魅力を損なうものではありません。

『Kingdom Hearts』全作網羅とはいかず新要素も控えめなパッケージ

『Kingdom Hearts』全作網羅とはいかず新要素も控えめなパッケージ

本コレクションはシリーズのすべてを網羅した完全版ではありません。『358/2 Days』と『Re:coded』は今作でもプレイ可能なゲームではなく映像集にとどまっており、パッケージとして本質的に不完全に感じられると述べるメディアもあります。また『Melody of Memory』はまったく収録されておらず、『Kingdom Hearts IV』に関わる未解決の伏線が含まれている可能性を考えると惜しいところです。

既存の所有者にとって、新しい要素はほとんどありません。ボーナスの「キーブレード」1本を除けば新規コンテンツもSwitch 2に合わせた機能もなく、HDコレクション部分にもPS4版からの目立った変更は見当たりません。あるメディアが指摘するように、発売時に本バージョンを購入する実質的な理由は、これらのゲームをすべてSwitch 2で遊びたいという希望だけです。もっとも、こうした点が収録されている内容自体の価値を損なうわけではなく、主に関わってくるのは全作品を揃えたい人や買い直しを検討している人です。

『Kingdom Hearts』シリーズの歴史と魅力を一挙に味わえる総評

『Kingdom Hearts Collection I ~ III』は、最も重要な長所によってその価値を十分に示しています。『Kingdom Hearts II』の戦闘は反応が非常によく、シリーズに関心のないプレイヤーさえも魅了できる完成度です。『Kingdom Hearts III』は多彩なアクションとシリーズ屈指のワールド設計を取り揃え、『Re Mind』のクリア後に挑めるボス戦はシリーズが生んだ最高の戦いのいくつかに数えられます。そうした魅力的な要素を、心を強く揺さぶる物語と、今なおゲーム史に残るサウンドトラックが包み込んでおり、100時間を超えて楽しめる大ボリュームを備えたパッケージです。

これらのバージョンを初めて遊ぶプレイヤーなら、その魅力を余すところなく堪能できます。流れるようなアクション戦闘や心に響く物語に惹かれる人には、迷わずおすすめできるパッケージです。Switch 2のプレイヤーは、携帯モードでもドック接続時でも、滑らかで鮮明な旧作のリマスターを楽しめます。ただし、フレームレートの変動が気になるなら、評価が分かれている『Kingdom Hearts III』と『A Fragmentary Passage』の動作性能を考慮したいところです。特に携帯モードで長時間遊ぶ予定ならなおさらです。
また、忍耐も必要になります。初代の足場渡りには古さがあり、『Re:Chain of Memories』のカードバトルも面白さを実感できるようになるまでに多くを要求します。すべての作品をプレイできると期待しているなら、2作品はカットシーン集であり1作品は未収録だと知っておく必要があります。以前のHDコレクションをすでに持っている人にとっては、新要素がほとんどないため、シリーズをまとめてSwitch 2で遊びたいかどうかが主な購入理由になるはずです。それ以外の人にとっては、最も優れた瞬間に今なお並ぶものがほとんどないシリーズをまとめて体験できる、またとない機会です。

製品情報

項目内容
ゲームタイトル名KINGDOM HEARTS -HD 1.5+2.5 ReMIX-
原題名KINGDOM HEARTS Collection [I~III]
ジャンルアクション, アドベンチャー, RPG, ファンタジー, ロールプレイング
プラットフォームWindows, PlayStation 5, Nintendo Switch 2, Nintendo Switch, Xbox Series X|S
発売日2026年10月6日
価格Steam ¥7,480 / PlayStation ¥5,280 / Nintendo ¥5,280 / Xbox ¥11,000
体験版なし
公式サイトhttps://www.kingdomhearts.com/
開発元Square Enix
発売元Square Enix

ストアページ

ストア名URL
PlayStationhttps://store.playstation.com/ja-jp/concept/10018494
任天堂https://store-jp.nintendo.com/item/software/D70010000117243
Xboxhttps://www.xbox.com/ja-JP/games/store/9N9QVDMKRDXF
Steamhttps://store.steampowered.com/app/2552430/KINGDOM_HEARTS_HD_1525_ReMIX/?snr=1_7_7_7000_150_1

メタスコアについて

Metacriticで集計されているゲーム評価のスコアです。大手メディアに投稿されたレビューのスコアを平均された数値になります。メタスコアは大きく変わる機会は少ないですが、集計サイトが増えるにつれて頻繁に変動します。

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