『The Jackbox Party Pack 12』メタスコア78点、高く評価された点とちょっとした不満

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2026年10月15日に発売の『The Jackbox Party Pack 12』のメディアレビューが公開され、Metacriticのメタスコアが集計されました。総合点数は「78 点」で「好評」という評価になっています。
2026年10月16日時点での集計内容となっており、採点対象のレビューは4件、最高は90点、最低は60点という結果でした。以下にレビューの総まとめを記載しているので購入の参考になれば幸いです。
※スコアは寄稿記事が増減して一定期間は上下しますが、大きく変動することは稀です。

78The Jackbox Party Pack 12好評 3|賛否 1|不評 0
PlayStation 5—(0件)Xbox Series X—(0件)Nintendo Switch 2—(0件)PC78(4件)iOS (iPhone/iPad)—(0件)Nintendo Switch—(0件)Xbox One—(0件)PlayStation 4—(0件)

友達の考えを推測して思わぬ一致で大笑いできる連想ゲーム

友達の考えを推測して思わぬ一致で大笑いできる連想ゲーム

MegaPalsでは、「Frisbee」という言葉が量子力学と関係している、という結論に全員で落ち着くことがあります。『The Jackbox Party Pack 12』の中で最も優れたゲームで、面白さを生み出す仕組みは実にシンプルです。お題が出されたら関連する言葉を思いつく限り入力し、友達と答えが一致すれば得点になります。最後には誰と言葉が最も多く一致したかに基づいて、ゲームが親友を判定してくれます。

言葉だけで説明すると味気なく思えますし、地味なアートスタイルもその印象を強めています。ただ、いかにも有効そうな戦略が通用しないため、実際に遊ぶとすぐに引き込まれます。最初に頭へ浮かんだ言葉をそのまま入力するのではなく、みんなが入力しそうな言葉を考えるようになります。この小さな変化によって、単なる語彙力比べが友達の考えを読むゲームへと変わり、意外で思わず笑ってしまう答えが次々と生まれていきます。

新鮮さを保ち続けているのは、同じ言葉で一致を狙えるのは一度きりというルールがあるからです。誰もが思いつく言葉はすぐに使い切ってしまうため、全員が連想の仕方を変え続けなければなりません。ここで本格的な読み合いが始まります。友達がどう答えるかだけでなく、無難な答えが使えなくなった状況で何と答えるかまで推測します。その結果、分別のある大人たちがテーブルを囲み、Frisbeeと量子力学には明らかに関係があると全員でうなずき合うことになります。1分で覚えられる手軽さでありながら、今作でも指折りの大笑いを生み出してくれます。

各プレイヤーが友達の提案から選ぶラウンドに入ると、さらに盛り上がります。共通の趣味や内輪ネタが土台になっているため、その場にいる人たちをよく知っていることが強みになります。Party Pack 6のRole Modelsと同様に、MegaPalsは相手への理解度を生かす作りで、遊ぶ前より相手への理解が少し深まっていることもあります。こうした面白さは複雑なルールからではなく、遊んでいる人たちの関係性から生まれるものであり、今作のほかのゲームを測る基準にもなっています。

自撮りや既成写真をゆがめて悪夢のようなリアクション顔を作る

自撮りや既成写真をゆがめて悪夢のようなリアクション顔を作る

Hyperfaceは今作のもうひとつの目玉で、思わず目を離せなくなるゲームです。各ラウンドでは「朝7時に工事が始まったときの顔」や「催眠術師にニワトリの顔をしろと言われたときの顔」といったお題が出されます。プレイヤーは顔に落書きしたり、大ざっぱな変形ツールで引っ張って形を変えたりしながら、お題に合ったリアクション画像を作っていきます。使う素材はゲームがランダムに用意する既成の写真でも、自分や友達の自撮りでも構いません。どちらを選んでも、仕上がるのは悪夢に出てきそうな不気味な顔ばかりです。

その異様さこそが最大の魅力です。見知らぬ人の顔をひどい姿に変形させるだけでも笑えますが、友達が見ている前で本人の自撮り写真を加工すると、おかしさと恐ろしさが一段と際立ちます。ばかばかしさ自体が何よりの面白さで、出されたお題は二の次になるほどです。ゆがんだ顔がお題にぴったりはまっていれば、嬉しいおまけのように楽しめます。

白紙から描くのではなく既成の写真を使うと聞くと、自由度が低く窮屈そうに思えるかもしれません。しかし実際には、この不器用な編集操作が想像以上にうまく機能しています。雑な加工そのものが笑いを生むからです。写真をまったく加工せずに提出することさえでき、その場合はゲーム側からいじられます。あるときのプレイでは、この手抜きでふてぶてしい選択が、その場でも指折りの大笑いをさらっていきました。

どれだけ長く楽しめるかとなると話は別です。HyperfaceはJackboxのお絵描きゲームに面白いひねりを加えているものの、ツールや選択肢が少ないため、繰り返し遊ぶ余地にはやや限界を感じます。楽しめる時間はTee K.O.より短いでしょう。それでも、いま目の前で巻き起こる笑いの価値が落ちるわけではありません。みんなで集まってゲームを楽しむ夜には大いに盛り上がる一本ですが、新鮮さがいつまでも続くと過度な期待はしないほうが賢明です。

序盤の戸惑いを越えれば白熱する妨害要素入りのチーム対戦クイズ

序盤の戸惑いを越えれば白熱する妨害要素入りのチーム対戦クイズ

Idol Factionsは今作に収録されたクイズゲームで、最も大胆な挑戦でもあります。プレイヤーは2チームに分かれ、古代の偶像を喜ばせようと競い合います。各ラウンドに用意されるカテゴリーは3つです。K-popやプログラミング言語、映画といった直球のテーマもあれば、「pair、pear、pareのどれか」のようにひとひねり効いたものもあります。「物事の始まり・中間・終わり」や「映画の前日譚・オリジナル作品・続編」といった分類も用意されています。解答はマップ上をよちよちと歩いて現れるため、制限時間内に正しい場所へ誘導しなければなりません。どちらへ歩いているのか、爆発まであとどれだけ時間が残されているかを素早く見極める必要があります。

秀逸なのが相手への妨害システムです。答えがわからない問題は、相手チームへそのまま送りつけられます。相手が間違えれば有利になりますが、正解されると2倍の得点を奪われてしまいます。ラウンドが進むにつれて対処すべき仕掛けが増え、相手の視界を遮る爆弾まで登場します。妨害や素早い操作、次々と増していく混乱を楽しめる人なら、Idol Factions目当てに今作を何度も起動したくなるはずです。勢いに乗るとMario Partyのような目まぐるしい熱気が生まれ、戦術ボードゲームと昔ながらの対戦クイズを融合させたような手応えを味わえます。ある1対1のプレイでも、2人が繰り返し遊んだのはこのゲームであり、パックに収録された意義を存分に示していました。

ただし、ある程度の辛抱は欠かせません。序盤は何をすればよいか戸惑いやすいものの、そこを乗り越えれば次第にコツをつかめ、とっつきにくかったゲームがお気に入りへ化ける可能性があります。最初の印象だけで見切ってしまうと、その面白さまでたどり着けないかもしれません。第1ラウンドは展開が遅く難易度も低いため、毎回一番退屈な部分から始めなければならず、何度も遊ぶうちにうんざりしてしまう恐れもあります。

また、遊ぶグループを選ぶ点にも注意が必要です。独特のノリやユーモアが肌に合わなければ、後半の慌ただしいラウンドでも笑えないまま、印象に残らず記憶から薄れていってしまいます。それでも波長の合う仲間と遊ぶなら、Idol Factionsがパック全体の評価を大きく引き上げる原動力になります。『The Jackbox Party Pack 12』をどれほど楽しめるかは、このゲームが自分たちのグループにはまるかどうかにかかっています。

グリーティングカード仕立てで定番の面白さを手堅く味わえる

グリーティングカード仕立てで定番の面白さを手堅く味わえる

We Forgot a Cardは今作におけるテキスト作成ゲームで、システムを根本から刷新しようとはしていません。まずプレイヤーが穴埋め用の単語を提出します。その言葉が友達への祝いであれ、敵へのクリスマスカードであれ、グリーティングカードに組み込まれ、続いて全員でカードに添える文章を考案します。最後に最も秀逸な作品へ投票する流れです。「書いて投票する」という定番の形式が機能するのには理由があります。グリーティングカードという題材には、突拍子もない答えやきわどい答え、ばかばかしい冗談を盛り込む余地が十分にあります。これこそまさに、Jackboxの文章作成ゲームに求められる要素です。

ただし、Quiplash系のゲームとして見ると、手触りはかなり既視感があります。カードを題材にしたことで定番の形式より少し愛嬌は増しているものの、ゲームデザイン自体に目新しさはほとんどありません。締めくくりとなるぬいぐるみのラウンドは手堅く笑えますし、とぼけたロボットの声もジョークを小気味よく引き立てています。すでにQuiplashをよく遊んでいるグループにとってはどちらでも大差なく感じられ、そのままQuiplashを遊んでいてもよいでしょう。この作品を目当てに人を集めるというより、パーティーの合間を埋める楽しい箸休めとしてうってつけです。

途中で論点が変わる仕組みだが議論好きな仲間がいてこそ輝く

途中で論点が変わる仕組みだが議論好きな仲間がいてこそ輝く

Debate and Switchは、今作の中で最もアイデアの弱さを感じるゲームです。プレイヤーは「煙探知機から大音量のEDMを流すべきか」といった、ゲームやお互いが出し合ったお題について議論を交わします。ところが議論の途中で単語がひとつ入れ替わり、論点が強制的に変わるため、全員が自分の本心とは相いれない新たな立場を弁護しなければなりません。観客役は2つの陣営の間を行き来し、どちらの主張に心を動かされたかを示すことで勝者を決めます。

ただ、このルールで広げられる遊びの幅には限界があります。会話や議論を楽しむゲームに関して言えば、Jackboxは過去作ですでにより優れたタイトルを生み出してきました。Party Pack 5のPatently StupidやMad Verse City、Party Pack 7のTalking Pointsには、いずれもより際立った魅力がありました。

とはいえ、メンバーの相性がよければ十分に楽しめます。グラフィックやテキストには愛嬌があり、移り気な友達の心をつなぎとめようと奮闘する中、その友達があちこちへ走り回る姿を見ているだけでも盛り上がります。ささいなことでも熱くなれる仲間がいれば、どんなにばかげた議題であっても喜んで議論してくれるはずです。極端にばかばかしい話題やブラックな話題に全員で全力で乗っかることも、面白さにつながります。反対に、おとなしい人や内向的な人が多いグループでは、盛り上がりに欠ける可能性が高くなります。仮にうまく噛み合うメンバーがそろっていたとしても、今作の上位タイトルに見られるような創意工夫が実を結ぶ楽しさや、歯止めの利かない爆発力までは得られません。そのため、参加者が議論好きだと最初からわかっている場合に限って、遊ぶ価値があるゲームです。

友達同士の気心の知れたやり取りを笑いに変える堅実な一本

友達同士の気心の知れたやり取りを笑いに変える堅実な一本

『The Jackbox Party Pack 12』は、人とのやり取りやジョークを軸にしたパーティーゲームを好むグループならおすすめしやすいパックです。最も安定して楽しめるのはMegaPalsで、内輪ネタや友達の考え方を推測する楽しさを大きな笑いへと変えてくれます。Hyperfaceでは、グロテスクな見た目の笑いが好きな人たちが、自撮り写真をひどい姿に変形させて楽しめます。We Forgot a CardはQuiplashの形式をグリーティングカードに置き換えた手堅い一本で、ばかばかしい答えやきわどい回答を盛り込む余地がたっぷりあります。Idol Factionsはとっつきにくい序盤さえ乗り越えれば、妨害や素早い反応の面白さにはまり、グループのお気に入りへ化ける可能性を秘めています。

いくつか気になる点もあります。Debate and Switchは、議論を好まないおとなしいグループだと盛り上がりに欠けそうです。長く繰り返し遊べることを最も重視する場合、Hyperfaceの選択肢は次第に物足りなく感じられるかもしれません。Idol Factionsの展開が遅い第1ラウンドも、周回するうちにうんざりしかねません。普段からQuiplashを遊んでいて新しい形式を求めている人にとっては、We Forgot a Cardもテーマを変えただけのおなじみのゲームに感じられるはずです。また、主に2人で遊ぶ場合、Idol Factionsは1対1でも十分に楽しめたものの、ほかのゲームが同じ人数でどこまでうまく機能するかはわかりません。

Idol Factionsについてはメディアの間でも評価が分かれています。面白さがわかれば最も際立つ一本やお気に入りになると評価したメディアがある一方で、最も勢いのある場面でさえ笑えず印象にも残らないとしたメディアもありました。Debate and Switchについても意見が割れています。あるメディアは気持ちが揺れ動く友達を説得する過程を楽しんだと評価しました。一方でほかのメディアは、議論好きなグループや突飛な話題に依存する面があり、内向的なグループでは盛り上がらなかったとしています。

こうした気になる点によって向いている層はある程度絞られますが、今作の持つ本来の魅力が損なわれるわけではありません。『The Jackbox Party Pack 12』が最も輝くのは、友達同士がお互いについて知っていることを笑いに変える瞬間です。MegaPalsとHyperfaceの2本だけでも購入する確かな理由になります。残りのゲームをどれだけ楽しめるかは、自分たちのグループにどれがはまるか次第です。

製品情報

項目内容
ゲームタイトル名The Jackbox Party Pack 12
原題名The Jackbox Party Pack 12
ジャンルカジュアル, インディー, ストラテジー
プラットフォームPC(Steam), Xbox Series X|S, Xbox One
発売日2026年10月15日
価格Steam ¥3,850
体験版なし
公式サイトhttps://www.jackboxgames.com/
開発元Jackbox Games, Inc.
発売元Jackbox Games, Inc.

ストアページ

ストア名URL
Steamhttps://store.steampowered.com/app/4199960/

メタスコアについて

Metacriticで集計されているゲーム評価のスコアです。大手メディアに投稿されたレビューのスコアを平均された数値になります。メタスコアは大きく変わる機会は少ないですが、集計サイトが増えるにつれて頻繁に変動します。

9080706050
神ゲー良ゲー凡ゲー低評価爆弾持ち