MMOシューター『Cinder City』がPCゲーム初の推奨RAM64GBを要求!高騰するメモリ市場にゲーマーは戦々恐々か?
2026年07月01日 | #ゲーム #発売 #ハード・周辺機器 | VGC
PCゲーマーの皆さん、PCのスペックアップ準備はできていますか?韓国のNCが手掛ける新作MMOシューター『Cinder City』が、まさかの推奨RAM64GBという、とんでもない要求スペックを掲げて登場しました。これはSteamに登場したPCゲームの中でも、かなり異例の高さと言えるでしょう。近未来のディストピア化したソウルを舞台に、変異したクリーチャーと戦うオープンワールド協力型PvEゲームとのことですが、そのグラフィックやシステムがどれほどヘビーなのか、いまから戦々恐々としているゲーマーも少なくないのではないでしょうか。
驚異の推奨スペック、PCへの要求が爆上がり
『Cinder City』の最低・推奨システム要件は、Steamでこれまでに発表された中でも特に重い部類に入ります。最低要件でもRAM32GB、VRAM6GBのNvidia GeForce RTX 2060、CPUはIntel Core i5-10400またはAMD Ryzen 5 3600が必要とされています。そして推奨要件では、RAM64GB、VRAM8GBのNvidia GeForce RTX 4060、CPUはIntel Core i7-12700またはAMD Ryzen 7 7800X3Dと、かなりのハイスペックが求められます。最近の主要なPCタイトル、例えば『Forza Horizon 6』や『Death Stranding 2』、さらにはグラフィック負荷が高いとされる『Crimson Desert』ですら推奨RAMは16GB。グラフィック負荷の高い一部のゲームや、CPU・GPUを酷使するタイトルでも推奨RAMが32GB止まりであることを考えると、『Cinder City』が64GBを推奨するのは、PCゲーム界において大きな転換点になるかもしれません。
記憶媒体市場の動向と高騰するパーツ価格
RAM64GBという高スペック要求は、現在のメモリ市場の状況を考えると、ゲーマーにとってかなり厳しいものとなりそうです。PC Part Pickerによると、現在64GBのRAMは価格が高騰しており、DDR5はもちろん、比較的安価だったDDR4すら値上がりが続いています。このメモリ価格の高騰には背景があり、世界三大RAMメーカーであるSamsung、SK Hynex、Micronが、メモリの供給と価格を不正に操作しているとして訴訟を起こされているとのこと。これらのメーカーは、DDR3やDDR4 RAMの供給を減らし、代わりにAIデータセンターで主に使われる高コスト・高帯域幅のHBM(3D積層DRAM)の生産に注力しているとされており、これが消費者向けのメモリ価格急騰につながっているとされています。メモリやストレージの価格上昇に伴い、様々な企業が製品価格を引き上げています。MicrosoftはXbox本体の価格を、Appleもハードウェア製品全体の価格を値上げしました。ValveもSteam Machineの価格を当初の目標よりも大幅に引き上げると表明しており、こうした状況は今後も続く見込みです。