『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』リメイク版『Assassin's Creed Black Flag Resynced』が発売! オリジナル版の現代パート削除が波紋を呼ぶ、失われたメタ的視点とユーモアとは?
2026年07月11日 | #ゲーム #発売 | Polygon
Ubisoftは、2013年に発売された『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』のリメイク版となる『Assassin's Creed Black Flag Resynced』を発売しました。本作は、原作の持つスリリングな海戦や島での宝探しといった要素が現代にふさわしく調整され、ゲームプレイの面で大きな改善が見られます。しかし、オリジナル版に存在した現代パートのストーリーが削除されており、これが賛否両論を巻き起こしています。
現代パート削除の意図とは
『Assassin's Creed Black Flag Resynced』では、主人公エドワード・ケンウェイが1715年頃のカリブ海でテンプル騎士団の陰謀に巻き込まれる海賊の物語に焦点を当てています。島々を航海し、ターゲットを暗殺し、拠点を発展させていくという、素晴らしいゲームシステムはそのままに、魅力的な海賊の物語が展開されます。しかし、オリジナル版にあった現代パートが完全に削除されており、これによって物語の深みや皮肉めいたユーモアが失われたという指摘があります。オリジナル版では、プレイヤーはアブスターゴ・エンターテイメントの社員として、エドワードの記憶を映画化するという設定で、物語にメタ的な視点が加えられていました。
失われたユーモアと自己言及的な視点
オリジナル版の現代パートでは、プレイヤーはアブスターゴ社の社員として、エドワードの記憶を「パイレーツ・オブ・カリビアン」のような映画にするという設定でした。アブスターゴの幹部たちが、歴史的事実を捻じ曲げて「家族向け」のエンターテイメントを作り上げようとする様子は、Ubisoft自身が大作ゲームを開発する過程への皮肉として機能していました。例えば、ブラックヒゲを「頭がおかしい」と表現したり、エドワードを「女性にモテるジェームズ・ボンドのような声の男」にしようと提案したりする場面は、ユーモラスであると同時に、商業主義への批判を含んでいました。このメタ的な層が削除されたことで、『Assassin's Creed Black Flag Resynced』は、皮肉の対象であった「企業が承認した大衆向け作品」そのものになってしまった、という見方もできます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プラットフォーム | 未定 |
| 発売時期 | 2026年7月11日と推定 |