『Vampire: The Masquerade』の最新版『V6』が発表されるも、長年のファンからシステム変更への不満が噴出! D&D化への懸念も
2026年08月01日 | #ゲーム #発売 | Polygon
テーブルトークRPG『Vampire: The Masquerade』の最新版となる『Vampire: The Masquerade 6th Edition(以下、V6)』が、Gen Conにて発表されました。しかし、今回の変更点に対して、長年のファンからは厳しい意見が寄せられているようです。
大幅なシステム改修でアクセシビリティ向上を目指す
『V6』では、いくつかの大きなシステム変更が導入されています。まず、これまでの「ヴィタエ」と「意志力」が統合され、単一のヘルスリソースとして扱われるようになりました。また、プレイヤーとストーリーテラーが行動に影響を与えるための新しいメタ通貨が追加され、「獣」と「人間性」のバランスがより強調されています。その他にも、システム全体の合理化が図られ、新規プレイヤーにとってよりアクセスしやすいデザインを目指しているとのことです。リードゲームデザイナーのDiogo Nogueira氏はプレスリリースで、「『V6』は、『Vampire: The Masquerade』のベテランが愛するものを維持しつつ、より高速なエンジンになった」とコメントしています。
ファンからは「D&D化」への懸念が噴出
しかし、長年のファンからの反応は芳しくありません。Redditのコミュニティでは、「『V6』は新しいシステムを学びたくない人のための『D&D 5e』ハックのようだ」という意見や、戦闘リアクションの追加といった細かな変更への不満が見られます。特に、ストーリーテラーのための新しいメタ通貨「ドラマ」がゲームマスターの裁量に影響を与える点や、『V5』との後方互換性がないことについても不満が表明されています。White Wolf社は、『V6』でファンを納得させるために、まだ多くの課題を抱えているようです。
プレイテストとフィードバックで改善に期待
このような批判の声が上がる一方で、『V6』は現在プレイテストが行われています。Gen Conでは実際にプレイセッションが実施されており、White Wolf社はDemiplaneでプレイテスト資料を公開しているため、誰でも試してフィードバックを提供することが可能です。このプレイテストの過程で得られた情報を基に、White Wolf社が適切な調整を行い、ファンの期待に応えられるような改善がなされることに期待したいところです。とはいえ、どんな古典的なTRPGの新しいエディションも、すべての人を満足させるのは難しいことでしょう。