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『ウィッチャー3』ゲラルト声優が自身の声盗用AIプラットフォームに激怒「訴えたい」と表明、AI悪用への懸念を語る

2026年08月13日 | #ゲーム #イベント | GamesRadar+

『ウィッチャー3』ゲラルト声優が自身の声盗用AIプラットフォームに激怒「訴えたい」と表明、AI悪用への懸念を語る

人気RPG『ウィッチャー』シリーズの主人公、ゲラルトの声を演じる声優のダグ・コックルさんが、自身の声を無断で利用するAIプラットフォームに対して、もし可能であれば訴訟を起こしたいとの意向を表明しました。特に自身の声が、不適切な目的で生成AIによって悪用されている現状に強い憤りを感じているとのことです。

AIによる声の悪用に対する懸念

コックルさんは、生成AIが自身の声を盗用し、まるで魔女が人魚の声を奪うように扱っていると表現しています。具体的には、Character.AIのようなチャットボットプラットフォームでゲラルトのAIが提供され、ユーザーがロールプレイングや個人的な相談に利用している実態があります。中には、コックルさんの特徴的なハスキーボイスを模倣した音声が生成され、ゲラルトがユーザーに愛の言葉をささやくといった用途に使われているケースも存在します。コックルさんは、自身の声が意図しない、時には「ひどいこと」を言わされている状況に大きな精神的苦痛を感じており、もし権力や資金があれば、自身の声を使ったAIプラットフォームを徹底的に訴えたいと語っています。

表現の自由と声優の権利

コックルさんが訴訟を起こしたいと考えるのは、金銭目的ではなく、このような形で個人の尊厳が侵害されることへの強い不満が主な理由です。「ゲラルトにひどいことを言わせたり、人種差別主義者や女性蔑視者、あるいは恐ろしい政治的見解を持つ人物に仕立て上げたりすることができてしまう」とコックルさんは述べており、自身の演じるキャラクターが意図せず負のイメージを持たされてしまうことへの危機感をあらわにしています。これは、エンターテインメント業界における声優の表現の自由や権利がAIによって脅かされている現状を浮き彫りにするものでしょう。

AIと著作権の問題

コックルさんの問題提起は、昨今ゲーム業界全体で議論されているAIと著作権の問題とも深く関連しています。『パルワールド』の開発者も言及しているように、多くのゲーム開発会社がAI対策の契約を導入しており、AIによる著作権侵害訴訟が増加する可能性も指摘されています。コックルさんは、AIを利用して架空の現実を作り出す人々に対し、「これらの声の背後には人がいる。単なるデジタルな印ではない」と改めて訴えかけています。