『ウィッチャー3 ワイルドハント』印の強さランキングを原文筆者が解説
2026年09月01日 | #ゲーム #レビュー | DualShockers
魔法「印」は剣や錬金術の影に隠れがちですが、使い方と強化次第では戦闘の流れを大きく変える能力です。原文筆者は5種類の印を独自に比較し、最下位のイャーデンから、拡張要素によって大きく化けるアードまで、それぞれの使い道と弱点を紹介しています。
5位:イャーデン
イャーデンは、発動地点を中心に紫色の印が浮かぶ魔法陣を展開し、その中に入ったモンスターの動きを一定時間遅くします。特に、通常は攻撃を当てにくいレイスとの戦いでは重要な印です。敵を魔法陣の中にとどめることで、姿を捉えやすくなり、攻撃の機会を作れます。
一方で、原文筆者は5種類の中で最下位に評価しています。理由は、魔法陣の範囲が比較的狭く、敵をその中に誘導し続ける必要があるためです。回避や引きつけを多用する戦い方とは相性が悪く、ゲラルト自身も魔法陣の近くで立ち回らなければなりません。攻撃コンボによって敵へ踏み込んでしまうこともあり、範囲内で戦い続けるのは簡単ではありません。
イャーデンを実戦で有効にするには、多くの強化ポイントを投入する必要があります。そこまで投資するなら、別の印を伸ばしたほうが使いやすいというのが原文筆者の見解です。特定の敵には欠かせないものの、幅広い場面で活躍する印とは言いにくい位置づけです。
4位:アクスィー
アクスィーは、対象の精神に干渉する波動を放つ印です。基本状態では敵を短時間だけ戦闘から外せるため、回復する時間を作ったり、集団の中から1体を一時的に無力化したりできます。強敵が1体だけ残っている場面では、攻撃の手を止めさせることで立て直しに利用できます。
戦闘以外でも役割があり、NPCとの会話で使うと会話の流れに影響を与え、通常とは異なる展開を選べる場合があります。また、野生動物、とくに馬にも使用できるため、ローチが利用できない状況で一時的な移動手段を確保することも可能です。
ただし、原文筆者はアクスィーをそれほど強力ではなく、強化後の面白さも乏しい印と見ています。強化すると敵1体の精神を支配できるようになりますが、すべての敵に通用するわけではありません。効果が通じる相手でも、支配中にすぐ倒されてしまうことが多く、能力の魅力を十分に生かしにくいとされています。会話や一部の状況では便利ですが、戦闘用の主力としては物足りない印です。
3位:クエン
クエンは、ゲラルトの身を金色の障壁で包み、敵から受けるダメージを吸収します。防げるダメージ量は圧倒的に大きいわけではないものの、体力が少ない状態や、攻撃を受けると危険な場面で確実に役立ちます。原文筆者は、戦闘の基本を身につけている途中のプレイヤーにも向いた印として評価しています。
強化すると、発動ボタンを押し続けて自身の周囲に大きな球状の障壁を作れるようになります。この状態ではスタミナを継続的に消費し、攻撃もできません。その代わり、障壁を攻撃した敵から体力を回復できます。長期戦で攻撃と防御を切り替えながら戦うのではなく、敵の攻撃を受け止めて少しずつ体力を戻す手段として機能します。
重装のタンク型装備と組み合わせると、クエンの耐久力をさらに生かせます。原文ではウルシーン・アーマーが例に挙げられており、障壁と重装備を組み合わせれば、敵の攻撃を受けながら戦闘を長く続けられると説明されています。攻撃性能を直接引き上げる印ではありませんが、被弾への不安を減らせる点が強みです。
2位:イグニ
イグニは、手のひらから炎を放ち、前方の広い範囲にいる敵を燃やす印です。ほかの印に比べて視覚的な派手さがあり、敵が集まっている場面で特に効果を発揮します。複数の敵をまとめて炎上させれば、集団戦の流れを一度に変えられます。
火に弱い敵も多いため、炎上させたあとに剣で追撃する戦法が有効です。燃焼中の敵は苦しみ続けるので、すぐに大きな一撃を入れられなくても、その間に距離を取ったり、別の敵を攻撃したりできます。広い前方範囲を持つことから、複数の敵を相手にする際の群集制御にも向いています。
別形態では、発動ボタンを押しているあいだ炎を出し続ける火炎放射器のような攻撃になります。継続的に火を浴びせられますが、原文筆者は単純なダメージ性能が最高というわけではないとも述べています。それでも、敵を燃やし続ける感覚と見た目の楽しさは大きく、使っていて気持ちのいい印として高く評価されています。
1位:アード
最上位に選ばれたのは、衝撃波で敵を吹き飛ばすアードです。基本的には単なる念動力のように見えますが、強化することで用途が大きく広がります。扉や壁を壊したり、敵を空中から叩き落としたりできるほか、戦闘では敵との距離を作る手段になります。
強化後は地面に向けて放ち、周囲全体へ大きな範囲攻撃として衝撃波を広げられます。敵に囲まれたとき、複数の相手をまとめて押し返して攻撃の合間を作れる点が重要です。さらに、Far-Reaching Aard、Sign Intensity、Shock Waveといった強化を重ねることで、単なる妨害ではなく、敵に深刻なダメージを与える攻撃へ変わります。敵の数に押されそうな場面でも、吹き飛ばしによって呼吸を整える時間を確保できます。
Blood and WineのDLCで解禁される変異では、Piercing Coldによってアードに凍結の力を加えられます。この効果によって敵が凍りつき、そのまま即死することがあります。さらに、印の強度を高めるグリフィン・アーマーと組み合わせれば、アードを中心にした魔法主体の戦い方を強化できます。
原文筆者は、かつてはアードを低く見ていたものの、適切な強化を施すことで評価が大きく変わったとしています。敵を押し返すだけの印ではなく、範囲攻撃、戦場の制御、凍結による即死まで担える点が、最終的に1位へ選ばれた理由です。