『ウィッチャー3 ワイルドハント』開発秘話:NPCに「恐怖反応」を実装するも、母親が赤ちゃんを落としまくるバグが発生し削除された衝撃のエピソードが明らかに!
2026年08月18日 | #ゲーム | GamesRadar+
『ウィッチャー3 ワイルドハント』の開発において、NPCに「恐怖反応」を実装しようとしたものの、予期せぬ恐ろしい事態が発生したため、数週間でこの機能が削除されていたことが明らかになりました。開発陣はNPCが持つべきリアルな生活感を追求する中で、興味深い、しかしちょっと笑ってしまうようなエピソードに直面していたようです。
NPCのリアルな生活と恐怖反応
開発チームは、ゲーム内の村に暮らすNPCたちが、まるで本当に生きているかのように見えるよう、細部にまでこだわって設計していたとされています。例えば、NPCには日中の活動サイクルが設定され、薪を割ったり、食事をしたり、別の場所へ移動したりと、さまざまな行動がプログラムされていました。これにより、村全体に活気が生まれ、NPCが密集しすぎることも防がれていました。ノヴィグラド港の50人の船員に対して200通りの配置場所を用意するなど、そのこだわりは徹底していたとのことです。 しかし、このリアルな生活描写に「恐怖反応」を加えようとした際に、問題が発生しました。NPCは恐怖を感じると、現在行っている作業を中断して逃げ出すという挙動が予定されていました。ところが、母親のNPCが「赤ちゃんを抱きかかえる」という作業中に恐怖反応が発動すると、なんと赤ちゃんをその場に落として逃げ出してしまうという、衝撃的なバグが発生。この光景が数週間にわたって頻繁に発生したため、結局この機能はゲームから完全に削除されたとのことです。
プレイヤーの好奇心と開発の苦労
『ウィッチャー3』の開発において、プレイヤーの「好奇心」が開発チームを悩ませる要因になったと、クエストデザイナーのフィリップ・ウェーバー氏は語っています。プレイヤーは小さな村に8軒の家しかなければ、「本当に人が生活しているのか」と細部まで観察しようとする傾向があったため、NPCのリアルな存在感を表現することには特に苦心したそうです。2012年当時は、今日のゲームのように簡単にNPCの行動をスクリプト化できる時代ではなかったため、個々のNPCの行動パターンを詳細にシミュレートすることに、多くの労力が費やされたとされています。この「赤ちゃんドロップ」のエピソードは、開発の裏側でのリアルな試行錯誤と、ユーモラスな失敗談として語り継がれることになりそうです。