『Control Resonant』、主人公ではなく「ゾーン」が成長する独自のRPGシステムを採用
Remedy Entertainmentが開発するアクションRPG『Control Resonant』では、従来のRPGの常識を覆すユニークな成長システムが採用されています。本作では、主人公のディランが経験値(XP)を獲得するのではなく、ゲーム内の「ゾーン」がレベルアップするという画期的な仕組みが導入されています。
ゾーンが成長する新たなRPG体験
本作のリードゲームプレイデザイナーであるセルゲイ・モホフ氏は、「ディランはXPを獲得しませんが、ゾーンは獲得します」と説明しています。プレイヤーが各ゾーンでアクティビティをこなすたびに、そのゾーンにXPが蓄積され、レベルアップします。ゾーンがレベルアップすると、そのゾーン内での回復アイテムのドロップ率が上がったり、マップ上の隠された宝箱が明らかになったり、チャレンジミッションが解放されたりといった恩恵が得られます。
もちろん、主人公の成長要素が全くないわけではありません。モホフ氏によると、ゾーンがレベルアップするたびに「タレントポイント」を獲得でき、これを使ってアビリティを強化するという、より古典的なRPGの成長要素も存在します。
変化する敵と世界
『Control Resonant』では、前作Controlから引き続き、超常現象の脅威である「Hiss」と「Mold」が登場します。しかし、本作ではこれらの敵が大幅に進化し、プレイヤーに新たな挑戦をもたらします。
ディレクターのミカエル・カスリネン氏は、Hissについて「前作ではよりシンプルな形でHissを見ましたが、外の世界に出るにつれてその乱気流と腐敗は次のレベルに進み、より暴力的で単純になります。人間だけでなく、環境にも影響を与え始めます」と語っています。アートディレクターのエルメリ・ライタネン氏も、「Hissは熟成され、より強力になり、より多くのもの、より大きなものを腐敗させることができます」と述べ、Hissに汚染されたバスが敵として登場するなど、そのデザインの多様性について言及しています。
一方、Moldはマンハッタンの一部に独自の勢力圏を築き、地下鉄の壁を青と黄色の菌糸で覆っています。モホフ氏は、Moldが鈍器ダメージに耐性を持つ一方で、一部の硬化した部分は鈍器で破壊できるという特性を明かし、Hissとは異なる戦略的な戦闘が求められることを示唆しています。また、Moldはプレイヤーが近づくまで攻撃してこないことが多く、胞子雲や地雷、警報器など、環境を利用した罠を仕掛けてくるため、周囲の状況を把握しながら戦う必要があります。
難易度とボス戦
本作の難易度は1つに固定されていますが、モホフ氏は「バランスが取れていながらも挑戦的な体験」を提供すると述べています。アシストモードも用意されていますが、まずは開発チームが意図した通りにプレイすることを推奨しています。
ボス戦も大きく進化しており、モホフ氏は「互いに似たボスを見つけるのは非常に難しいでしょう」と語っています。ボスはそれぞれ異なるスキルを試すように設計されており、プレイヤーは装備やダメージタイプ、攻撃距離などを考慮して戦略を立てる必要があります。
さらに、本作では「レゾナント」と呼ばれる主要なボスを倒すと、ディランが新たなアビリティを獲得する一方で、世界全体が反応し、新たな脅威が出現したり、既存の敵のレベルが上がったりするシステムが導入されています。これにより、プレイヤーはボスを倒すタイミングを戦略的に考える必要があり、世界の難易度を自ら調整するような体験ができます。