『Guns of Eschaton』は銃撃とソウルライクを融合、敵の弱点を攻撃順で見抜くFPS
2026年08月27日 | #レビュー | Eurogamer
ソウルライクの探索と、弾数管理を重視した西部劇風FPSを組み合わせた『Guns of Eschaton』が、独自の戦闘システムで注目を集めています。敵ごとに有効な部位と攻撃順が異なるため、反射神経だけでなく、戦う前に弱点を見極める判断力が求められる作品です。原文筆者はプレイ中に何度も敗北した一方、独特の駆け引きには強く興味を引かれたとしています。
西部劇とソウルライクを融合した世界
舞台は、開発元のEschatology Entertainmentが「砂塵、血、偽りの聖人、壊れた歴史、オカルト的恐怖の世界」と表現するOld Southです。『Half-Life 2』のCity17や『Dishonored』のDunwallを手がけた故Viktor Antonovが描いた世界でもあり、広大な砂漠や炎、巨大な虫、空に浮かぶ惑星などが織り成す風景が特徴とされています。
主人公は峡谷の底で目を覚ました名前のない男です。序盤のチュートリアルでは、銃撃、ダッシュ、パリィという基本アクションを学びますが、戦闘はスピーディーなFPSというより、敵の動きを見ながら慎重に行動するタイプに仕上がっています。
弾数と攻撃順が勝敗を左右する戦闘
初期武器のリボルバーは6発撃つごとにリロードが必要で、さらに1発撃つたびにハンマーを起こしてシリンダーを回す操作が求められます。弾薬が残っていてもこの操作を忘れると発砲できないため、撃つタイミングとリロードの隙を常に意識しなければなりません。
敵にはそれぞれ特定の弱点と攻撃順が設定されています。単純なアンデッドのガンマンなら頭部への射撃で倒せますが、別の敵には右脚、左腕、頭部の順に撃つ必要があります。敵の弱点は図解付きのCodexで確認できますが、複数の敵を相手にすると覚えるべき情報が多く、原文筆者は混戦で対応しきれなかったと振り返っています。
CEO兼クリエイティブディレクターのFuad Kuliev氏は、この仕組みについて「実際にどこを撃つべきか理解するまでは、撃たないほうがいい場合が多い」と説明しています。パリィに成功すれば近接攻撃と遠距離攻撃の双方に反撃でき、ダッシュには一時的な無敵時間もあるため、敵の攻撃を誘って反撃する立ち回りも重要になります。
ビルド構築で難度や戦い方が変化
本作にはステルス向けのパーク、壁越しに敵を確認できる能力、射程を伸ばす特殊弾、敵を煙で盲目にする「darkness curse」などが用意されています。被ダメージを一時的に大きく減らす祈りもあり、正面から戦うか、隠密や遠距離攻撃を軸にするかを選べる設計です。
武器改造では、Buffalo Rifleのスコープを外して内部の力を引き出し、一撃の威力に特化したリボルバーへ変える例も紹介されています。弾薬改造によって射程ダメージや反動に倍率効果を加えられるほか、防具、ダイナマイト、投げナイフなども組み合わせられます。
Kuliev氏は、固定された難度設定よりも、プレイヤー自身がビルドや道具の使い方で難しさを調整できる仕組みを重視しているとのことです。特に苦戦するプレイヤー向けには、通常の世界より進みやすい鏡写しの世界「Nightmare World」や、2人協力プレイも用意されています。協力プレイでは敵側も強化されるものの、2人の連携による相乗効果のほうが大きいと説明されています。
ソウルライクの進行要素も搭載
ゲーム内の各エリアは、拠点となるHounds Campから移動する形式です。キャンプファイアに相当する休息地点では回復できる一方、敵が復活します。死亡すると、直前までに集めたアップグレード用の「Memories」がその場に残され、再び回収する必要があります。
原文筆者は、複数方向から攻撃してくる敵や遠距離から狙撃する敵に苦戦し、序盤から何度も死亡したとしています。それでも、遮蔽物を使ったダッシュ、敵を引きつける立ち回り、パリィ、環境に弾を跳ね返して敵を狙う射撃などを組み合わせられた場面には手応えを感じ、本作を「慣れ親しんだ形式に新鮮なひねりを加えたFPS」と評価しています。