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『Guns of Eschaton』は弱点への対応を重視するSoulslike FPS

2026年09月13日 | #ゲーム紹介 | Polygon

『Guns of Eschaton』は弱点への対応を重視するSoulslike FPS

FPSにSoulslikeの緊張感を組み込む試みとして注目を集めているのが、Guns of Eschatonです。本作は敵の体力を増やして難度を上げるのではなく、敵ごとに異なる弱点と攻撃順を見極めて戦う仕組みを採用しています。Gamescom 2026で公開された冒頭部分では、荒廃した西部劇風の世界と、慎重な判断を求める戦闘の一端が示されました。

弱点と攻撃順を見極める戦闘

本作で敵を倒すには、ただ銃を撃ち続けるだけでは足りません。敵の手足などには包帯で示された弱点があり、通常の部位を撃っても少量のダメージしか与えられない一方、弱点に命中させれば大きなダメージを与えられます。さらに、弱点は敵の種類ごとに異なり、撃つべき順番も設定されています。

この仕組みについて、Eschatology Entertainmentでゲームデザイン責任者を務めるEduard Malykh氏は「敵を見つけたらすぐ撃つのではなく、どこを撃つべきかを考え、適切な瞬間を待ってから大きなダメージを与える」と説明しています。氏はこの設計を、シューターにおける“reactive gameplay”と表現しており、戦闘前の準備と、状況に応じた反応を重視しているとのことです。

プレイヤーは敵の特徴や弱点を記録した、革張りの手帳型コーデックスを携帯します。手書きのメモやスケッチが収められており、遭遇した敵の情報を確認するための重要な道具になります。片手にコーデックス、もう片手にリボルバーを持つ場面もあり、敵を観察してから射撃に移るという本作の流れを象徴する要素になっています。

西部劇の武器が生む一発の重み

舞台設定に合わせて、武器は現代的なアサルトライフルのように連射するものではなく、操作も動作も遅い手動式の銃が中心です。装填や射撃のテンポが速くないため、敵の弱点を確認せずに撃ち始めると、外した一発がそのまま危険につながります。短時間のデモでも、弱点を連続して正確に撃ち抜けたときの手応えが強く感じられる設計だったと、原文筆者は報告しています。

一方で、照準を外した際のペナルティはかなり厳しいともされています。原文筆者は普段PCでFPSをプレイしているものの、デモではコントローラー操作に苦戦したとのことです。そのため、マウスとキーボードに慣れており、Counter-Strike 2やValorantのような対戦シューターを得意とするプレイヤーなら、よりスムーズに狙いを定められる可能性があると見ています。ただし、これは原文筆者による操作感への見立てであり、製品版の難度や操作性を示すものではありません。

Soulslikeとしての探索構造

デモはチュートリアルと、半直線型のフィールドにおける最初の数回の戦闘が中心でした。各レベルは完全なオープンワールドではありませんが、複数の進路を選べる場面があり、探索を進めることでショートカットも開通します。敵との戦いだけでなく、どの道を進み、どこをつなげるかを考える構造が用意されています。

回復やアップグレード、敵の再配置を担う拠点として、Soulslike作品でおなじみのキャンプファイアも登場します。キャンプファイアで態勢を立て直せる一方、敵が復活するため、回復と再探索にはリスクが伴います。敵の弱点を覚え、必要な強化を整え、次の遭遇に備えるというサイクルが、本作の進行の軸になるとみられます。

黙示録の最中を描く世界観

Malykh氏は、本作を「ポストアポカリプス」の物語として扱わない点も強調しています。一般的なポストアポカリプス作品が世界の崩壊後を描くのに対し、本作の舞台は破滅が進行している真っただ中です。氏によれば、タイトルに含まれる“eschaton”は、黙示録の後に何かが再生される過程を指す言葉であり、本作では世界がすでに終わった後ではなく、終わりが起きている時間を描くとのことです。

そのため、プレイヤーの行動や選択は、崩壊した世界を探索するだけでなく、進行中の黙示録に直接関わるものとして描かれます。西部劇を思わせる銃器や風景と、世界の終末を扱う物語を組み合わせた点が、本作の大きな特徴です。

本作は、Half-Life 2やDishonoredでディレクターを務めた故Viktor Antonov氏が設計に関わった作品でもあります。Antonov氏は2022年にEschatology Entertainmentを共同設立しましたが、2025年2月に亡くなりました。Malykh氏によると、CEO、クリエイティブディレクター、創設者を兼ねるFuad Kuliev氏が企画をAntonov氏に持ち込んだ際、同氏はその構想に強く引き込まれたといいます。現在見られる世界観とアートは、Antonov氏とそのチームによって作り上げられたものだと説明されています。

Guns of Eschatonは、2026年末までにPS5、Windows PC、Xbox Series X向けに発売される予定です。