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『Star Wars Zero Company』開発スタッフの大半が発売直前に無給休職

2026年09月01日 | #ゲーム | Eurogamer

『Star Wars Zero Company』開発スタッフの大半が発売直前に無給休職

高い評価を受けている『Star Wars Zero Company』の発売直前、開発元Bit Reactorでスタッフの大半が無給の休職扱いになっていたことが報じられました。関係者の証言では約80%が対象になったとされ、現在は本作の不具合対応にあたる最小限のスタッフだけが給与支払いの対象として残っているとのことです。好調なスタートを切った作品の裏で、スタジオの資金難と創業者同士の所有権争いが表面化しています。

発売直前にスタッフの大半が休職

Game Fileに情報を提供した関係者によると、Bit Reactorでは発売の数週間前にスタッフのおよそ80%が無給休職となりました。無給休職は、担当する仕事がなくなった場合や、会社が給与を支払う資金を確保できない場合に取られる措置です。別の関係者は、現在も給与支払いが続いているのは、本作のバグ修正を進めるための少人数のチームだけだと説明しています。

Bit Reactorの広報担当者も、スタッフの「多く」が休職になったことをGame Fileに認めました。ただし、対象となった人数の正確な規模については明らかにしていません。スタジオ側は、この措置が本作のパブリッシャーであるEAや、Star Warsの権利元であるDisneyによるものではないと強調しています。訴訟に関する8月の更新資料でも、スタジオのスタッフの「大半」が影響を受けたと記されています。

背景にある資金難と再雇用の見通し

今回の大規模な休職は、Bit Reactorがゲームの発売直前に資金を使い果たしたことが原因とみられています。シニア・テクニカルアーティストのZachariah Scott氏はLinkedInで、同社が数週間前からスタッフの休職を事実上隠していたようだと指摘しました。Game Fileの取材に対し、Scott氏は自分が話を聞いたスタッフのうち、約12人がその期間に休職となったとしています。

Bit Reactorの広報担当者は、休職中の開発者を給与の支払いを再開したうえで職場に戻したいと説明し、本作の発売がその実現を後押しする可能性を示しました。一方、Scott氏は、影響を受けた全員が復帰できるかどうかについて懐疑的な見方を示しています。ゲームはSteamの売上上位に早期に入っており、一定の販売面での成果を上げたことはうかがえますが、それがスタッフ全員の復帰に直結するかは不透明です。

創業者間で続く所有権訴訟

Bit Reactorをめぐっては、共同創業者のAlison Kelly氏とGreg Foertsch氏の間で、スタジオの所有権を争う訴訟が2024年から続いています。Kelly氏は自身が会社から追い出されたと主張して訴えを起こし、Foertsch氏は会社を単独で所有していると主張しています。Kelly氏はスタジオの共同所有者だったと訴え、損害賠償を求める一方、Foertsch氏はKelly氏がそもそも共同所有者ではなかったと反論しています。

Foertsch氏側はさらに、Kelly氏の勤務実績や職務上の評価にも問題があったと主張していますが、Kelly氏はこれを否定しています。訴訟資料によれば、今回の休職問題については6月に審理が行われる予定だったとされます。なお、原文ではKelly氏が求めている損害賠償額の数値が欠落しており、具体的な金額は確認できません。

評価される作品と開発現場の落差

本作は、Star Warsの世界観を生かした描写と戦術ゲームとしての内容がファンや批評家から広く評価され、Steamの売上ランキングでも上位に入りました。それだけに、発売が本来Bit Reactorにとって大きな成功を祝う場面になるはずだったにもかかわらず、開発を支えたスタッフの多くが無給休職に置かれていたことは、対照的な出来事となっています。原文筆者は、作品を完成させた開発者たちが相応の報酬を受け取れることを願うと結んでいます。