『The Blood of Dawnwalker』人気Modが30日制限を90日に変更、時間制限の緊張感を薄める
『The Blood of Dawnwalker』で、ゲームの中核となる時間制限を大幅に緩和するModが人気を集めています。Nexus Modsで公開された「Better Story Timer」は、家族を救うまでの期限を本来の30日から90日に変更するものです。公開直後から約1万回ダウンロードされており、自由なプレイを求めるユーザーが多い一方、開発者が意図した遊び方を損なうとの批判も出ています。
期限付きの物語が本作の中心要素
本作では、主人公が吸血鬼となった男性として、30日以内に家族を救うことを目指します。物語は一本道ではなく、どのクエストに挑むか、どのような方法で進めるかをプレイヤーが選択できる設計です。しかし、クエストを受けて進行するとゲーム内の30日間の時計が進み、内容によっては経過する時間も変わります。
スキルツリーを使ったキャラクター強化など、通常なら準備として扱われる行動でも時間が消費されます。そのため、すべての依頼を片端からこなすのではなく、限られた時間で何を優先するかを判断しなければなりません。時間をかければ多くの要素に触れられる一方、別のクエストや展開を見送る可能性がある点が、ゲーム全体の判断に影響します。
90日化で選択のプレッシャーを緩和
「Better Story Timer」は、この期限を3倍の90日に延長します。導入するとクエストや強化のたびに残り時間を細かく気にする必要がなくなり、依頼を断るかどうかで悩む場面も大きく減少します。結果として、探索やキャラクター育成を急がずに進められる反面、30日という制約から生まれる緊張感や、選択の重みは薄まることになります。
このようなModは、発売から時間が経った後に別の遊び方を試したいユーザーにとっては合理的な選択肢になり得ます。ただ、今回はゲームが登場した直後から利用されているため、まずは意図されたルールでプレイすべきだという反応も見られます。記事中で紹介された批判的な意見では、「ゲーマーは開発者が意図した形でゲームを体験しないためなら、何でもするようになった」と指摘し、すべての作品が各プレイヤーの好みに合わせて作られるべきだと考える風潮にも疑問を呈しています。
時間制限を評価する声も
本作は、元CD Projekt Redのスタッフが手がけた新作RPGとして、今後複数の時代をまたぐシリーズの始まりになる構想が示されています。過去のトレーラーでは現代を舞台にする可能性も示唆されているものの、続編の登場時期は明らかになっていません。
一方、海外レビューでは時間制限を含むゲームデザインが評価されています。IGNは本作に9点満点中9点を付け、昼夜のサイクルによって人間形態と吸血鬼形態を使い分ける仕組みや、限られた時間の使い方を考えさせられる点を高く評価しました。同メディアは、時間の制約が冒険の中でも特に印象的で、同時に強いストレスを生む要素だとしています。
つまり、今回のModが変更するのは単なる待ち時間ではなく、クエストの取捨選択や育成計画まで含めた本作の基本ループです。緊張感を楽しみたい場合は標準設定が適している一方、物語や探索を優先したい場合には、90日化によって遊びやすさを重視することもできます。