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『Dreadline Express』、異形に襲われる人類最後の列車を描く心理ホラーが2026年内にWindows PCへ

2026年09月08日 | #発売情報 | Polygon

『Dreadline Express』、異形に襲われる人類最後の列車を描く心理ホラーが2026年内にWindows PCへ

人類最後の列車を舞台に、乗客の狂気と異形の脅威に向き合う心理ホラー『Dreadline Express』が、2026年内にWindows PC向けに登場する予定です。PSX時代を思わせる映像表現に加え、会話や発見した知識をカードとして扱うシステムによって、プレイヤーごとに異なる展開へ進める点が注目されます。Gamescom 2026では、ソロ開発者のDavid Konecny氏による本作のデモが披露されました。

氷上の列車ではなく、異形に包囲された列車

舞台となるのは、人類が暮らす最後の列車です。ゲーム開始時、主人公のSamuel Matherは頭痛に悩まされながら目を覚まします。車内には不気味な赤い光が満ち、窓の外には無数の触手を持つ存在が張り付いています。直後には「列車内の自由な移動は禁止された」と告げられ、すでに何者かに発見された状況が示されます。

この設定から、原文筆者は人類が1台の列車で地球を移動する作品Snowpiercerを連想したとしています。ただしKonecny氏によれば、開発を始めた時点ではSnowpiercerを知らず、両作に似た部分があることは認めつつも、意図的に取り入れたわけではないとのことです。Snowpiercerが氷河期後の世界を描くのに対し、本作ではラヴクラフト風の恐怖に覆われた世界が広がります。

狂気を描く心理ホラーとPSX風の演出

本作は突然驚かせるジャンプスケアを中心にした作品ではなく、列車内で少しずつ不穏さが増していく心理ホラーです。ほかの乗客たちは異形の脅威だけでなく、得体の知れない環境や騒音によって精神をすり減らしており、主人公が車内を探索するほど、最後の列車に何が起きているのかが見え始めます。

映像はPSX時代を思わせるローポリゴン調で、赤い光や窓の外を這う触手といった要素が、現実感よりも悪夢に近い雰囲気を作り出します。原文筆者は、Sarosをプレイした経験などから、登場人物が徐々に狂気へ落ちていく描写にThe King in Yellowの影響を感じたとしています。乗客たちが正気を失っていく様子も、本作の恐怖を支える重要な要素です。

カードが会話と謎解きの選択肢を広げる

車内で得た手がかりや知識はカードとして蓄積され、人物との会話や周囲への干渉に利用できます。Konecny氏によると、多くの「謎」には複数の解決方法があり、同じ場面でもプレイヤーがどの情報を集め、どのカードを使ったかによって異なるルートへ進めるとのことです。

デモでは、車内の通路で若い男性Eulerが耳をふさいで体を揺らしていました。彼は「耐え難い騒音」を生み出す機械によって限界まで追い詰められています。主人公が薬剤師であることを示す手がかりを見つけ、客車内のケースの錠を解くと、laudanumを入手できます。この薬はEulerの苦痛を和らげ、さらに情報を引き出すために使えますが、用途は1つに限られません。Eulerの問題にも複数の解決策が用意されており、プレイヤーによって終盤までの道筋が大きく変わる仕組みです。

乗客の犠牲を選ぶ重大な分岐

デモの終盤では、列車を管理する「最高技師」に誰を犠牲として差し出すかを選ぶ場面に到達します。この決断は以降の展開に大きな影響を与えるとKonecny氏が説明しており、単なる演出上の選択ではありません。

選択を迫られる前に、主人公は利用できる2つの部屋にいる4人の乗客について、カードを使った会話でできる限り情報を集める必要があります。プレイ時間が20分ほどの段階でも、誰を犠牲にするのかという判断には重さがあり、乗客の正体や列車が異形に襲われる理由など、複数の謎を残したままデモは終了します。本作はWindows PC向けに2026年内の発売を予定しています。