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『Dreadline Express』はカードで物語を切り開くホラー系メトロイドヴァニア

2026年09月14日 | #発売情報 | GamesRadar+

『Dreadline Express』はカードで物語を切り開くホラー系メトロイドヴァニア

列車に乗る人々の知識をカードとして集め、会話や探索の選択肢を広げていく異色のホラーゲームが登場します。『Dreadline Express』は、デッキ構築を戦闘ではなく物語の進行に組み込んだ作品で、プレイヤーのカードの組み合わせによって異なる展開が生まれる仕組みです。2026年10月のリリースが予定されていますが、正確な発売日はまだ明らかになっていません。

最後の人類を乗せた列車で始まる物語

本作の舞台は、空が裂け、列車の下で黒い触手がうごめく不穏な世界です。プレイヤーは過去の記憶がほとんどない状態で目を覚まし、列車内を調べながら、自分自身の過去と人類最後の列車がこの状況に至った経緯を少しずつ解き明かしていきます。

列車は未知の目的地へ向かっていますが、乗客を先へ進ませるには犠牲を選ばなければならないとされます。車掌から呼び出された主人公は、適切な生贄を決める役割を担うことになります。生贄を出さなければ列車は進めず、乗っている全員が死ぬという状況です。主人公がどの乗客を助けるかによって、別の乗客の命が失われる可能性もあるとのことです。

原文筆者は、短時間のプレビューで乗客たちと会話しながら、誰の物語を追うのか、どのカードの組み合わせが先の展開につながるのかを探る場面を体験しています。単純に正解を選ぶのではなく、関心を持った人物の背景を掘り下げ、その結果として犠牲者を選ぶことになる構造が、本作の物語上の大きな特徴です。

知識をカードに変えて会話と探索を進める

カードは、世界を観察して得た知識を表しています。列車そのものや車内の設備、乗客など、特定の対象について新しいことを知るたび、その情報がカードとして収集されます。集めたカードはテーマ別に分けられたカードアルバムに追加され、説明文を読み返しながら世界の仕組みを理解できます。

カードの役割は、デッキ構築ゲームにありがちな戦闘ではありません。手札に特定のカードを加えて会話中に使うことで、会話チェックを突破したり、開かない扉や意味を理解できないアイテムに対処したりします。たとえば、ある乗客に初めて話しかけた際、自己紹介をしないことを失礼だと指摘される場面があります。そこで自分自身を示すカードを装備してから会話を始めると、会話を先へ進められ、新たな発見がカードアルバムに加わります。

手札のカードは任意に入れ替えられるため、会話のたびに異なる組み合わせを試せます。キャラクターの頭上には「家族について話す」「カルトについて尋ねる」といった、カードの組み合わせによって発生しうる話題が示されます。条件を満たせば新しい質問や調査の糸口が現れ、そこで得た情報が後の探索や別の会話に役立つこともあります。

この仕組みは、カードを集めること自体を物語の進行に直結させています。新しいカードを入手することは、単なる収集要素ではなく、これまで理解できなかった人物や場所にアクセスするための鍵になります。どのカードを使えば会話が変化するのかを試行錯誤することが、列車の秘密を追うための基本的なプレイになります。

閉ざされた列車を探索するメトロイドヴァニア要素

本作は、物語主導のメトロイドヴァニア、いわゆる「メトロイドブレイニア」として、過去の場所へ戻って新しい情報やカードを使う探索を重視しています。最初は意味を理解できなかったものや進めなかった場所も、別の乗客との会話やカードの入手によって調査可能になります。カードの相性を考えながら列車内を行き来し、以前の場面に新しい意味を見つけていく構成です。

舞台となる列車は、薄暗い廊下と揺れるオレンジ色のランタンに照らされた、閉塞感の強い空間として描かれます。暗闇の中に鮮やかな色彩が差し込むことで不気味さが強調され、遠くへ逃げることも簡単ではない車内の狭さが、乗客との会話や犠牲の選択に重圧を与えます。

一方で、原文筆者は本作を「予想外に居心地のよい体験」とも表現しています。会話は音声ではなく画面上のテキストで進み、カードアルバムの説明や乗客の台詞を読み進める形式です。そのため、恐ろしい設定や不穏な出来事が続く一方で、蝋燭の明かりに照らされた図書室で革装丁の本を読むような感覚もあるとしています。恐怖だけに寄せず、文章とカードをじっくり読み込ませる演出が特徴です。

プレイごとに変わる乗客たちの結末

原文筆者が体験できたのは約25分でしたが、カードの相乗効果、過去の場所への再訪、会話の試行錯誤を組み合わせることで、同じ旅でも展開が一つに固定されない可能性が示されています。誰に協力するか、どの人物の背景を調べるか、どのカードを手札に入れて会話へ臨むかによって、明らかになる物語の筋道が変化するためです。

開発を手がけるのは、チェコのソロ開発者Dave Konecny氏です。同氏は、カードが列車や乗客など世界の各要素について得た知識を表し、それらを使って会話の障害や探索上の問題を解決すると説明しています。原文筆者は、短い試遊の時点でも本作の独創性が見えたとしており、列車がどこへ向かっているのか、そして見逃した秘密が何なのかを確かめる作品になりそうだと伝えています。対応プラットフォームはPCです。