『Metroid Ravenous』など、2027年向けに「食べる」ゲームが続々
2026年09月10日 | #ゲーム紹介 | Polygon
Nintendo Directで、2027年に向けた任天堂関連タイトルの新情報が相次ぎました。移植やアップデート、発表済み作品が中心だった一方、2Dメトロイドの新作やカービィの新たな冒険も登場。なかでも注目を集めるのは、敵や食べ物を文字どおり取り込む作品が複数並んだことです。
2027年の任天堂作品は「食べる」が共通点に
9月9日に配信されたNintendo Directでは、2Dメトロイド作品のMetroid Ravenousと、カービィの新作Kirby and the World Beyondが紹介されました。さらに、東南アジアの文化を取り入れたBandai Namcoのカラフルなパズルアドベンチャーも登場し、食事や味覚を連想させる作品が一度に示されています。
原文筆者は、今回の発表内容について、移植やアップデート、すでに発表されていたタイトルの比重が高く、期待していた人によっては物足りない構成だったとしています。それでも、2Dメトロイドの新作や新たなカービィ作品といったサプライズがあり、2027年のラインアップには「食べる」ことをゲームの仕組みに組み込んだ作品が現れつつあると指摘しています。
カービィは敵を取り込んで能力を得る
Kirby and the World Beyondでは、シリーズでおなじみのカービィが登場します。カービィは敵や生物を吸い込み、その能力を得るキャラクターですが、原文筆者は新トレーラーから、今回も物語の重さとは別に、冒険の途中で食べ物を楽しむ場面が用意されるだろうと見ています。
HAL Laboratoryのエグゼクティブディレクター、熊崎信也氏は2023年、カービィが敵を飲み込む表現について、ファンタジー世界の中で敵が体内に入り消化されるわけではなく、吸い込まれた敵はコミカルに消えたあと、世界のどこかに再び現れる設定だとPolygonに説明しました。敵を殺して食べるような過激な描写ではなく、親しみやすさを保つための演出として処理されているということです。
サムスは生存のために敵を捕食
Metroid Ravenousでは、サムスが見知らぬ月に取り残され、過酷な環境から脱出しようとします。ゲームは歯ごたえのある2Dプラットフォームアクションと、迫力のある3Dカットシーンを組み合わせた内容になっており、サムスは生き延びるため、触手を持つ敵からエネルギーを奪わなければなりません。
公式サイトによると、サムスは潜在的なメトロイドの力を使い、獲物を捕食することでエネルギーを回復します。敵の攻撃に対してカウンターを決めて動きを止め、素早くエネルギーを吸収するという流れです。カービィの吸い込みがコミカルな能力獲得として描かれるのに対し、こちらは敵を倒さなければ自分が倒される状況での、生存に直結した捕食になっています。
魔法のスプーンと東南アジアの味覚
Bandai Namcoが紹介した新作は、東南アジアの文化に着想を得たパズルアドベンチャーです。魔法のスプーンを持つ少女が主人公で、トレーラーでは、陽気なシェフが踊る場面や、辛味・甘味・苦味といった味のカテゴリを記した「成績表」のようなものが確認できます。
映像の時点では、主人公が実際に何かを食べる場面や、誰かを食べる場面までは描かれていません。ただし、タイトルに含まれるondeh ondehは、マレーシアの甘味を指す言葉で、日本の餅に近い菓子と説明されています。食べ物や味覚がゲームの重要なテーマになる可能性は高そうです。
原文筆者は、ゲーム業界では特定の仕組みやテーマが数年単位で小さな流行になることがあると述べています。2010年代半ばの太平洋岸北西部を舞台にした物語作品、後半に多く見られた釣りミニゲーム、2020年代初頭に盛り上がった宇宙ホラーなどを例に挙げ、2027年は「おいしいものを食べるゲーム」の年になるのかもしれない、とまとめています。