『Final Fantasy VII Revelation』など11作品、PAX West 2026で注目を集めた新作
2026年のPAX Westでは、発売を控えた大作だけでなく、レトロゲーム風の作品や実写映像を使ったミステリー、異色のジャンル融合タイトルも注目を集めました。なかでも『Final Fantasy VII Revelation』は、クラウドたちの旅の結末とシリーズ最大級のオープンワールドを見せる作品として紹介されています。会場や関連イベントで披露された新作から、特に印象的だった11作品を取り上げます。
大作シリーズが見せた新たな展開
『Final Fantasy VII Revelation』はスクウェア・エニックスが開発し、2027年4月8日の発売予定とされています。クラウド一行がセフィロスを倒し、世界を救う旅のクライマックスを描く作品で、これまで登場してきた仲間たちが集結します。原作では活躍の機会が限られていたシドとヴィンセントも、今回の物語で本格的にパーティへ加わる形です。
本作では、シリーズの大規模な物語だけでなく、オープンワールドの遊び方も大きく広げられています。プレイヤーは挑戦するアクティビティや訪れる場所を自分で選べるようになり、従来より自由度の高い冒険が可能になるとのことです。GamescomやState of Playで公開された内容では、広大なフィールドと再構成された戦闘システムが示されており、原文筆者は11年にわたるFinal Fantasy VII Remakeシリーズの集大成として期待を寄せています。
Persona 4 Revivalは、ペルソナ4を現代向けに作り直すリメイク作品です。セガ・アトラスが手がけ、発売予定日は2026年2月17日と記載されています。高校生活を送りながら悪魔と戦う物語の雰囲気を保ちつつ、キャラクターの動きや演出をより表情豊かにし、戦闘には新たな要素としてPrimetime能力を追加。パーティ全員で悪魔を効率よく倒すため、状況に応じて使い分ける仕組みになっているとされています。
原文筆者は、先行プレイで本作がオリジナル版の魅力を保ちながら、勢いや操作感を新たにしていると評価しています。過去にペルソナ4を遊んだファンが再び世界を楽しめるだけでなく、シリーズ未経験者が作品の評価を知るきっかけにもなり得るリメイクとして紹介されています。
Dragon Quest Monsters: The Withered Worldは、スクウェア・エニックスとTOSE CO., LTD.が開発し、2026年12月3日に発売予定です。モンスターを集めて育成し、ターン制のパーティバトルに挑むシリーズの基本を受け継ぎながら、ビアンカとネラという主要人物の体験に焦点を当てています。2人の固有能力が、モンスター使いとしての戦い方に影響する仕組みも盛り込まれます。
荒廃した世界を立て直しながら新たなモンスターを仲間にできるほか、複数のモンスターを合成して別のモンスターを生み出す新スキル「 synthesis 」も登場します。原文では、育成・進化させられるモンスターは500体以上とされており、シリーズのなかでも大規模な内容になると説明されています。ドラゴンクエストらしいコミカルさと冒険の温かさを前面に押し出した作品です。
Castlevania: Belmont's Curseは、Evil Empireとコナミが手がける横スクロールアクションで、2026年10月14日に発売予定です。Dead CellsやThe Rogue: Prince of Persiaを手がけたチームが開発し、Dracula's Curseの直接的な続編として、怪物に汚染されたパリを舞台にローズ・ベルモントの冒険を描きます。
本作はシリーズ初期の2Dアクションへ戻りながら、Symphony of the NightやAria of Sorrowに代表される探索型アクションRPGの要素も組み合わせています。原文筆者は、素早さと慎重さを両立させた戦闘、移動しながら道を切り開く手触りが、シリーズの良さを正しく受け継いでいるとしています。古典的なスタイルの復活を目指す作品として、会場で強い印象を残したタイトルです。
レトロ表現とジャンル融合で描く冒険
Dungeon Lurkerは、13AM GamesによるPS1風のアクションRPGです。発売時期は未定で、プレイヤーは亡くなった友人が好きだったゲームを、正体の分からない主人公として再び遊ぶことになります。ダンジョンを進みながら主人公を強化し、新しいスキルを獲得して、より深い場所に潜む危険へ挑んでいく内容です。
特徴的なのは、ゲームの外側にある現実と、ゲーム内のダンジョンがつながっていく構成です。リビングルームで友人がゲームの説明書に残したメモを読み進めるうち、遊んでいるゲームそのものが呪われている可能性が浮かび上がります。原文筆者は、ダンジョンを殴り進むアクション、初期3Dゲームへのオマージュ、超常現象を扱うホラーが無理なく組み合わされている点を評価しています。
War of the Western Deepは、インディーコミックBeyond the Western Deepの世界を初めてゲーム化する作品です。コミックの制作者とSungrove Studiosが開発し、発売時期は未定となっています。プレイヤーはミレンを操作し、敵地を進みながら盗賊や北方から侵攻してきた勢力と戦い、Sungrove王国へ帰還することを目指します。
ゲームシステムは、King's QuestやThe Secret of Monkey Islandのような古典的2Dアドベンチャーゲームを意識したものです。原文筆者が特に注目したのは、ディズニーのRobin Hoodと、ドン・ブルース作品を思わせる手描き風の表現です。そこへGame of Thronesのような政治的な緊張感を加え、登場人物や世界に強い個性を持たせています。PAX Westで披露された2D作品のなかでも、手作業で作られたアニメーションの魅力が目立っていたとのことです。
The Final Cut of Lilith Cunninghamは、Causeway Studiosが開発するFMVアドベンチャーと心理スリラーを組み合わせた作品です。発売時期は未定で、主人公リリスが行方不明になった娘を捜すため、現実そのものを「再編集」していきます。舞台は、超常的な気配が漂う廃モーテル。実写映像と探索可能な空間を組み合わせ、デヴィッド・リンチのネオノワール映画を思わせる不穏でシュールな雰囲気を作り出しています。
リリスは手がかりを集めるなかで、現実の時間軸を編集できる謎のフィルムリールを見つけます。その力を使い、物語に合わせて現実を変化させながら、娘の失踪に隠された真相を追うことになります。原文では、短い紹介映像の段階でも、レトロなアドベンチャーゲームの形式と超常ミステリーが組み合わさった、先の展開が気になる作品として紹介されています。
Rain98は、C#4R4CT3Rが開発するインタラクティブ・ビジュアルノベルで、2026年中の発売を予定しています。2025年から来た謎の人物が、別の歴史をたどる1998年へ移動し、そこで謎めいた少女レイナと出会います。2人は人類の暗い未来への不安を共有し、それを変えるための謎の儀式に関わっていきます。
物語の舞台は大きな冒険の旅だけではありません。主人公たちはアパートを掃除し、アルバイトをしながら関係を深めていきます。原文筆者は、真・女神転生シリーズのような暗い空気を持ちながら、未来を恐れる孤独な若者2人の個人的な物語に重点を置いている点を特徴として挙げています。
Mousewardは、Finite Reflection Studiosが開発する3Dアクションプラットフォーマーです。発売時期は未定で、プレイヤーは蘇った王国のネズミ衛兵となり、腐敗した王国を立て直しながら危険な敵を倒していきます。Nintendo 64時代の収集型アクションプラットフォーマーを思わせる見た目に、歯ごたえのあるアクションRPGの戦闘を組み合わせた作品です。
軽快で跳ねるようなキャラクターの動きと、敵の攻撃を見極める慎重な戦闘は対照的ですが、原文筆者は両者が意外なほど機能しているとしています。古典的なN64ゲームの表現に、Bloodborneを連想させる重く不穏な雰囲気を加え、探索の先で奇妙な脅威を見つけることが大きな魅力になっています。
小規模作品が見せた独自の物語と遊び
Remaining Graceは、死後に自分の死の謎を追うゴースト探偵アドベンチャーです。ambedo studiosが開発し、発売時期は未定となっています。主人公のグレース・タオは、死亡から3年後に霊として目覚め、自身の死に至る経緯を調べ始めます。
グレースは幽霊の力によって物や人に自分を重ね、異なる視点から過去を読み取ります。そうして死の前後に起きた出来事を組み立てながら、家族や親しい友人が残された後にどう生きてきたのかも知っていくことになります。原文筆者は、PAX West 2026でプレイした作品のなかでも特に感情的な厚みがあり、人生のなかで築いたつながりやコミュニティを見つめ直す物語として強く印象に残ったとしています。
Ballgameは、Human Computerが開発する2Dパズルプラットフォーマーです。発売時期は未定で、主人公は重力に逆らい、空中で姿勢をひねる意思を持ったゴルフボール、ドルフです。さまざまな危険や障害物が配置されたステージを進み、できるだけ少ない被弾数でクリアすることを目指します。
順調に進めるようになったところで、作品は奇妙な仕掛けを持つ難関を投入します。最短で突破するには、障害物の配置を見ながら移動の順番を考えなければなりません。原文筆者は、一見すると単純に見える一方で、最適なルートを探す過程に手応えがあり、独特のキャラクター性も含めて非常に魅力的な作品だとしています。
今回紹介された作品は、Final Fantasyやペルソナのような大規模シリーズの新展開に限られません。過去のゲーム表現を現代的に再構成する作品、個人の記憶や死後のつながりを掘り下げる作品、異なるジャンルを組み合わせて新しい遊びを目指す作品まで、PAX West 2026では幅広い方向性の新作が披露されました。原文ではこのほか、Marvel's WolverineやStar Wars: Galactic Racerのプレビューも紹介されています。