『Deltarune』作者Toby Fox、2013年の“最悪の作品”と称する名刺を公開
2026年09月17日 | #その他 | DualShockers
Toby Fox氏がSNSで公開した2013年の名刺が、本人の代表作とはかけ離れた“黒歴史級”のデザインとして注目を集めています。そこに描かれているのは、ファイナルファンタジーVIIのセフィロスとみられる人物で、記事では「これまでに作った最悪のもの」と呼ぶにふさわしい珍品として紹介されています。
SNSで披露された2013年の名刺
Fox氏がBlueSkyに投稿したのは、ゲーム開発者として広く知られる以前に作った名刺の画像です。記事の説明によると、名刺にはファイナルファンタジーVIIのニブルヘイム事件を思わせるセフィロスが描かれており、背景には炎に包まれた村のような光景も確認できるとのことです。リメイク作品の3部作が発表されるより前の時期に制作されたものとされ、セフィロスの姿はBlenderで作られたように見えると説明されています。
とりわけ目を引くのが、Undertaleに登場するスケルトンの名前に通じる独特なフォントです。記事では、この文字のデザインが視覚的なインパクトをさらに強めているとし、洗練された名刺というより、画像編集ソフトで勢いのまま作ったような仕上がりだと評しています。Fox氏本人がこの画像をどのような意図で公開したのか、投稿文の詳細については記事中で説明されていません。
Undertale以前の創作活動も背景に
Fox氏はUndertaleや本作で知られる一方、ゲーム開発に本格的に乗り出す前から創作活動を続けていました。Undertale以前にはEarthBoundのファンゲームを制作しており、ウェブコミックHomestuckにも長く関わっています。Homestuckに提供した楽曲の一部は、後のゲーム作品でも使われました。
記事では、今回の名刺をそうした初期活動の延長線上にあるものとして扱っています。現在のFox氏は、多くのファンに支持されるゲームと音楽を手がけるクリエイターですが、2013年の名刺からは、アニメや旧スクウェア作品への強い思い入れを隠さず表現していた時期の姿がうかがえる、という見立てです。
記事が描く“時代を超えた”珍品
原文筆者はこの名刺を、2000年代初頭のネット文化やミーム文化が勢いを増していた時期に作られたようなデザインだと表現しています。2026年に目にすると、現代の作品としてはあまりに古風で、時代から取り残された遺物のように見える一方、後に著名なクリエイターとなった人物の感性を直接のぞける資料でもある、という評価です。
また、Fox氏が人気作を生み出した現在だからこそ、このデザインは単なる失笑の対象では終わらないともしています。もしUndertaleが存在しなければ、セフィロスの名刺はネット上で容赦なくからかわれる画像になっていたかもしれません。しかし、その制作者が数々の支持を集めるゲームを作った事実が、名刺に対する見方を変えているとのことです。
記事はさらに、この画像を元にした非公式グッズがアニメやゲーム関連のイベントで登場する可能性にも触れています。Fox氏の過去の創作物が、新たなファンアートや考察の題材になるのではないかという冗談を交えながら、炎の中にDeltarune Chapter 6に関する手がかりが隠されているのではないか、とまで茶化しています。今回の話題は新作情報ではなく、著名クリエイターの意外な過去作をめぐるユーモラスな投稿として広がっています。