『Fading Echo』PS5版が発売、元素操作と現実改変を組み合わせるアクションRPG
2026年09月23日 | #発売情報 | PlayStation.Blog EN
元素を操る戦闘と、同じ場所に存在する複数の現実を切り替える探索を組み合わせたアクションRPG『Fading Echo』が、PS5向けに発売されました。プレイヤーは若きLegendのOneとなり、謎の力「Paradox」に侵食される世界Corelを救うために旅立ちます。製品版に先駆けて内容を体験できるデモも、PS5向けに同日配信されています。
水の力を移動と戦闘に活用
本作でOneが扱う主要な力は、世界の中でÆtherと呼ばれる水です。Ætherは単なる攻撃手段ではなく、移動、環境パズル、敵との戦いを横断して使える中核的なシステムとして設計されています。Oneは水を放出するだけでなく、自身を水の塊へと変化させることもできます。
水の塊になった状態では、勢いをつけて進んだり、パイプの中を滑ったり、狭い隙間を通り抜けたりできます。さらに、地形を利用して大きく跳び、離れた場所へ移動することも可能です。これにより通常の姿では到達できないエリアへ進めるほか、周囲の構造を利用した環境パズルの解決にもつながります。
この移動能力は戦闘でも役立ちます。敵の上方へ移動してから落下し、水の塊として相手にぶつかるといった攻撃が可能です。移動そのものを攻撃の準備に変えられるため、敵との距離や足場の位置を見ながら戦い方を組み立てることになります。
OneはÆtherの波や、チャージして放つ強力な攻撃も使用できます。敵を濡らすことで状態を変化させられますが、そこで効果が終わるわけではありません。Ætherは溶岩、毒性廃棄物、Paradoxによる汚染など、周囲に存在する別の元素や環境と反応します。敵を濡らしてから電気を通す、元素を固めて地形を変える、周囲の反応を連鎖させて複数の対象に影響を与えるといった使い方が想定されています。
開発チームは、決められた攻撃順を覚えることよりも、敵、地形、利用できる元素を見て、状況に応じて試すことを重視しているとしています。想定どおりに攻撃が機能する場合だけでなく、開発側が考えていなかった方法で解決できる場面もあるとのことです。1つの正解に限定せず、プレイヤー自身の発想で突破口を探す設計が特徴です。
現実を切り替えて道を作る
CorelはParadoxによって分断され、もはや1つの安定した世界ではありません。Oneは同じ空間に存在する異なる現実を切り替えられ、場所だけでなく、自分自身の異なる姿にも移行できます。この現実改変は、特定の場面だけで使う特殊能力ではなく、探索、パズル、戦闘のすべてに関わるシステムです。
ある現実では道を塞いでいる障害物が、別の現実では存在しないことがあります。パズルを解くために必要な元素が、現実を切り替えた先に現れる場合もあります。目の前の空間で別のルートを探すだけでなく、「同じ場所が別の現実ではどうなっているか」を考えることが進行の手がかりになります。
戦闘中の現実変更も、単なる逃走手段にはとどまりません。切り替えによって、周囲に存在する資源、危険、利用可能な元素が変化します。そのため、同じ敵との戦いであっても、どの現実で戦うかによって状況や有効な行動が変わります。Ætherによる移動、元素反応、パズル、現実の切り替えは独立した機能ではなく、組み合わせて使うための道具として位置づけられています。
Paradoxに侵食されたCorelを進む
物語の舞台となるCorelでは、Paradox Corruptionが広がり続けています。この汚染は世界をねじ曲げ、残されたものを飲み込んでいます。汚染の中心に立つのが、CorelにおけるParadoxの指導者Maddockです。冷酷な人物として描かれるMaddockは、Corelを救おうとするOneの前に立ちはだかります。
Oneの旅は、浮遊する島々や引き裂かれた現実を渡りながら、世界の汚染を止める方法を探すものになります。侵食が進み、救うべきものがなくなる前に行動する必要があります。舞台となる世界そのものが安定していないため、探索では風景を眺めるだけでなく、現実の違いと元素の状態を利用して進路を見つけることになります。
本作はシングルプレイの冒険ですが、Oneが完全に1人で旅をするわけではありません。Corelでは、少人数の個性的な仲間たちと出会います。Oneへの忠誠心から同行する者もいれば、罪悪感を抱えている者、ほかに行く場所がないために共に進む者もいます。それぞれが衰退するCorelやOne自身と異なる関係を持っており、旅の中で彼らの背景も描かれます。
Oneの過去と未来をめぐる物語
旅の目的は、Corelを救うことだけではありません。Oneは自分が何者なのかを知り、過去に隠された謎を解き明かし、未来を救うために必要な答えを探していきます。世界を蝕むParadoxと、One自身の素性に関わる謎が、冒険の軸として描かれます。
開発チームは、プレイヤーが用意された一本道の解法だけを追うのではなく、実験しながら自分なりの進み方を見つけられる作品を目指したと説明しています。Ætherの変化、元素同士の反応、現実の切り替えをどう組み合わせるかによって、探索と戦闘の状況は変化します。まず作品の仕組みを理解し、その後に複数のシステムを組み合わせていくことが、Corelを進むうえでの基本的な考え方になります。
PS5では本編に加えてデモも利用できます。水の力を使った移動や攻撃、元素反応、現実の切り替えといった本作の主要な要素を確認してから、Paradoxに侵食された世界での冒険へ進めます。