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『Control Resonant』が9月の注目作に、Wolverineの期待を引き継ぐ

2026年09月27日 | #ゲーム紹介 | DualShockers

『Control Resonant』が9月の注目作に、Wolverineの期待を引き継ぐ

9月の注目作として存在感を高めているのが、Remedy Entertainmentの新作『Control Resonant』です。Insomniac GamesのWolverineに集まっていた期待が、手応えに欠ける内容への不満でしぼむなか、本作は激しい戦闘や迷宮のようなステージ構成でファンの支持を集めています。

Wolverineの期待を受け止めた新作

大手スタジオの新作や話題のインディーゲームが、数カ月ごとに業界の注目を一身に集めることがあります。そうした「今遊ぶべきゲーム」に明確な定義はありませんが、Wolverineはまさにその候補と見られていました。Insomniac Gamesが手がけたSpider-Manシリーズの成功を受け、マーベルの世界を広げる作品として期待されていたためです。

X-Men '97のシーズン2や、MCUでのX-Menの存在感の高まり、Marvel Rivalsの成長も追い風になると考えられていました。しかし、実際のWolverineについては、手応えの薄い体験になっていると感じるファンもいます。戦闘が少なく、不要に思えるQTEがあり、プレイヤーを手取り足取り導く内容だという不満が出ています。物語は悪くないものの、期待されたほどの迫力や印象を残せていない、という評価です。

そうしたなか、『Control Resonant』が注目を集めています。Remedyの『Control』に続く作品で、異形の世界を探索する三人称視点のメトロイドヴァニア風アクションです。主人公のDylan Fadenが持つ現実改変能力を駆使した激しい戦闘や、攻略しがいのある迷路のようなステージが、Wolverineに期待されていた体験に近いと受け止められています。長年のファンを引き込む物語も、本作の魅力として挙げられています。

SNSではファンから称賛の声が上がり、Steamではウィッシュリスト登録が200万件に達したほか、好評レビューも1,000件を超えています。Remedyは独自の開発スタイルに戻る前に、再び高い評価を集める作品を送り出したようです。

作品ごとの個性を生かすシリーズ展開

マーベルやDCのように多様なキャラクターを抱える世界では、主人公に合わせて作品ごとの作風やゲームプレイを大きく変えられることが強みになります。Insomniac GamesはSpider-Manで、主人公の人物像や戦闘を生かし、経験を積んだヒーローらしさを表現していました。

Wolverineには、激しい攻撃を続けるほど報われる戦闘を通じて、長年戦い続けてきたLoganの経験を描く方法が考えられます。しかし実際のゲームは、プレイヤーが決められた進行から外れないように補助輪を付けたような作りに感じられ、Loganにできることも大きく制限されている、というのが筆者の見方です。Insomniac Gamesは、大きな機会を生かしきれなかったように映ります。

一方でRemedyは、作品同士がつながる自社の世界観を生かしながら、ゲームごとに個性を変えてきました。初代Alan Wakeは、どこか大げさなサバイバルホラーとして始まり、物語の前提に潜む恐ろしい意味を少しずつ明らかにします。Alan Wake 2では、新たな主人公である捜査官Saga Andersonを通じて、Alanの能力に関わる形而上学的な仕組みを調査し、理解していく展開が中心です。

初代Controlは、現実がゆがむ建造物を探索する独創的な作品でしたが、戦闘は比較的シンプルでした。『Control Resonant』では主人公が変わり、戦闘も一新されています。奇想天外な移動や世界の探索は引き継ぎつつ、サービスウェポンに代わって多彩な近接攻撃を使います。

マーベルのゲームシリーズを成功させるには、それぞれの作品が単独でも楽しめるほど個性的である必要があります。Motive Studioが開発中と報じられたIron Manは、現在のマーベルゲーム作品群にとって成否を左右する存在になりそうです。発売時には、ほかの話題作に埋もれず、次の「今遊ぶべきゲーム」として注目を集める可能性があります。