『Romancing SaGa 3: Destinies United』は使い込んだ技から新スキルを習得
2026年09月27日 | #ゲーム紹介 | DualShockers
東京ゲームショウ2026で試遊した『Romancing SaGa 3: Destinies United』は、1995年発売のカルト的人気作をリメイクしたJRPGです。戦闘では技の使い方に応じて新たな能力を覚える仕組みがあり、懐かしさの中に独自の手応えがありました。
技を使うほど成長する戦闘システム
本作は、2024年に発売されたSaGaシリーズのリメイクに続く新作です。筆者はシリーズに触れるのが初めてで、試遊では初心者向けとして用意された「魔王殿:迷子のゴンを救え!」を選びました。もう1つの試遊範囲は、中盤の難所「グゥエインの巣:グゥエインとの出会い」でした。
試遊範囲では、病床にいる母親代わりの人物を見舞うなかで、幼いゴンが行方不明になったと判明します。最後に目撃されたのは、かつて魔王が住んでいた古城。今は魔物や盗賊がいるだけとはいえ、子どもがまるで地獄に放り込まれたように見える展開は、笑ってしまうほどでした。JRPGではおなじみの「大人はどこにいるのか」と感じる場面です。
5人のパーティーを組んでゴンを救いに向かうと、敵との戦闘を通じて成長の仕組みを学べます。本作では戦闘後に技術ポイント(TP)を獲得し、一定量に達すると、戦闘中に使った武器や術の系統レベルが上がります。HPとBPも、戦闘に参加した時間に応じてTPを得ます。
新しい技や術は、決まったレベルに達すると習得する方式ではありません。戦闘でさまざまな技を使うことで、新たな能力を覚えていきます。強敵相手に使えば、より早く習得できるとのことです。筆者はこの仕組みを『ファイアーエムブレム』に少し似ていると感じました。
敵には武器や術ごとの弱点があり、弱点を突くと大きなダメージを与えられるほか、オーバードライブゲージもたまります。ゲージが満タンになると、敵に大ダメージを与える「連携攻撃」を繰り出せます。また、各キャラクターの行動順や強力な攻撃のタイミングはタイムラインに表示されるため、次の手を考えやすくなっています。
長年JRPGを遊んできた筆者には、戦闘の基本はなじみのあるものでした。一方で、技の習得や行動順の表示など、戦いに変化をつける要素も備えています。試遊の範囲では、期待されていたほど革新的とは感じなかったものの、戦闘の魅力はうかがえたとしています。
物語は1995年らしい素朴さ
試遊は約25分と短く、作品全体の物語や、シリーズでよく見られる自由度の高い進行については判断できませんでした。今回の範囲では、城を探索して敵と戦い、ゴンのいる場所を守るオーガを倒します。その後、村に戻った一行は、周辺で魔物が凶暴化していることを話し合います。
筆者は物語を少しふざけた印象と受け止め、真剣に見るのは難しかったと述べています。ただし、仲間を育てたり、相性のよい組み合わせを考えたり、各キャラクターの個人的な物語や世界の描写を楽しんだりするタイプのJRPGであれば、物語が「まずまず」でも問題はないとのことです。
今回体験した展開は、1995年のJRPGらしいオーソドックスなものでした。より深みのある物語を期待すると、物足りなく感じる可能性があると筆者は指摘しています。
JRPGの定番に独自の成長要素を加えた作品
物語は素朴ながら、筆者は『Romancing SaGa 3: Destinies United』を遊びごたえのある作品と評価しています。色彩豊かな環境は見栄えがよく、序盤は情報量の多さに戸惑ったものの、メニューは分かりやすく、画面が情報で埋め尽くされる感じもなかったそうです。
ペルソナ、ドラゴンクエスト、ファイナルファンタジー以外のシリーズにも触れてみたいJRPGファンなら、楽しめそうだと筆者は見ています。ほかのシリーズになじみのある要素を備えつつ、独自の成長システムによって、プレイを続けながら新しい技や能力を獲得する面白さもあります。
筆者は発売に向けて本作を引き続き注目しており、物語全体を知ることで、スクウェア・エニックスによる新たな良作リメイクになることを期待しています。『Romancing SaGa 3: Destinies United』は2027年2月16日発売予定です。