筆者は『シャイニング・フォース』を現代のタクティカルRPGとして復活させてほしいと訴える
『ファイアーエムブレム』の新作がタクティカルRPGへの注目を集めるなか、Polygonの筆者はセガにもこのジャンルへ再び参入してほしいと述べています。なかでも、90年代のシリーズ『シャイニング・フォース』を現代的な作品として復活させることを望んでいます。
90年代に海外でも親しまれたシリーズ
初期の『ファイアーエムブレム』が主に日本で展開されていた一方、『シャイニング・フォース』は1990年代初頭に北米や欧州でも発売されました。筆者にとって、1992年の『シャイニング・フォース』と1993年の『シャイニング・フォースII』は、タクティカルRPGに触れるきっかけになった作品です。どちらも現在、Nintendo Switch Online + 追加パックのメガドライブライブラリーで遊べます。セガはセガCDやサターン向けにもシリーズ作品を発売しましたが、今では正規の手段で遊ぶのが難しくなっています。
プレイヤーは弓兵や魔法使い、僧侶、騎士、斧を持つ戦士など、さまざまな職業の仲間を集めて部隊を編成します。仲間が増えるにつれ、誰を戦闘に出すか選ぶ必要があり、一定のレベルに達して希少なアイテムを手に入れたキャラクターはクラスチェンジできます。こうした要素は、近年の『ファイアーエムブレム』にも通じるものです。
一方で、一般的なRPGの職業には収まりにくい仲間たちもシリーズの持ち味です。人狼やロボット、空飛ぶクラゲ、カメなど、個性的なキャラクターが加わります。『シャイニング・フォースII』のピーターは、見た目こそ『セサミストリート』のビッグバードに似ていますが、筆者によれば、ゲームを通して非常に頼れる存在です。
個性的な仲間と多彩な戦場
戦闘では、仲間をマス目状のマップに配置し、敵の反撃に備えて少しずつ移動させます。攻撃範囲に入ると、16ビット時代としては緻密なドット絵の戦闘画面に切り替わります。地形によって移動が制限されたり、キャラクターがダメージを受けたりするほか、敵を全滅させる戦いもあれば、敵のリーダーを倒せば勝利となる戦いもあります。
海に浮かぶ不安定ないかだの上やサーカスのテント、ペルーのナスカの地上絵を思わせる場所など、戦場のバリエーションも印象的だったと筆者は振り返ります。
セガに期待する現代版
開発者の高橋宏之氏は2010年のGamesTMのインタビューで、『ファイアーエムブレム』について、テンポが悪く遊びたいと思える作品ではなかったと語っています。筆者は両シリーズがよく似ているとしつつも、『シャイニング・フォース』が直接『ファイアーエムブレム』から影響を受けたと決めつけるのは適切でないと述べています。
セガは現在もシャイニングシリーズの権利を保有していますが、サターン以降は『ファイアーエムブレム』風の作品から方向を変えました。2010年代にはPSP向けに、アクション要素を強めたタクティカルRPGを日本のみで3作発売。2018年にはアクションRPGの『シャイニング・レゾナンス リフレイン』を世界で発売しましたが、いずれも90年代の『シャイニング・フォース』とは異なる作品です。
筆者は、セガの人気シリーズを取り入れた新作を望んでいます。『龍が如く』の桐生や『スーパーモンキーボール』のアイアイを、任意のミッションを通じて仲間にしたり、ソニックのグリーンヒルゾーンや『ファンタシースターII』の未来都市、『クリスマスナイツ』を思わせるマップを登場させたりする案を挙げています。筆者の言葉を借りれば、かつて遊んだミレニアル世代は『シャイニング・フォース』の新作を待ち望んでいます。