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『魔界戦記ディスガイア』の新川宗平氏、AIに物語を書かせる考えはないと明言

2026年09月28日 | #その他 | VGC

『魔界戦記ディスガイア』の新川宗平氏、AIに物語を書かせる考えはないと明言

『魔界戦記ディスガイア』を手がけた新川宗平氏は、ゲーム開発でAIが役立つ場面はあるとしつつ、物語の執筆に使うことには「まったく興味がない」と語りました。著作権侵害などの問題を避けるべきだとも述べています。

AIは制作を助ける道具

新川氏は、電撃オンラインのインタビューで、AIは脅威か、それとも強力な協力者かと尋ねられました。生産性を高められる工程でAIを使うことには理解を示し、AIを単なる道具と捉えているため、脅威とは考えていないと説明しています。一方で、著作権侵害やその他の犯罪行為は許されないとしています。

AIに筋書きを渡して作品の完成まで任せる方法については、そうしたやり方を否定はしないものの、自分にとって面白いのか疑問だと述べました。大量生産には向くかもしれませんが、自分が作りたい物語やキャラクターを自ら形にすることが創作の動機であり、言葉を一つずつ自分で紡がなければ楽しくないといいます。

そのため、現時点では執筆にAIを使っていません。使うとしても、キャラクター名やタイトルの案を出してもらう、調べものを頼むといった補助的な用途に限る考えです。売れそうな物語をAIに複数挙げさせ、そこから題材を選ぶ方法も、自分が興味を持ったテーマを選んで書くという創作の姿勢には合わないと話しました。

開発者に必要なのは人の心に響かせる力

AIが開発のさまざまな場面で使われる時代に、若い開発者が磨くべき力について、新川氏は「人の心」だと回答しました。人の心に響き、記憶に残るコンセプトやゲーム体験を生み出す力が重要だとしています。

アイデアを形にするためにAIを頼るのは問題ないものの、ゲームの核を見失わず、AIが出した複数の案から最良のものを判断する力も欠かせないと述べました。感動を生むドラマや、心を揺さぶるホラーゲームを作るうえでも、その2つの力を大切にしたいと語っています。

新川氏が手がける次回作『Demons’ Night Fever』は、10月22日に発売予定です。