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『Banjo-Tooie』のAI利用再コンパイル版に、既存チームが「無関係」と反発

2026年10月03日 | #その他 | GamesRadar+

『Banjo-Tooie』のAI利用再コンパイル版に、既存チームが「無関係」と反発

『Zelda 64: Recompiled』と『Banjo: Recompiled』の開発者が、AIを大幅に利用した『Banjo-Tooie』の再コンパイル版を批判しました。既存チームは以前から同作の移植に関心を示しており、開発者の意向に反するAI利用が議論を呼んでいます。

開発者はAI利用を拒否

この再コンパイル版の開発者は、プロジェクトのコードの大部分にAIツールを使い、開発やレビューにも活用したと説明しています。これに対し、N64: Recompiledの開発者Dario氏はBlueskyで「このBanjo-Tooieの再コンパイル版は私たちとは無関係です」と表明し、「完全にAI生成です」と批判しました。

Dario氏によると、『Zelda: Recompiled』と『Banjo: Recompiled』のチームは明確な反AI方針を掲げており、これまでAIを使っておらず、今後も使う予定はありません。また、チームは以前から『Banjo-Tooie』の移植を検討していました。同作をきちんと移植するには手間と注意が必要だとし、人間が調査を重ねて作った開発基盤や描画処理、ゲームに関する知見にAIを持ち込むことは「敬意を欠いている」と述べています。

別の開発者Reonu_氏も、チームが移植を予告していた作品について、既存の開発ツールや実行環境、解析データを使い、AIで急いで未完成のアルファ版を出すことを批判しました。

ファン移植を巡り続くAI論争

N64: Recompiledは2年前に公開されたツールで、ニンテンドー64のゲームをPC向けに移植しやすくすることを目指しています。公開時には『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』の60fps対応版も登場しました。今年は『Banjo-Kazooie』の移植版が公開され、シリーズの生みの親からも評価されました。

AIを使った移植への懸念は以前からあります。7月には『Donkey Kong 64: Recompiled』の開発者が、競合相手より先に質の高い移植版を出す意向を示し、AIを使った即席のコーディングを拒否しました。GamesRadar+の記事は、問題は仕上がりの質だけでなく、人間が時間をかけて作る移植版から注目がそれる可能性にもあると指摘しています。

一方、AIによるコード支援を受け入れているプロジェクトもあります。PS3エミュレーターRPCS3はAIの支援を受けたコードの投稿を認めていますが、投稿者がコードを理解していることを求めています。今年、開発チームはAIが生成した質の低いコードの投稿を控え、デバッグやコーディングを学ぶよう呼びかけました。