Google、文章入力でゲームを作れるブラウザーサービス「Playground」を実験公開
Googleは、文章で指示して簡単なゲームを作れるブラウザーサービス「Playground」を実験段階で公開しました。作ったゲームはオフラインで試したり、リンクを共有して友人に遊んでもらったりできます。
指示を入力してゲームを制作
Playgroundでは、作りたいものを文章で入力するだけでゲームを制作できます。Googleは、これまでゲーム制作には技術的な知識が必要でしたが、Playgroundならコーディング経験がなくても、いくつかの指示でアイデアを形にできると説明しています。
Unityと共同で3D版を開発
Unityと共同開発する、より高度なサービス「Unity Spark」も年内に公開される予定です。こちらもブラウザー上で動作し、文章の指示から3Dゲームを生成できます。Unityのアセットストアにある素材も利用できます。
Unityのマット・ブロンバーグCEOはブログで、AIに一度の指示でゲームを作らせたり、既存作品を再現させたりすることが目的ではないと説明しました。「文章ソフトで『戦争と平和』の冒頭を書き直してもトルストイにはなれないのと同じで、それだけで次の小島秀夫になれるわけではありません」と述べ、Unity Sparkは、作り込んで磨き上げ、共有したくなるような独自の体験を生み出すためのものだとしています。
ブロンバーグ氏は、Unity Sparkを通じて、より多くの人が自分の表現を形にできると説明しています。Unityのアセットストアと連携し、コミュニティのアーティストが制作した高品質な素材を数千点利用できることも特徴です。長時間遊んできたジャンルに足りないものが分かっているプレイヤーや、プログラミングはできなくても作品のイメージを持つグラフィックアーティスト、新しいものを作りたいモッダーなどを想定しています。
ゲーム開発で広がる生成AIの利用
ゲーム業界では、生成AIの利用をめぐり、盗用や生成物の質への懸念が続いています。一方で、開発費の削減や制作の迅速化を目指し、ゲーム開発にAIを取り入れる開発者もいます。
Googleが昨年、世界生成モデル「Genie 3」を発表した際には、Unityの株価が20%下落しました。ブロンバーグ氏は英紙フィナンシャル・タイムズの取材で、AIが約2000億ドル規模のゲーム業界に与える影響について、市場は誤解していると述べています。「AIはソフトウェアに取って代わるのではなく、ソフトウェアを活用するものです」と話しました。