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元Naughty Dogアーティスト、過酷な残業を認めつつスタジオを擁護

2026年10月09日 | #その他 | GamesRadar+

元Naughty Dogアーティスト、過酷な残業を認めつつスタジオを擁護

『The Last of Us』やUncharted 4でVFXアーティストを務めたMatt Radford氏が、Naughty Dogの残業をめぐる報道はおおむね事実だと認めたうえで、働く人々の意欲や作品への思いも伝わるべきだと語りました。一方、記事の筆者は、同氏の説明だけでは残業を断る自由が守られていたか分からないと指摘しています。

Radford氏が語る残業の実態

Radford氏は、インタビュー番組「Kiwi Talkz」で、オンライン上ではNaughty Dogの残業文化について誤解があると話しました。報道された残業の話は「おおむね真実」だとしながらも、そこで働くことを望んだ人たちがいた点が伝わっていない場合があると説明しています。

同氏によれば、週に100時間を超えて働くこともあり得ると感じるほどの時期がありました。高い水準の作品を作ろうと意欲を持った人々が集まり、互いの働き方に影響を与えながら、長時間を費やしていたと振り返っています。単に企業が一方的に過酷な勤務を強いた、とだけ捉えるのは実情を単純化しすぎるという見方です。

Radford氏はさらに、苦しみと芸術の間に関係があるのかと問い、自身の経験から「優れた芸術は苦しみから生まれてきた」と感じていると述べました。過酷な時期があったことは認めつつ、作品の成果は語るに値し、Naughty Dogの強みは意欲的な人々にあるとも語っています。

残業をめぐる報道と筆者の見方

Naughty Dogは長年、残業の多さで知られてきました。2025年12月には、『Intergalactic: The Heretic Prophet』のデモ制作に向けて、従業員に義務的な残業が求められたとの報道がありました。また、4月には同社の元シニアゲームデザイナー、Benson Russell氏が、社員は「自分たちの水準のゲームを作るために必要なこと」として残業を受け入れていたと語っています。

記事の筆者は、作品への思いや自発的に長時間働く人がいたとしても、Radford氏の説明がスタジオの労働環境を全面的に正当化するわけではないと指摘します。周囲からの圧力があり、残業を望まない人にも影響していた可能性があるためです。

筆者は、残業の長さや報酬、断った場合の扱い、制作の遅れを埋めるために残業へ頼る理由も考慮すべきだと述べています。Radford氏の発言だけでは、長時間働くことを望まない従業員にも、妥当な勤務時間を選ぶ自由が保障されていたか判断できないという見解です。