『The Callisto Protocol』は発売が3カ月前倒しされ、発売後に86回のパッチが配信されました
2026年10月12日 | #アップデート | GamesRadar+
Dead Spaceを手がけたGlen Schofield氏によると、『The Callisto Protocol』は予定より3カ月早く発売されました。発売時の評価は振るわず、開発チームは発売後に計86回のパッチを配信したといいます。
新型コロナの影響下で発売を前倒し
Schofield氏はGamesIndustry.bizのインタビューで、開発を手がけたStriking Distance Studiosが作業を始めてから約6カ月後、新型コロナウイルスの流行が始まったと振り返りました。対面で話す代わりにZoomで会議をするなど、リモートでの開発に苦労したほか、販売元Kraftonとの運営上の問題もあったといいます。
同氏によれば、コロナ禍で生じた遅れを補うため、当初は追加で3カ月の開発期間を得て、2023年3月に発売する予定でした。しかしKraftonは、予定を変えて2022年12月に発売する方針を決めたとSchofield氏は主張しています。
「ゲームを出荷せざるを得ませんでした。自分自身に腹が立っています。あの決定には本当に驚きました。新型コロナのさなかだったのです。米国では100万人が亡くなり、親友の1人も亡くしました。社内では毎月4~6人が体調を崩していました。スペインの小さなチームが一時的に稼働できなくなり、レンダリング担当チームをしばらく失ったこともあります。普段からそうですが、何より気がかりだったのはチームの健康です。ゲーム作りは二の次になりました。命と人間の問題だったのです」
発売後に計86回のパッチを配信
発売の前倒しにより、Schofield氏が当初思い描いていた内容から変わった部分もあり、いくつかのステージやボス、敵はゲームから削除されました。
Schofield氏によると、Kraftonは本作を「完全な失敗」と見なしていたそうです。一方、開発チームはDLCをすべて仕上げた後も修正を続け、計86回のパッチを配信しました。「それはとんでもなく大変な作業でした。毎日変更を加えていました。小さなものもあれば、大規模なものもありました。ゲームを本来あるべき状態に戻すためでした」と同氏は語っています。
続編に向けた構想
Kraftonは続編の制作にも関心を示さなかったといいます。Schofield氏の構想では、続編は単なる感染の発生ではなく、疫病全体を描く、より大規模な作品になる予定でした。舞台は、宇宙船が多数停泊する巨大な宇宙ステーションにある「巨大な廃船置き場」です。
「たくさんのデザイン画があり、1作目に入らなかった要素の一部を続編に盛り込む予定でした」とSchofield氏は話しました。ただし、この構想が実現する可能性は低そうです。