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『Satisfactory』のボードゲームは工場建設の連鎖が魅力で、1回のプレイは2〜3.5時間です

2026年10月13日 | #ゲーム紹介 | IGN

『Satisfactory』のボードゲームは工場建設の連鎖が魅力で、1回のプレイは2〜3.5時間です

『Satisfactory』のボードゲームは、工場を少しずつ広げていくPCゲームの魅力を、最大4人で遊べる卓上ゲームに凝縮した作品です。プロトタイプを遊んだ筆者は、建物のボーナスをつないで手番を大きく展開する楽しさを評価する一方、アイコンの多さには戸惑ったといいます。Mood PublishingがGamefoundでクラウドファンディングを展開しています。

2つのアクションで工場を拡張

デザイナーのDavid Thor Fjalarssonが手がける本作では、採掘や精製、工場の強化を進め、宇宙エレベーターが完成するまでに最も多くのFICSITポイントを獲得したプレイヤーが勝ちます。手番では「建設」「移動」「工房」の中から2つのアクションを行います。全員の手番が終わると生産フェイズに入り、鉱山が石灰石、鉄、銅のいずれかを採掘し、ベルト上の資材が精製へ向けて進みます。数ラウンド遊ぶうちに、こうした手順はすぐに分かってきたそうです。

大きな六角形のマス目で構成されたマップには、準備時に生き物やバイオーム、資源の豊富な地点が配置されます。「移動」では移動力の分だけ進めますが、技術や乗り物を用意しないと通れないマスもあります。地点に止まると資源を得たり、トークンを獲得したりできます。「工房」では、ベルト上の資材を1マス進めるか、資材1個を上位のものへ精製できます。どちらも建設に役立つ行動です。

筆者が特に気に入ったのは「建設」です。採掘機や精製機などの基本設備に加え、ゲームの進行に応じて解放される、段階の異なるカードから設備や道具を建設できます。ジェットパックは移動を助け、武器は野生生物への対処に使えます。さらに、建設する設備によって追加のボーナスアクションが発生します。たとえば採掘機を建てるとベルトをすぐに建設でき、そのベルトのボーナスで無料の移動アクションを得られます。コンストラクターなら手番中に追加のアクションを行えます。こうしたボーナスをつないで、大きな手番を作るのがとても楽しかったと筆者は振り返っています。

人数によって変わる駆け引き

基本モードは、PC版の協力プレイとは異なり、ポイントを競う対戦形式です。完成版には協力モードとソロモードも収録される予定です。ただし、相手の採掘機やベルトを破壊するような要素はありません。誰かが設備を建てたマスはそのプレイヤーが確保し、ほかのプレイヤーはそこに新たな設備を建てられなくなりますが、通り抜けることはできます。妨害は、相手の拡張を邪魔したり、資源をめぐる選択を難しくしたりする形で起こります。

こうした競り合いは、3人や4人で遊ぶと目立ってきます。一方、2人プレイでは使える空間に余裕があり、相手に拡張を封じられる心配が少ないため、工場の効率化や手番の計画に集中できます。筆者は、人数によって別のゲームのように感じたといいます。3人、特に4人では、どこへ工場を広げるか、相手に資源を取らせないにはどうするかが重要になります。筆者自身は、対立の少ない2人プレイで工場を組み立てるパズル的な面白さをより楽しめたそうです。

2人で遊んだ際には、基本資源の生産を優先し、採掘機を早く稼働させて遠くの資源豊富なマスまで進出しました。生産フェイズで資源を多く得られるようになり、序盤のマイルストーンを次々に達成して、宇宙エレベーターが完成するより早く大きくリードできたといいます。目標の達成報酬や訪れたバイオームからの報酬も重なり、マイルストーンを4つ続けて達成した場面は、強い高揚感があり、本作に惹かれる決め手になったそうです。

卓上でも感じられる工場づくり

筆者は、原作のPCゲームを長時間遊び込んだわけではありません。それでも、マップいっぱいに伸びるベルト、別のレシピの発見、資材を精製して新技術を解放する機械のネットワークなど、原作らしい要素はしっかり残っていると感じました。Beanのような印象的な生き物も登場します。PC版の広大な規模を再現することはできませんが、効率のよい仕組みを作り、必要に応じて強化するという核をうまく取り出していると評価しています。

遊ぶにはかなりのテーブルスペースが必要です。複数のボードやカードの山、大きなマップ、資源トークンを並べると、卓上ゲームとしても圧倒されるほどの量になります。資材を石灰石、鉄、銅の3種類に絞ったことで管理の負担は抑えられていますが、筆者にとっては資源の在庫より、各所に表示されたアイコンの意味を覚えるほうが大変でした。

カード、マップ、プレイヤーボード、得点トラックなどにさまざまなアイコンが使われています。筆者が遊んだプロトタイプには参照カードがありませんでしたが、発売版には付属する予定だと説明を受けたそうです。アイコンを理解するまでにはゲームの大半がかかったものの、終盤には慣れてきて、参照カードがあれば負担も軽くなると見ています。

本作は現在も調整中です。選べるアクションが限られているため手番はテンポよく進みますが、最善手を細かく考える人が多いと、長引く可能性もあります。筆者のプレイ時間は1回あたり2〜3.5時間でした。多くのシステムを取り入れながら、1日がかりにならないゲームにまとめた点を評価しています。Gamefoundではルールの草案や追加コンテンツ、支援プランの内容が公開されているほか、MOOD公式のプレビュー版をSteamのTabletop Simulatorで遊べます。