『S&box』は2026年末ごろに基本プレイ無料化する予定です
2026年10月15日 | #アップデート | Polygon
Garry Newman氏が率いるFacepunch Studiosは、『S&box』のサンドボックス体験を強化し、2026年末ごろに基本プレイ無料化する方針を明らかにしました。プレイヤーを増やし、作品の立て直しを目指します。
遊びの中心を強化
Newman氏はブログ記事「Rethinking」で、4月の発売以降、プレイヤーの支持を得られていないと認めました。「このプラットフォームは好かれておらず、プレイヤーの定着率もよくありません。レビューには恥ずかしさを感じていますし、私自身、恥じています」と振り返っています。
ValveのSource 2エンジンを使ってFacepunch Studiosが開発した『S&box』は、累計販売本数が2,500万本を超えるGarry’s Modの精神的後継作です。Newman氏によると、これまでは開発ツールに力を入れすぎ、プレイヤーが実際に遊ぶ体験を十分に重視できていませんでした。「私たちが売るのはエンジンではなく、ゲームです」と述べています。
今後はサンドボックスの基本体験を優先し、NPCや乗り物を追加するほか、マルチプレイ、アドオン対応、カスタマイズ機能を改善します。まずGarry’s Modと同等の体験を目指し、いずれはそれを超えることが目標です。
ゲームの見つけやすさも見直し
Facepunch Studiosは、プレイヤーがゲーム内で作品を見つける仕組みも改めます。ユーザー制作の体験を幅広く並べる「ゲームのNetflix」のような構想は、期待どおりに機能しなかったとNewman氏は説明しています。AI生成作品を含む質の低いゲームが多く、遊ぶ価値のある作品を探しにくくなっているためです。
今後は数をそろえるよりも、評価の高い作品や人気作を選んで紹介する方針です。また、独自の仕組みを開発し続けるのではなく、インフラの一部をSteam Workshopへ移す計画も示しました。
2026年末ごろに基本プレイ無料化
『S&box』は2026年末ごろに基本プレイ無料となる見込みです。Newman氏は、ゲームの購入費に加えて有料のコスメティックアイテムもあることが、新たなプレイヤーの参加をためらわせている可能性を指摘しました。「入場料は必要ありません。必要なのはプレイヤーです」と述べています。
無料化の際には、現在の所有者に限定のSteamインベントリアイテムが配布されます。価格が10ドルではなく20ドルだった時期に購入した人には、追加のアイテムも用意されます。
Newman氏は、エンジンとその創作の可能性を気に入っている一方で、プレイヤーが不満を抱いている理由も理解していると説明しました。「状況を改善するため、大きな変更を進めています。変更が完了するまで、見守っていてください」と呼びかけています。