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時間を操るターン制RPG『Eternal Anima』、約1時間のプレビューで見えた「賢く戦う」戦闘の魅力

2026年10月16日 | #ゲーム紹介 | Game Informer

時間を操るターン制RPG『Eternal Anima』、約1時間のプレビューで見えた「賢く戦う」戦闘の魅力

『Eternal Anima』は、9月の大型Nintendo Directで公開された、時間をテーマにしたRPGです。スクウェア・エニックスのHD-2Dタイトルのような見た目ですが、同社の作品ではありません。開発はMarvelous Inc.で、Game Informerの筆者が東京のオフィスで約1時間プレイしました。筆者は最も注目すべき点として、敵の行動を見通して戦う独自のターン制バトルを挙げています。

水没した世界で「変化」を求める主人公

『Eternal Anima』の舞台は、すでに世界の終幕を迎えつつある水没した世界です。人類最後の拠点となっているのが、都市Urvis Aelです。暮らし自体は悪くないものの、「より良い明日を求めてはならない」、つまり変化を望んではならないという決まりがあります。主人公のWadeはこの掟を破り、より良い生活が可能だと心の底で信じて冒険に出ます。

Wadeには、過去をのぞいて記憶を見たり、そこから能力やクラスを受け継いで戦闘に使ったりできる「Psychometry」の力が与えられています。

敵の行動が見える、ターン制バトル

今回のプレイは戦闘が中心でした。筆者は、その戦闘を「非常に素晴らしい」と評価しています。方式はターン制ですが、時間を操るような仕掛けがあります。

Wadeは「Future Sight」の力も持っており、各ターンで敵が何をするかを把握しています。これはUIにも反映されています。すべての能力には行動速度があり、画面下部のタイムラインに表示されます。敵の次の行動、狙う相手、さらにその結果まで、常に確認できます。

戦闘のポイントは、強く殴ることよりも賢く殴ることにあります。Wadeや仲間が敵の弱点を突くと、敵はバトルのタイムライン上で後ろに押し戻され、あらかじめ決まっていた行動も後回しになります。狙いは、敵が攻撃する前に倒せるところまで押し戻すことです。大型の敵であれば、タイムラインから完全に弾き出す「Break」を狙います。Breakを決めると敵の行動が取り消され、味方はもう一巡攻撃できます。

筆者によると、一般的なターン制RPGほど能動的な感覚はありません。むしろ神様がアクションフィギュアを動かして遊ぶような感覚で、自分が展開を決め、あとは結果を眺める形になるといいます。

絵画のような映像と、評価が分かれたキャラクター表現

見た目は、背景のぼかしを生かした『Eternal Anima』独自の美術スタイルです。第一印象はHD-2Dに近いものの、実際には異なります。筆者は世界や敵の見た目を気に入っています。一方で、キャラクターがちびキャラ調で描かれている点は残念だと述べています。絵画的な映像になじまず、作品の重いテーマとも噛み合っていないという意見です。

過去の人物と出会い、現在を変える可能性

探索では、世界地図の上に丁寧に置かれた、閉じたジオラマのような小さな舞台を巡ります。釣りのミニゲームや、アイテム集め、敵との戦闘のほか、過去の時代のNPCであるFletcherとの出会いもありました。地面で光る剣に触れると回想のアニメーションが流れ、Fletcherの物語が描かれます。最後に、彼の過去から弓を受け取ったという通知が表示されました。

さらに進むと、現在から約200年前の時代で、故郷の森の村を洪水から守ろうとする男性に出会います。筆者の時代では世界全体がすでに水没しているため、この村もいずれ沈むことは分かっています。それでもWadeは、この人物に迫る危機を信じさせることができれば、過去を変えて現在を変えられるのではないかと考えます。体験版はこの直後に終了しました。

プレビューから1か月がたった今も、筆者は特に戦闘のことを考え続けているそうです。多くのターン制バトルは「強くなった」と感じさせるのに対し、『Eternal Anima』は「自分は天才だ」と感じさせる点が賢く新しいと評価しています。筆者は発売が見込まれる3月を心待ちにしています。