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『ゼルダの伝説 時のオカリナ』のナビィは、N64の性能上の制約で「かわいい女の子」の姿にできなかった

2026年10月24日 | #ゲーム紹介 | GamesRadar+

『ゼルダの伝説 時のオカリナ』のナビィは、N64の性能上の制約で「かわいい女の子」の姿にできなかった

『ゼルダの伝説 時のオカリナ』に登場する妖精ナビィは、「Hey, listen」のおせっかいな呼びかけで知られる、シリーズでも屈指の人気キャラクターです。ところが、羽の生えた光の玉というおなじみの姿は、当初の構想とは違うものでした。ニンテンドー64の技術的な制限があったために、現在の姿になったといいます。

当初は人型の妖精を想定していた

この経緯を語ったのは、『時のオカリナ』のデザイナーで、任天堂のベテランである小泉歓晃氏です。2011年のIwata Asksで明かしており、時のオカリナのリメイクが控えて原作への関心が高まっていることから、改めて注目されています。

小泉氏は、ナビィはもともと人型の存在になる予定だったと説明しています。「普通、妖精といえばかわいい女の子を作るところですが、ニンテンドー64では無理でした。そこで、羽の生えた光の玉にしました」と話しています。

過去の2D作品では、妖精はティンカー・ベルのような少女の姿で描かれていました。そのため、当初の方向性は自然なものだったと考えられます。記事の筆者は、あくまで推測としたうえで、人型のモデルでは小さなキャラクターに詰め込むディテールが多すぎ、アニメーションやAIをきちんと動かすのが難しかったのではないかと見ています。

Zターゲットのカーソルとして生まれた存在

小泉氏は『時のオカリナ』のZターゲットシステムの中心的な設計者でもあります。このシステムでは、一般的な画面上のマーカーの代わりに、ナビィがカーソルの役割を果たします。

ナビィが生まれたきっかけは、ありきたりなマーカーを使いたくなかったことだそうです。小泉氏は「自分はデザイナーだったので、そんな単純なマーカーは使いたくありませんでした。何か別のものを作りたくて、妖精を思いつきました。やはり『ゼルダの伝説』ですから」と語っています。

リメイク版のナビィは光の玉のまま

リメイク版で、より現実的な女性の姿のナビィが登場していたらと想像すると、おかしくもあり、落ち着かない気持ちにもなると筆者は述べています。公開済みの映像では、ナビィは従来どおり虹色に輝く球体で、角が少し減った見た目になっていることが確認されています。

筆者は、ニンテンドー64の処理能力にもう少し余裕があれば、この姿にはなっていなかった可能性が高いとして、その点に驚きを示しています。