Jacksepticeye、『Hitman』の新ターゲット役とBloodborne映画の進捗を語る 脚本家と監督は決定済みと説明
YouTuberのJacksepticeye(Seán McLoughlin)が、IGNのインタビューで『Hitman』の新たなエルーシブターゲットとして登場する経緯や、自身が製作に関わるアニメ版Bloodborne映画の進捗などを語りました。エルーシブターゲットとしての登場は10月29日から無料で追加され、11月25日まで挑戦できます。
『Hitman』では「誇張されたコンテンツクリエイター」を演じる
Jacksepticeyeが演じるのは自分自身ではなく、特に「マノスフィア」と呼ばれる領域のコンテンツクリエイターを「flanderized」(特徴を誇張した)形にしたキャラクターです。原文筆者は、Jake PaulやAndrew Tate、議論を呼ぶポッドキャスターを思わせる面があるのではないかと推測しています。
Jacksepticeyeによれば、IO Interactiveからは最初に「自分自身として出たいか、別の人物になりたいか」と尋ねられ、別の人物を選んだとのことです。本人は、自分自身では「部屋でゲームをしている」以外に語ることがないためだと説明しています。キャラクターについては「どうしようもなく耐え難い人物で、見つけたらすぐ頭を撃ちたくなる」と述べました。ルックスマキシングのような流行語を、Agent 47役のDavid Batesonの声が口にするのも面白いと語っています。
出演の話は1年ほど前から出ていたものの、スケジュールが合わず、IO Interactiveが『007 First Light』の開発で多忙になったこともあり、実現まで時間がかかったとのことです。出演を承諾したのは数か月前で、セリフの収録は1か月ほど前だったといいます。既存のレベルを活用しているため制作が早く、完成度の高さに驚いたそうです。
制作現場については、スタジオを訪れた際に脚本家やレベル制作者から「変えたい点やほしいセリフはあるか」と尋ねられるなど、非常に協力的だったと振り返っています。もともとシリーズのファンだったため、書かれたセリフを見て即座に引き受ける気になったとのことです。
また、制作のスピードと、プレイヤーの行動によって枝分かれする大量のセリフを用意する作業に驚いたと述べています。収録中にその場で変更した部分もあったそうです。『Hitman』のような作品が他にない理由は、これらを成立させる難しさにあるとの見方も示しました。
『007 First Light』にも出演
Jacksepticeyeは『007 First Light』にも出演しています。本人は、自分の実力だけで選ばれたとは言いにくく、Jacksepticeyeという名前が持つ知名度も理由の1つだろうと述べました。『Hitman』の話が進まなかった時期でもあり、同作にはShroudやKhaby Lameも登場することから、「それなら出てもらおう」という流れになったと推測しています。
役は「クロークルームの男」で、スキャンも行われたとのことです。一方、『Hitman』ではそのスキャンは使われず、ファンのスタッフが手作業でモデルを作ったそうで、本人は『Hitman』の方が自分に似ていると感じています。
Dispatchの続編や自作ゲームへの考え
『Dispatch』が500万本を売り上げたことにも触れ、本人はPunch Up役としてまた出演したいと述べました。声がかかればすぐに駆けつけるとし、キャラクターも世界観も気に入っているそうです。同作の制作陣が『Until Dawn』の続編に関わることについては、名前を見た時点で信頼できると話しました。『Dispatch』が優れているのは演技だけでなく脚本の質が高いからだとも語っています。
自身で試みたゲーム作りは思うように進まなかったとのことです。当時は自分と他に1人だけで取り組んでおり、ほかの仕事も多く、管理に十分関われなかったと説明しました。今後も関心はあるものの、自分のアイデアをゼロから形にするのは難しいと感じたそうです。現在は、自分のアイデアではない作品を小規模なチームとともに資金面で支え、外からフィードバックする形で関わっており、プロデュースを楽しんでいると語りました。
この経験から、チームや期待値、締め切りの管理、そして明確な目標を持つことの大切さを学んだとのことです。また、すべてを自分でこなすことはできないと実感したとも述べています。
Bloodborne映画は脚本家と監督が決定済み
アニメ版Bloodborne映画について、Jacksepticeyeは発表当時よりパイプラインがかなり進んでいると説明しました。物語の方向性も固まりつつあり、関係者の発表や物語の予告を近いうちに行いたい考えです。具体的な名前や時期は明かしていません。
制作に必要な人員については、脚本家と監督がすでに決まっていると認めました。アニメ作品は時間がかかるため、早い段階で土台を固めることが重要だとしています。本人は「非常に大きなIPを扱うため、ストレスも大きい」と話し、自分は細部を詰める役割だと述べました。
実写化との比較では、実写の方が早く作れるかもしれないが、より良くなるとは限らないとの考えです。『Bloodborne』には異世界的な要素が多く、アニメの方が表現の幅を生かせると見ています。Elden Ringの実写映画については、全体ではなく一部を描くのではないかと推測し、実写で作れば6億ドルかかるとも述べました。
Elden Ring映画が先に公開される見込みであることから、参考にする面はあるとしつつも、ヴィクトリア朝のイングランドを思わせる『Bloodborne』と神々や山の物語である『Elden Ring』は大きく異なるため、影響は受けすぎたくないと語っています。
映画化の姿勢とYouTuber出身監督への見方
映画化については、ゲームの物語をそのままなぞるのではなく、世界観の中で別の物語を語れる余地があるものが面白いと述べました。FalloutやResident Evilの映像化を良い例として挙げています。「なぜ映像化するのか」が最も重要な問いであり、答えが金銭ならば関わりたくないとも話しました。『Hitman』の映画化は誰かが挑戦してよいものの、スパイアクションの物語は自分には書けないため、自分は適任ではないとの考えです。
今年話題になったObsessionやBackroomsの監督については、CurryとKaneを「YouTuber出身の映画監督」と呼ぶのは2人に対して失礼だと述べました。2人はもともと映画を作り続けてきた人物で、Kaneは過去のインタビューでも、Backroomsは予算や手段が増えただけだという趣旨の発言をしていたそうです。Jacksepticeyeは、いずれ2人がオスカーを手にするだろうとまで語っています。Curryと会った際には、強い直感のもとで一日中決断を重ねるのが優れた演出だという話を聞き、自分も刺激を受けたとのことです。