『Squad』のコンソール版、PS5のテックアルファは60fpsの4Kアップスケールをほぼ達成。2027年にはフランス陣営の追加を目指す
2026年11月04日 | #ゲーム紹介 | DualShockers
Offworld Industriesが手がけるタクティカルシューター『Squad』が、PS5とXbox Series X|S向けに登場します。DualShockersは、同社のエグゼクティブプロデューサーであるPeter Maurice氏にインタビューを行いました。コンソール版の技術面、コントローラー操作、今後の陣営追加計画について語られています。
Maurice氏は、Offworldで約4年にわたって働いてきた人物です。以前は『Starship Troopers: Extermination』のプロジェクトリーダーを務め、EA Sportsの『NHL』『FIFA』や『Sleeping Dogs』にも携わっていました。
コンソール版の狙いと技術面
コンソール版の構想は最近生まれたものではなく、スタジオが2、3年前から検討していたものだといいます。『Starship Troopers: Extermination』をコンソールに移植した経験が、自信につながったとのことです。1年以上前から本格的に取り組み、PvPゲームとして「4Kアップスケール、60fps」を目標に、あらゆる面で性能改善を進めてきました。現在のコンソール向けテックアルファでは、すでにおおむね目標に到達していると説明しています。
Maurice氏は、タクティカルなミリタリーシミュレーションがコンソールでは少ないことに触れ、市場の可能性に期待を示しました。コンソールには、PCのような長年のベテランコミュニティがありません。そのため、初心者を支援するツールを増やしているそうです。たとえば、フレンドと一緒にサーバーを移動できるパーティーシステムがあります。クランシステムは、PC向けの次回アップデートで利用できるようになる予定です。こうしたツールはPCプレイヤーにも役立つとしています。
Unreal Engine 4から5への移行については、コンソール対応のためだけでなく、ゲーム全体の近代化に必要だったと述べています。ゲームモード全体で26あるマップは非常に大規模で、性能を確保するには新しい技術が必要でした。Unreal Engine 5.5のWorld Partitionやバーチャルテクスチャシステム、Enhanced InputやCommon UIへの移行が、コンソール対応とPCの性能向上の両方に貢献したといいます。PC向けには12月に大型アップデートを予定しており、全マップでのメモリ削減や性能改善を目指すとのことです。
PCで特に効果を実感しやすい改善として、マップの性能とUIバックエンドの刷新を挙げました。以前はUIがバックグラウンドで動作し、性能を押し下げていたといいます。この点は、PC向けの10.6アップデートで改善済みです。
コントローラー操作と初心者への配慮
Maurice氏は、乗り物の操作ではアナログ入力が大きな変化をもたらすと話します。PCでのコントローラー対応は約95%まで進んでおり、アクセル、ブレーキ、操縦桿、ハンドルをアナログで操作できます。キーボードでの乗り物操作は決して快適ではなく、コントローラーなら物資輸送や前線への移動も快適になるそうです。ヘリコプターも同様で、PS5アルファで操縦桿を使うと、これまでで最も着陸に成功しやすくなったと語っています。
HOTASについては、操作を追加・改善したベータ版がPC向けに配信されています。今後は拡張を検討しており、乗り物向けのハンドル対応も視野に入れているとのことです。
コンソール版は「別バージョン」ではなく、同じ『Squad』だと強調しています。コントローラー操作は段階的に作り込まれました。『Starship Troopers』チームの出身者が中心になっており、SteamインプットでコントローラーをPCで使うコミュニティの設定も参考にしています。衛生兵や工兵の道具を出す操作、ライフルマンの弾薬袋を置く操作などは、指の複雑な動きを必要としないよう改善を続けるそうです。
プレイデータはまだ十分に集まっていません。ただ、Maurice氏が実際のプレイで気づいた点として、「誰に倒されたのか分からない」という声と、同士討ちの多さを挙げています。敵のシルエットや装備に慣れるまでは、こうした状況は起こりやすいといいます。分隊長の役割、ラリーポイントやFOB構築の重要性など、上手な分隊長が伝えてきた知識を、初心者にヒントとして示す必要があるとも述べました。これもPCプレイヤーに役立つ取り組みです。
TVの前でプレイするコンソールユーザー向けに、視認性の調整は行ったのでしょうか。この質問に対しては、4Kアップスケールなどコンソール特有のレンダリング技術を使う以外は、特別な変更はしていないと答えています。敵を見つける難しさもPCと同じ程度だそうです。Maurice氏自身は、コンソール版のテックアルファを30〜40時間プレイしており、60インチの画面とコントローラーでも、PC版と同じ感覚で遊べると評価しています。
制圧射撃については、プラットフォームごとの調整はしていません。夏にコミュニティの意見を受けて調整を行い、気分が悪くなりにくくなったと好評だったそうです。コンソール版は、発売時点で一部のマップと陣営を除けば『Squad』そのものになるといいます。
他機種展開とフランス陣営
Xboxでのアルファや、Switch 2などへの展開についても質問されました。Secret Modeのプロジェクトマーケティングマネージャーである Matthew Beckett氏が回答しています。PS5のアルファには満足しており、今後はさらなるアルファや、場合によってはベータも検討しているとのことです。発表済みのPS5とXbox Series X|S以外に予定はなく、現時点ではその2機種に集中するとしています。同社はPS5とXboxで先に出した作品を、後からSwitch 2などに展開した実績もあるといいます。
陣営についてMaurice氏は、フランス陣営を『Squad』に追加すると明言しました。目標は2027年の実装です。今年前半にはPLA(中国人民解放軍)陣営の近代化を行っており、できるだけ多くの陣営を新しい武器や車両で刷新する方針です。米陸軍陣営の改修も初期段階にあり、歩兵ゲームプレイの近代化にも取り組んでいます。2027年は、快適さの向上やコミュニティからの要望を中心に進める予定です。
最適化など技術面への投資は今後も続けるものの、大きな基盤部分は一段落したと述べました。細かな仕様については、発言が約束として受け取られかねないため、これ以上は触れていません。
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