アークシステムワークス株式会社より2025年10月23日に発売、PlayStation®5、PlayStation®4、Xbox Series X/S、Switch、PCに対応のベルトスクロールアクション『ダブルドラゴン リヴァイヴ』の前評判まとめページです。先行プレイや体験会での実際の声を元にまとめています。
購入を検討している人は自分に刺さる要素、もしくは不安要素をチェックしてみましょう。簡単なおさらいとして始めにゲーム特徴を紹介しています。すでに把握済みの方は前評判まで飛ばしてください。
『ダブルドラゴン リヴァイヴ』のゲーム特徴
本作は、伝説のベルトスクロールアクション『ダブルドラゴン』が、スタイリッシュな3Dグラフィックで完全復活を遂げたシリーズ最新作です。核戦争後の荒廃した世界を舞台に、リー兄弟が宿敵「シャドウ・ウォリアーズ」に立ち向かいます。
ゲームプレイは、横に進みながら敵を倒す伝統的なスタイルを踏襲しつつ、操作性やバランスを現代向けに最適化。単なるボタン連打ではなく、敵のパターンを読み、パルクールやスウィングジャンプなどのスピーディな移動を駆使して戦います。
最大の特徴は、壁際でのコンボや、ステージギミックを利用した戦略的なバトル。ゲージを溜めて放つ超必殺技も爽快感抜群。初心者から上級者まで楽しめる一作です。
- 壁際を制する「ウォールストライク」
- 敵を壁際に追い込むと、強力な派生技「ウォールストライク」や派手な演出の「ウォールクラッシュ」が発動可能。
- 環境を利用した「即死ギミック」
- ステージ内のオブジェクトを利用した戦略的な攻撃が可能。冷蔵庫に敵を蹴り込むなど、強敵を一撃で倒せるギミックも。
- パルクールで戦場を駆ける機動力
- 従来の4方向移動だけでなく、パルクールやスウィングジャンプなど、自由度の高いスピーディなアクションを実現。
- テクニカルに溜める「龍玉ゲージ」
- 単調な攻撃では溜まりにくいゲージ。多彩な技や環境利用でボーナスを獲得し、超必殺技「フィニッシングブロー」を叩き込め。
- 攻防一体の「ジャストガード/ドッジ」
- タイミング勝負のガードや回避システムを搭載。ハイリスク・ハイリターンな駆け引きが、単調な殴り合いに深みを与える。
ポチップ
往年のファンには懐かしく、新規プレイヤーには爽快なアクションを届ける意欲作
『ダブルドラゴン リヴァイヴ』は、シリーズの魅力を現代に継承した本格派ベルトスクロールアクションだ。本作の最大の強みは、操作の反応が非常に的確で、触っていて気持ちが良いという感触にある。デモ版を10分ほどプレイするだけで操作方法や仕組みが理解でき、ゲームプレイが「しっくりきた」と多くのプレイヤーが実感している。
戦闘は速くダイナミックに展開し、基本的な攻撃や強力な技を出す動作が自然で面白く、プレイヤーが自分で操作している実感がある。3D表現を採用しているにも関わらず、斜めから向かってくる敵に対して攻撃の当たり判定が厳密すぎず、ヒットしやすい設計になっているため、ストレスなく爽快な連撃を繰り出せる。
ステージの壁際で敵を掴むと、派手な演出と共に壁に叩きつけるウォールクラッシュが可能で、街灯を使ってスウィングしてから地面を叩くといった環境オブジェクトを使ったアクションや壁を利用した連携は、コンボのダメージを増加させる。ハイパーブロー(ヘリコプターキック)は敵を空中でコンボにつなげたり、ガードを崩したりできるなど、戦略性も十分だ。
個性豊かなプレイアブルキャラクター
弟のビリーは標準的かつスピーディーで、初心者でも扱いやすいキャラクターだ。兄のジミーは攻撃力が高く、技の出始めにアーマーが付くなど、パワーに寄せた特徴を持っている。そして特筆すべきはマリアンで、空中攻撃や高い機動力があり、プレイアブルキャラクターの中で最も操作していて楽しいと評価されている。
手応えのあるボスバトル
ボス戦はゲームのハイライトの一つで、アボボやローパーなど、ボスは明確な攻撃パターンを持っており、プレイヤーに戦闘システムの習熟度を試してくる。ゲームは常に安定した60 FPSで動作し、戦闘のレスポンスが良いため、技術を磨く喜びがしっかりと伝わってくる。また、日本語のボイス演技は英語バージョンよりも自然で、興奮を掻き立てる雰囲気がある点も見逃せない。
『ダブルドラゴン リヴァイヴ』は、シンプルながらも奥深い戦闘システムと、個性豊かなキャラクター、そして爽快な操作感で、ベルトスクロールアクションファンの期待に応える仕上がりとなっている。
前評判のポジティブ意見
従来のベルトスクロールアクションの操作性を維持しつつ、モダンな調整が加えられている。試遊した多くのユーザーは、懸念されていたグラフィックとは裏腹に、操作が正確で心地よく、戦闘が楽しく感じられたと評価している。このゲームでは、単なるボタン連打ではなく、敵の動きに合わせた適切な対応であるクリティカルアサルトや、ステージに配置された即死ギミック、壁際の派生技であるウォールストライクやクラッシュなどの環境要素を積極的に活用する戦略的なアクションが、ゲームプレイを非常に面白くしている。
- プレイアブルキャラクターの個性が明確
- ビリーはスタンダードでスピーディ、ジミーはパワー型で技の出始めにアーマーが付くという異なる特徴を持ち、それぞれ爽快なプレイが楽しめる。また、マリアンは空中攻撃や連鎖可能な技が多く、高い機動性を持つため、操作していて特に楽しいキャラクターとして評価されている。
- 自由度の高いスピーディなアクション
- 従来のベルトスクロールアクションと違い、パルクールやスウィングジャンプなど、自由度の高い素早いアクションが可能である。3D表現がアクションの爽快感を高めている。
- ボスの戦闘がやりがいがある
- 各ボスは明確な攻撃パターンを持っており、プレイヤーはパターンを見つけて素早い反射神経で対応することが求められる。ボスのパターン把握がこのゲームの醍醐味の一つである。
- やり込み要素となる追加モード
- メインのストーリーモード以外に、敵の波状攻撃に挑むサバイバルモードや、プレイヤー同士の1対1のバーサスモード、特定の目標を持つエクストラモードがあり、ゲームの寿命を延ばすのに役立つ。
購入の参考にしたい不満点
先行プレイ体験者の懸念点をピックアップしています。購入の参考にしてください。
- グラフィックとアニメーションの評価
- 3Dグラフィックが「安っぽい」との批判があります。キャラクターデザインは個性がなく、攻撃の重みやヒットストップ（当たった瞬間の停止）が感じられない、ぎこちないアニメーションが問題視されています。
- 操作性と技術的な問題
- コマンドの遅延や入力ラグ、攻撃判定の失敗といった技術的な不備が報告されています。また、R2ボタンに掴みなどの機能が集中しすぎており、操作が混乱しやすいとの指摘があります。
- 難易度のバランスと回復手段の不足
- 難易度の調整が不規則で、ボスより一部の雑魚敵の方が手強いと感じることがあるようです。また、ハードモードでは回復アイテム（例：フライドチキン）がなく、体力を回復する余裕がないという不満点も上がっています。
- やり込み要素の不足
- メインのキャンペーン以外に、やり込み要素が弱いとの懸念があります。魅力的な報酬やアンロック要素、キャラクターカスタマイズが不足しており、繰り返し遊ぶための動機付けが弱いとされています。
- 協力プレイの対応が不明瞭
- 協力プレイ（Co-op）に対応しているかどうかが不明確です。Steamページではシングルプレイヤーのみと記載されていますが、Xboxストアではマルチプレイに言及があり、情報がはっきりしていません。
まとめ＆購入検討チェック
グラフィックやアニメーションへの批判はあるものの、触ればわかる操作性の良さと、ギミックや壁際を利用した戦略的な戦闘が高く評価されているゲームとなっています。下記点に注目して購入を検討してみては？
購入検討のチェックポイント
- ギミックや壁際アクションを駆使する、戦略的な戦闘は好きか？
- 古めかしい3Dグラフィックや、個性が薄いキャラクターデザインを許容できるか？
- 回復アイテムが少ない、歯ごたえのある（または不規則な）難易度でも楽しめるか？
- 協力プレイ（Co-op）の対応が不明瞭でも、シングルプレイメインで満足できるか？
- 予約特典の『ダブルドラゴン ドッジボール』に魅力を感じるか？
