← 最新記事一覧

『Minecraft』のコミュニティサーバーは違法? ESAがプライベートサーバーに関する公式見解を表明、著作権侵害と安全性の問題を指摘

2026年07月01日 | #ゲーム | VGC

『Minecraft』のコミュニティサーバーは違法? ESAがプライベートサーバーに関する公式見解を表明、著作権侵害と安全性の問題を指摘

エンターテインメント・ソフトウェア協会(ESA)が、一部のコミュニティサーバー、特に『Minecraft』のようなゲームにおけるプライベートサーバーの取り扱いについて、その見解を詳細に示しました。以前、「『Minecraft』のコミュニティサーバーは違法であり、著作権侵害とみなされる」と発言したことで波紋を呼んでいましたが、今回の声明でその真意が説明されています。これは、有料ゲームが将来的にサービス終了してもプレイできるよう設計された米国法案「Protect Our Games Act」が上院で否決されたことに端を発するもので、ESAのロビイストが委員会の議論で示した見解が物議を醸していました。

プライベートサーバーは違法行為とみなされる

ESAのジェニファー・ギボンズ氏(州政府担当副社長)は、上院委員会の議論の中で、コミュニティサーバーについて「違法であり、Microsoftとは一切関係がない」と断言しました。さらに、「Microsoftは、『Minecraft』のコミュニティサーバーが自社のサーバーと同等の安全基準を採用していないとして、多くの批判を受けている」と付け加えています。委員の一人が「ビデオゲームの闇市場のようなものか?」と尋ねたところ、ギボンズ氏は「はい。実際、我々はそれを著作権侵害とみなしており、現在プライベートサーバーに対して2件の訴訟を抱えています。米国通商代表部も、偽造品と著作権侵害に関する悪名高い市場レポートで、一部の大規模プライベートサーバーを悪名高い市場として名指ししています」と回答しました。

ESAの公式見解と著作権保護への懸念

ESAの広報担当者はVGCに対し、ギボンズ氏の発言は「委員会が『コミュニティサーバー』と『プライベートサーバー』という用語を区別せずに使用していた、複雑で多岐にわたる質問に対する回答だった」と説明しています。彼らは、「著作権のあるゲームコンテンツを無許可でホストまたは配布するプライベートサーバーは、ゲーム出版社の知的財産権を侵害する」との見解を示しており、出版社は知的財産権の侵害に対して権利を行使する権利を留保しているとのことです。また、カリフォルニア州の法案AB 1921でこれらのサーバーをゲームを稼働させ続ける正当な代替手段として提案することについては、出版社の知的財産権を行使する能力に懸念が生じると指摘しています。さらに、プライベートサーバーは出版社の監視なしに運営されており、同じ信頼と安全基準を維持していないため、プレイヤーにとって安全でない環境を作り出し、業界が掲げる「すべてのプレイヤーが安全で楽しくゲームをプレイできる環境を育む」というコミットメントに反する可能性があると強調しています。