『マインクラフト』の生みの親NotchがESAの「プライベートサーバーは違法」発言に猛反論! 開発元公認のプレイ環境を「海賊行為」と決めつける業界団体の見解に波紋広がる
ゲーム業界団体であるElectronic Software Association(ESA)が、人気ゲーム『マインクラフト』のプライベートサーバーを「違法」だと主張したことに対し、同作の生みの親であるMarkus Persson氏、通称「Notch」が異議を唱え、波紋を呼んでいます。この問題は、カリフォルニア州議会で審議されている「Protect Our Games Act」という法案に関する公聴会で持ち上がりました。この法案は、ゲーム会社がサポートを終了したゲームでもプレイ可能にする方法を見つけることを義務付けるもので、その解決策としてプライベートサーバーが挙げられた際、ESAのJennifer Gibbons氏が「違法行為であり、海賊行為の一種」と発言したことから、議論が過熱しています。
プライベートサーバーは本当に「違法」なのか?
ESAのJennifer Gibbons氏は、プライベートサーバーを「違法」であり「海賊行為の一種」と断言し、さらに『マインクラフト』のプライベートサーバーはMicrosoftに承認されていない「ゲームの闇市場」だとまで比較しました。しかし、『マインクラフト』の公式サイトでは、プレイヤーが自分でプライベートサーバーを作成するためのツールを提供しており、カスタムサーバーを多数掲載したブラウザも用意されています。つまり、Mojang(開発元)自身が積極的に奨励している行為なのです。このESAの発言に対し、Markus Persson氏はすでに開発からは離れていますが、「ESAがこんなことを言うのは本当に汚いやり方だ。昔から彼らは好きではなかったが、今はもっと嫌いだ。私の作品が人々に不利益を与えるために使われることを望んでいない。これはほとんど悪だ」と強く批判しています。
ESAの公式見解とその変化
ESAは当初、Gibbons氏の発言をほぼ追認する声明を発表しましたが、その後、表現を和らげた新たな声明を出しました。最新の声明では、「無許可で著作権のあるゲームコンテンツをホストまたは配布するプライベートサーバーは、ゲームパブリッシャーの知的財産権を侵害する」としつつも、「パブリッシャーによってアプローチは異なる可能性がある」と柔軟な姿勢を見せています。また、プライベートサーバーはパブリッシャーの監視下になく、信頼性や安全性の基準を満たしていないため、プレイヤーにとって安全でない環境を作り出す可能性がある、とも言及しています。しかし、『マインクラフト』のように開発元が公認しているケースについては、依然として明確な説明がされていません。