『ファイナルファンタジーVII リメイク』のような大規模リメイクは他のナンバリングタイトルで難しい?『ファイナルファンタジーXIV』プロデューサー吉田直樹氏が語る開発規模の課題と将来への展望
2026年07月27日 | #ゲーム #ニュース | Polygon
スクウェア・エニックスの『ファイナルファンタジー』シリーズにおいて、近年話題となっている『ファイナルファンタジーVII リメイク』のような大規模なリメイク作品が、他のナンバリングタイトルで今後も継続して展開される可能性は低いかもしれません。これは、『ファイナルファンタジーXIV』のプロデューサーである吉田直樹氏の見解として、ベルリンで開催された「ファイナルファンタジーXIV Fan Fest」で語られたものです。同氏は、今後同様の規模で他のタイトルをリメイクする場合、『ファイナルファンタジーVII リメイク』三部作よりもさらに長い開発期間が必要になる可能性を示唆しています。
リメイクの壁となる膨大なボリューム
吉田氏は、特に『ファイナルファンタジーVI』を例に挙げ、「プレイヤーの皆さんの気持ちは理解できるが、考えてみてほしい」と前置きし、「『ファイナルファンタジーVI』を見てほしい。あれは信じられないほど巨大なゲームだ。その規模はただただ計り知れない」と語っています。もし『ファイナルファンタジーVII リメイク』三部作と同等のクオリティで『ファイナルファンタジーVI』のような作品をリメイクしようとすれば、開発にはさらに多くの労力が必要になり、結果として「おそらく4、もしかしたら5部作でリリースすることになるだろう」と指摘しています。これは、プレイヤーが現代的なグラフィックやゲームプレイを期待する中で、オリジナル作品の持つ膨大なキャラクター数や大きく変化する世界観を忠実に再現しようとすると、プロジェクトの実現が極めて困難になることを意味しています。
リメイクの可能性と今後の展開
もちろん、すべてのリメイク作品が『ファイナルファンタジーVII リメイク』三部作のように大規模なものになるとは限りません。例えば、『ファイナルファンタジーVIII』や『ファイナルファンタジーIX』といった作品は、グラフィックの刷新とクオリティ・オブ・ライフ機能の追加だけでも、大きな恩恵を受ける可能性があります。また、『ファイナルファンタジーVI』のようなピクセルアートのゲームであれば、リアルなグラフィックでのリメイクではなく、スクウェア・エニックスが手がける「HD-2D」エンジンを採用することで、開発規模を抑えつつ、単一の作品としてリリースできる可能性も指摘されています。現に、『ファイナルファンタジーResonance』ではHD-2Dエンジンが使用される予定とのこと。吉田氏の発言は、『ファイナルファンタジーVII リメイク』三部作が魅力的な試みであった一方で、その開発体制を他の作品で繰り返すことの難しさを明確に示していると言えるでしょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発言日 | 2026年7月26日 |
| 発言者 | 吉田直樹(『FFXIV』プロデューサー) |
| イベント | Final Fantasy 14 Fan Fest in Berlin |