『Madden NFL 27』フランチャイズモードの「ペルソナエンジン」で選手に個性が宿る! 進化した試合演出と、残された課題をレビュー
2026年08月15日 | #ゲーム #発売 | DualShockers
アメリカンフットボールゲームの最新作『Madden NFL 27』がリリースされました。前作に不満を抱いていたファンも多いかと思いますが、今作はフランチャイズモードの進化や、試合の臨場感を高める演出面で大きな改善が見られます。しかし、新たな要素が加わる一方で、依然として残る課題も少なくないようです。全体としては「一歩前進、一歩後退」といった印象で、熱心なファンにとっては楽しめる部分も多いものの、誰もが満足できる仕上がりとは言えないかもしれません。
選手一人ひとりに個性が宿る「ペルソナエンジン」
今作のフランチャイズモードには、新機能「ペルソナエンジン」が導入されました。これは、すべてのNFL選手にそれぞれの個性を与えるシステムで、契約交渉時にその個性が大きく影響します。例えば、フリーエージェントや再契約を目指す選手は、単に年俸だけでなく、優勝のチャンスや個人的なインセンティブなど、様々な要素を求めてきます。プレイヤーはこれらの要素を考慮し、時には駆け引きをしながら交渉を進めることになります。筆者も、エッジラッシュの補強でJadaveon Clowney選手を口説き落とす際に、個人的なインセンティブと優勝のチャンスを提示し、契約に成功したとのこと。ロスター構築の裏側を深く楽しめる点は、本作の大きな魅力の一つと言えるでしょう。
AIの課題とメニューの不便さ
しかし、このフランチャイズモードにも課題は残っています。例えば、AIにロスター管理を任せると、非現実的な判断をすることがあります。筆者の場合、オフシーズンの主要補強選手をAIが解雇しようとし、多額のデッドキャップ(ペナルティ)が発生しかけたとのこと。また、フランチャイズモードのメニューは、情報が探しにくく、直感的ではないという声も聞かれます。せっかく魅力的な新機能が加わったにも関わらず、こうした細かい部分でプレイヤーの体験を損ねてしまうのは、ちょっと残念なところです。
新しいキャッチシステムと試合の臨場感
ゲームプレイにおいては、タイミングベースのキャッチシステムが新たに導入されました。これまで問題視されていた、レシーバーが密集地帯でボールを落としやすいという課題に対し、ポゼッションキャッチ、YAC(ヤード・アフター・キャッチ)キャッチ、アグレッシブキャッチといった選択肢を与え、プレイヤーがある程度キャッチの成否をコントロールできるようになりました。しかし、そのタイミングウィンドウが非常にシビアで、必ずしもゲームをより遊びやすくしているとは言えないようです。一方で、相手チームのレシーバーは、どんな状況でもボールをキャッチしてしまう場面も多く、このバランスについては今後の調整が期待されます。
強化された試合演出と実況・解説
今作で特に高い評価を得ているのが、試合全体のプレゼンテーションです。各チーム固有の試合前演出から、大幅に改善された実況・解説まで、全体的に高い完成度を誇っています。特に実況・解説は、プレイの流れやシーズン全体の文脈をよく捉えており、試合への没入感を高めてくれます。個々のスタジアムが持つ独自のGameday Traditions(試合日の伝統)も強化され、アウェイチームとしてシアトルでプレイする際の威圧感は特に印象的とのこと。ただ、すべてのスタジアムで同じレベルの臨場感が味わえるわけではなく、一部のスタジアムでは個性が感じられないという指摘もあります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売日 | 2026年8月13日 |
| 開発元 | EA Tiburon |
| パブリッシャー | EA |