『Star Wars Zero Company』は戦略性と物語を両立した約40時間の新作
2026年08月29日 | #ゲーム #レビュー | GamesRadar+
ターン制ストラテジーの歯ごたえと、映画的なスター・ウォーズの新規ストーリーを同時に楽しみたい人にとって、Star Wars Zero Companyは注目すべき作品です。XCOMやFire Emblemを思わせる戦闘に加え、傭兵たちの生存、拠点、資源、ミッション間の人間関係まで管理する構成が、長い冒険を支えています。
戦略ゲームとしての手応えと入りやすさ
本作は、戦闘中の行動を慎重に選ぶ必要がある一方、ストラテジー初心者でも仕組みを理解しやすい作りになっています。開発を手がけるBit Reactorは、複雑になりがちなゲームシステムを段階的に説明しており、これまで本格的な戦略ゲームに手を出せなかった人にも向いた作品です。高難度で遊んでも楽しめるだけの奥深さがありながら、シリーズ経験者だけを対象にした内容にはなっていません。
舞台はスター・ウォーズの共和国時代です。そのため、敵として分離主義勢力のドロイドが多数登場します。記事では、こうしたドロイドをゲームにおける「最も楽しめる量産型の悪役」と評価しており、さらに自分でデザインできる点も特徴として挙げています。既存作品の設定を利用するだけでなく、プレイヤーが部隊や敵の見た目に関わる余地を持たせていることが、世界への没入感につながっています。
短い戦闘と長期的な部隊運営
1回の戦闘は比較的短く、テンポよく進みます。しかし、ゲーム全体ではクリアまで約40時間かかる可能性がある長編です。各ミッションにどれだけ時間をかけるかはプレイヤー次第で、完璧な結果を求めて慎重に進めるほど、プレイ時間も長くなります。
戦場で勝つことだけが目的ではありません。ミッションの合間には、傭兵たちを生存させるための管理が必要になります。施設や資源を扱い、部隊内の関係にも目を配らなければならないため、戦闘での一手と、戦闘以外の判断が互いに影響します。個性的な傭兵たちと過ごす時間そのものが楽しみになるよう設計されており、単なるユニットの性能比較にとどまらない部隊運営を味わえます。
難度を調整できる遊び方
本作にはパーマデスが用意されていますが、より寛容なプレイをしたい場合は無効化できます。仲間を失う緊張感を重視するか、ストーリーや戦術を気軽に楽しむかを選べる仕組みです。
さらに、セーブ回数を制限する任意のアイアンマンモードも搭載されています。失敗時に何度もやり直すプレイを避け、決断の重みを高めたい人向けの設定です。通常のルールでは厳しすぎると感じる人にも、反対に自分の判断だけで最後まで進みたい人にも、異なる遊び方が用意されています。
物語で印象に残る強敵と総評
特に印象的な存在として挙げられているのが、Infinite Coilのカルト信者たちです。それまで主にドロイドやギャングと戦っていたところへ登場する彼らは、超常的ともいえる力を使います。記事では、この敵との最初のミッションが原文筆者にとって本作で初めて失敗したミッションだったと紹介しており、能力を軽視できない相手だとしています。単純に火力の高い敵ではなく、特殊能力を把握したうえで対応する必要があります。
原文筆者は、Star Wars Zero Companyについて、XCOMやFire Emblemに近い戦略性を持ちながら、行動への関心を強く引き出す作品だと評価しています。レビューでは「Midnight Sunsのように形式を刷新するわけではないものの、これほど大規模な予算でタクティクスジャンルが扱われるのは珍しい」と評されており、Bit Reactorのデビュー作として高い完成度を示したとのことです。カジュアルな戦略ゲームのファンとXCOMの熱心なファンのどちらか一方にしか響かないのではないかという懸念を、オリジナルストーリーを中心に据えることで乗り越えたとしています。
本作はPS5、Xbox Series X|S、PC向けに提供されており、PC版はSteam、Epic Games Store、EA appからプレイできます。戦闘だけでなく部隊の維持や仲間同士の関係まで楽しみたい人、スター・ウォーズの新しい物語をターン制ストラテジーで味わいたい人に適したタイトルです。