『サイバーパンク2077』開発元がGamescom盗難被害者への機材支援を申し出る
2026年09月01日 | #ゲーム #イベント | GamesRadar+
Gamescom 2026の会場で複数のゲーム開発チームがノートPCなどを盗まれ、イベント参加を続けられなくなる事態が起きました。これを受け、『サイバーパンク2077』やThe Witcher 3を手がけたCD Projekt Redが、被害を受けた開発者への機材提供を申し出ています。運営側は警備と保険に関する説明を示していますが、出展者からは過去の被害も含めた対応への不満が出ています。
開発者の被害を受けてCD Projekt Redが支援
開発者のRyan Laley氏は金曜日、Gamescomのブースに持ち込んだノートPCが「すべて盗まれた」と報告しました。被害によって同氏のチームはイベントへの参加を早期に切り上げることになり、その投稿には多くの支援の声が寄せられました。
その後、CD Projekt Redの公式アカウントがLaley氏に連絡し、被害を謝罪しました。同アカウントは、すぐに問題を解決できるわけではないとしつつ、「Arasakaのハードウェア保管庫を確認して、いくつか機材を送れるか見てみます。誰もゼロから再出発しなければならない理由はありません」と伝えています。Laley氏はこの申し出に対し、感謝を表明しました。
中国武術を題材にしたアクションRPG Where Winds Meetの公式アカウントも、被害を受けた出展者への支援を表明しました。同アカウントは、翌日にブースを訪れ、できる限りの物資を届けて復帰を手助けするとしています。企業や開発者からの反応が相次ぐ一方、盗難そのものは単発の出来事にとどまりません。
少なくとも3チームが機材盗難を報告
今年のGamescomでは、少なくとも3つのチームが機材の盗難を報告しています。Ukiyo Studiosは日曜日、ブースからXboxコントローラー1台、飲み物、食べ物が盗まれたと発表しました。飲食物は一晩のうちに、コントローラーは18時50分ごろに持ち去られたとのことです。同スタジオは「Gamescomで盗難に遭うのはこれで4年連続だ」と説明し、出展に伴う深刻な負担を訴えています。
Ukiyo Studiosによれば、2年前にもGamescomのブースからPCを盗まれ、警察への被害届を出そうとした際には、Gamescom関係者から制止されたとのことです。その人物は「Gamescomとケルン市の印象が悪くなる」と話したとされ、今回の報告を共有した投稿では、過去の対応にも批判が向けられています。
運営は警察と調査を開始
Gamescomの運営は8月29日、盗難の報告を把握しており、事態を深刻に受け止めていると声明を出しました。被害を受けた出展者の不満も理解しているとし、会場全体には制服警備員を配置している一方、個別ブースの警備は別途契約できると説明しています。また、出展者には機材を盗難保険に加入させるよう案内しているとのことです。
この説明については、運営が責任を出展者側へ押し付けているように受け取った人も少なくありません。投稿には、24時間体制の一般警備があるとされるビジネスエリアやインディーエリアの立ち入り制限付きブースから、夜間に複数のノートPCが盗まれたという補足も加えられました。
Laley氏はすでに警察へ被害届を提出したと説明しています。Gamescom側も、報告されたすべての事案が運営と警察に届けられており、捜査が進められているとしています。被害機材の補填をめぐって支援の動きが広がるなか、会場の警備体制と、出展者が被害を申告しやすい環境の両方が問われています。