『The Elder Scrolls V: Skyrim』2011年デモのTodd Howard、実は極端な魔術師ビルドだった
2011年のE3デモでTodd Howard氏が操作していたキャラクターは、見た目こそ貧弱な装備の一般NPCでしたが、実際には複数のスキルが極端に強化された魔術師でした。公開から14年を経て、ファンは当時見過ごしていた“デフォルトキャラクター”の奇妙な性能に気づき、怒るというよりもそのアンバランスさを面白がっています。山を登れるとアピールした場面で知られるデモが、思わぬキャラクタービルドの面でも注目を集めています。
デモで判明した極端なスキル構成
デモ開始から約4分25秒の場面で、Howard氏はキャラクターのスキル画面を短時間だけ表示しています。そこでは、オープンエリアにいる初期状態のキャラクターにもかかわらず、Destructionがほぼ最大値まで育っていることが確認できます。ゲームの魅力を短時間で見せるため、デモ用に成長済みのキャラクターを用意するのは珍しくありません。しかし本作では、強力な魔法を使えるキャラクターが、外見や装備だけを見ると駆け出しの冒険者にしか見えないことが、現在になって笑いを誘っています。
Howard氏は序盤、剣を両手に持って敵と戦いますが、近接攻撃はキャラクターの得意分野ではありません。戦闘中にはRockjointにも感染し、状況はさらに悪化します。一方で、Illusionのスキルによって透明化したり、狼を鎮めたり、敵同士を狂乱させたりできる状態でした。Elven armorも所持しているものの、実際にNordが装備しているのはそれより見栄えのしない鉄の防具です。つまり、見た目は弱そうなのに、使える能力だけは終盤級という構成になっています。
Bleak Falls Barrowで魔術師の実力を披露
Bleak Falls Barrowに入ると、隠されていた性能が一気に表面化します。Howard氏は地面に爆発する魔法を放ち、2体の狼を同時に撃破。アンデッドにはProtection Circleを2つ展開し、敵を次々と吹き飛ばします。さらに部屋全体を覆うような炎の魔法で敵を焼き払い、ダンジョン終盤のDragon Priestも30秒未満で倒しました。
Dragon Priestは、多くのプレイヤーが十分にレベルを上げてから挑むほど手強い敵として知られています。そのため、序盤に近い進行で短時間撃破する様子は、デモ用の強化を考慮しても強烈です。通常のプレイで苦戦しやすい相手を、Howard氏のキャラクターは強力な破壊魔法だけでほとんど一方的に処理しています。
隠密とドラゴン戦にも不自然な強さ
フィールドでは、敵のマンモスがHoward氏を攻撃せずそばを歩き続けます。これはSneakが100まで上がっていたためと考えられ、攻撃を仕掛けるまで気づかれません。その後にドラゴンが出現すると、まずNPCが襲われる様子を見届け、攻撃を始めてからはドラゴンをほぼ瞬時に倒します。さらに数分後には嵐の力を呼び出し、直接武器を振るうことなく別のドラゴンを撃破しました。
ただし、これほど戦闘能力が高い一方で、Speechの性能は低く、ファンからは「これほど強い魔術師なのに、誰とも話したことがないように見える」と受け止められています。原文筆者は、これらをデモの目的を考えれば細かな指摘にすぎないとしつつ、強力な魔法、最大級の隠密、弱い近接能力、貧弱な装備が同居する不釣り合いな構成を紹介しています。Redditでは、この姿を「名前のない山賊その3に変装しているようだ」と表現する反応もあり、マーケティングで目立っていた鉄の防具についても、ゲーム序盤ですぐにもっと良い装備が見つかるため、実際には最も使われない防具の一つだという声が寄せられています。