『Path of Exile 2』パッチ0.5.5で新リーグとエンドゲーム向け変更を実施
2026年09月10日 | #アップデート | DualShockers
『Path of Exile 2』のパッチ0.5.5では、次の大型アップデートとなるバージョン1.0までのつなぎとして、新リーグと多数のゲームプレイ調整が導入されました。規模は前リーグほど大きくないものの、ボス戦やエンドゲームの進行、Trial of Chaosの周回性など、プレイ中に影響の大きい変更がまとまっています。新たなチャレンジやアイテム、マップコンテンツも加わり、既存キャラクターの強化だけでなく、新しいビルドでの再スタートも楽しめる内容です。
新リーグ「Forbidden Rites」でボスに再挑戦
今回のリーグ要素であるForbidden Ritesは、キャンペーンとインタールードでのみ発生します。マップ上には複数のエリアをつなぐ儀式の柱が出現し、各エリアのメインボスを倒すと、そのボスにもう一度挑戦することになります。再戦に勝利したボスは儀式の柱へ保存され、次のボスエリアへ進むことで、過去に倒したボスとの連戦に挑める仕組みです。
ボスガントレットは最大4回まで繰り返され、進行するほど、それまでに登場したボスを連続して相手にする形になります。通常のボス戦を終えた後に、過去のボスとの再戦が追加されるため、単純な周回よりも戦闘の密度が高いイベントです。その代わり、報酬としてCurrencyやUniqueアイテムを獲得でき、レベリング中の装備更新やキャラクターの強化に役立ちます。
新リーグ自体は、後に控えるバージョン1.0に向けた小規模な内容とされています。しかし、キャンペーンを進めながら過去のボスを再利用する構成により、通常の進行に追加の目標と報酬が生まれます。原文筆者は、この仕組みによってプレイ中の単調さがやや軽減されたとしています。
エンドゲームの進行とボス戦を調整
エンドゲームのボスには、敵ごとに異なる属性耐性と弱点が設定されました。Arbiter of Ash、Arbiter of Divinity、Omniphobia、Raven Tricksterなどは、これまでのように一律の属性耐性を持つのではなく、それぞれの性質に合わせた耐性を持つようになります。たとえばArbiter of Ashは火属性に強く冷気に弱い一方、Arbiter of Divinityは雷属性に強く火属性に弱い設定です。
そのため、特定のボスで苦戦する場合は、単純に装備の数値を上げるだけでなく、相手の弱点を突けるスキルをビルドへ組み込むことが重要になります。とくにFortressでの戦闘では、ボスごとに有効な属性が異なるため、同じ攻撃手段だけで全戦闘を進める構成では不利になる可能性があります。
Fortressの進行条件も緩和されました。これまではArbiter of Divinityを5回倒し、Origen keyの欠片を集めることで、Fortress内のAtlasポイントをすべて獲得する必要がありました。パッチ0.5.5では、通常のクエスト版と、より難度の高いバージョンを1回ずつ、合計2回倒せば、Fortress全体のAtlas Treeを割り当てられるようになります。
さらに、2つ目のPatriarch and Matriarchのホールはマップの中心に近い位置へ移動しました。これにより、中心部から極端に離れた場所まで探索する必要がなくなり、Fortressの攻略にかかる移動時間も短縮されています。エンドゲームの権限やAtlasの成長に必要な作業を、以前より少ないボス戦と移動で済ませられる変更です。
Corrupted Nexusでは、最後のダブルボス戦に失敗した際の救済が追加されました。従来は、マップ難度がすでに上昇しているCorrupted mapを進み、終盤まで到達しても、最終戦で死亡するとその挑戦全体が失敗扱いになっていました。変更後は最後のボスへ再挑戦でき、マップ内を探し回って新たな腐敗地点を見つけ直す必要もありません。マップ昇格直後など、ビルドが安定していない時期の損失を抑えやすくなっています。
Trial of Chaosと新たな周回コンテンツ
Trial of Chaosには、周回時の負担を減らす複数の調整が入っています。Trialmasterによる時間停止や、大型の石の扉によって進行が止まる場面が削除され、戦闘そのものに集中しやすくなりました。これまではAscendancyポイントを獲得するために必要な試練として、できるだけ早く終わらせたいコンテンツと見なされがちでしたが、今回の変更では各種報酬を狙う周回先としての性格が強まっています。
30部屋のランを完了すると、Fate Fragmentが確定で手に入ります。また、試練中のModifierにはアイテムのレアリティを高める効果などが追加されました。進行を長くする代わりに確実な報酬を得る選択肢と、Modifierを利用してドロップの質を高める遊び方が用意され、レベル帯を問わず周回する理由が増えています。
前リーグの要素に代わって、Runes of Aldurに関連するコンテンツもローテーションへ加わりました。マップ内にExpeditionを発生させる新たなTabletを見つけられるようになり、最大4枚のTabletを同時に機能させられます。3枚目のTabletでは、Kalguuran Expeditionが2つ出現するようになるほか、Expedition向けの新しいModifierも追加されています。
Act 4でFarrowのクエストを完了すると、FarrowはHideoutに登場します。Expeditionを継続的に遊びたい場合は、マップへTabletを組み込みながら、複数のボーナスを重ねていく形になります。前リーグの要素が完全に消えるのではなく、過去のコンテンツが新しい形でエンドゲームへ組み込まれる構成です。
AbyssにもAbyssal Ravineが追加されました。エンドゲームのマップを拡張していくと、このRavineを発見できます。Ravine上にある各マップではAbyssの遭遇が確定で発生し、最後のマップでは、そこへ至る途中で遭遇したFactionに応じたボス戦が待っています。
Abyss全体を大きく作り替えるほどの変更ではないものの、確実にAbyssを周回できる区間と、その終点にあるボス戦が追加されます。特定のエンドゲーム要素を集中して遊びたい場合の目標が明確になり、通常のマップ進行に変化を付けるコンテンツとして機能します。
Sacred Bloomsと新Soul Core
Forbidden Ritesの儀式を完了すると、Sacred Bloomsという新アイテムを入手できる場合があります。Sacred BloomsはTributeで購入でき、エリア内で使用するとViridian Wildwoodを生成します。専用マップ内では複数種類のWispを集めることができ、マップをクリアすると、同じエリア内にある各マップへ、集めたWispの種類に応じた効果が適用されます。
Wispの効果を利用すれば、対象エリアのマップへ追加の性質を与え、より多くの報酬を狙えるようになります。どのWispを集めるかによって強化されるマップの方向性が変わるため、Sacred Bloomsは単なる消耗品ではなく、エンドゲームの報酬を調整するためのアイテムとして扱われます。強力な効果を得られる一方、マップの危険度や要求されるビルドとの相性も考える必要があります。
Soul Coreには、Jiquani系とAtziri系の新アイテムが加わりました。Jiquani Coreは武器にソケットでき、特定のタグを持つスキルのレベルを上げます。Soul Core of AbundanceはPlant Skills全般、Soul Core of MunitionsはGrenade Skillsを対象とし、該当スキルのレベルをそれぞれ+1します。エンドゲームではスキルレベルがダメージの伸びに直結しやすいため、特定タグを主力にするビルドでは装備の選択肢になります。
Atziri Soul Coreは、装備しているCorrupted gearの数に応じて効果が変化します。たとえばSoul Core of Vitalityは、Corrupted状態の装備1個につき最大Healthを1%増加させます。Corrupted gearを5個より多く装備する場合は、同じ条件で比較するとJiquani系のSoul Coreより有利になるケースがあるとされています。新しいSoul Coreは一律に強い装備というより、スキルタグやCorrupted gearの数に合わせて選ぶ強化手段です。
チャレンジと新リーグで狙える目標
パッチ0.5.5では、8種類の新チャレンジも追加されました。今回のチャレンジはRitualを軸にしており、キャンペーン中にすべてのRitual gauntletを完了すること、RitualからUniqueアイテムを獲得すること、Omensを使用することなどが条件に含まれます。最終的にはキャラクターをレベル90まで成長させる目標も用意されています。
新リーグでは、ボスガントレットによる追加報酬、Sacred Bloomsを使ったマップ強化、8つのチャレンジ、各種Soul Coreなど、キャンペーンからエンドゲームまで段階的に取り組める要素が増えました。内容の規模こそ次の大型アップデートほどではありませんが、既存のビルドを使い続けるだけでなく、Plant SkillsやGrenade Skills、Corrupted gearを軸にした構成を試すきっかけも用意されています。