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『Overwatch』ソンブラがサポートに転向へ、開発責任者が「アイデンティティは失わせない」と説明

2026年09月14日 | #ゲーム | GamesRadar+

『Overwatch』ソンブラがサポートに転向へ、開発責任者が「アイデンティティは失わせない」と説明

『Overwatch』シーズン5で、ソンブラがダメージヒーローからサポートヒーローへ変更されます。長年にわたり、対戦相手から「不快で frustrat​​ing な存在」と受け止められてきた彼女を、単に別人へ作り替えるのではなく、特徴を残したままチームに貢献できる存在へ変えることが今回の大きな狙いです。ゲームディレクターのAaron Keller氏は、ソンブラのアイデンティティを失わせるつもりはないと説明しています。

ソンブラが問題視されてきた理由

ソンブラは2016年の登場以来、敵のアビリティ使用を妨げるハック、姿を消すステルス、危険な場面から離脱できるテレポートなどを特徴としてきました。敵の後方へ回り込み、味方から離れた安全な位置から戦場をかき乱せる一方、対戦相手に操作の自由を奪われたように感じさせやすいヒーローでもあります。

Keller氏はGamesRadar+のインタビューで、ソンブラについて「しばらくの間、問題を抱えていたことは明らかだった」と話しています。開発チームはこれまでにも複数回のリワークを実施してきましたが、いずれも同じ問題に行き着いたとのことです。

同氏によれば、ソンブラは敵のボタンや行動の選択肢を奪い、ステルスで長時間見えなくなり、戦況が悪くなると逃げられる点が不満につながっていました。これらの要素が単独で問題なのではなく、鋭い特徴が1人のヒーローに集中していることで、対戦時のストレスが大きくなっているとしています。

味方からも活躍が見えにくい構造

ソンブラへの不満は、敵チームだけが抱えるものではありません。味方としても、前線でペイロードを押している最中にソンブラの姿が見えず、チームプレイに参加していないように感じる場面が生まれます。

Keller氏は、ソンブラがうまく立ち回っていたとしても、その行動を味方が把握できないことがあると説明しています。トレーサーやレッキング・ボールも一時的に戦場から姿を消しますが、通常は味方のもとへ戻ってきます。一方、ソンブラは長く不在になりやすく、味方が彼女の働きを実感できるのは、アルティメットを使用した瞬間などに限られがちだったとのことです。

つまり、ソンブラは敵から見ると対処しづらく、味方から見ると貢献が見えにくいという、両チームに異なる不満を生みやすい設計になっていました。今回の変更では、この構造そのものをサポートという役割のなかで見直すことになります。

ステルス行動と回復を両立

サポートへ移行した後も、ソンブラが敵の後方へ入り込み、ステルス状態で行動するといった従来の特徴は残される見込みです。ただし、自由に長時間活動し続けるのではなく、使用できる時間に制限が設けられます。

Keller氏の説明では、ソンブラは味方を回復することでステルス状態へ移行し、一定時間だけ敵の後衛へ向かって行動できるようになります。その後は味方のもとへ戻り、再び回復などのサポートに回らなければなりません。従来の「ソンブラらしい」奇襲や攪乱を残しつつ、チームから離れていられる時間を限定することで、味方との関係を明確にする考えです。

開発側は、ソンブラで従来と同じような行動をある程度楽しめるようにしながら、それをより短い時間に制限するとしています。敵の背後へ回ること自体を否定するのではなく、奇襲の後には味方の支援へ戻るというリズムを作ることで、敵にも味方にも行動の意味が伝わりやすくなることを目指しているようです。

大規模なリワークでアイデンティティを維持

今回の変更は、これまでのソンブラの調整のなかでも特に大きなものになります。ダメージからサポートへ役割が変わるため、プレイ感は大きく変化する可能性がありますが、Keller氏は「アイデンティティを維持する」ことが開発目標だと説明しています。

これは、ソンブラのステルスや敵陣への侵入といった要素を削除して、一般的な回復役に置き換えるという意味ではありません。彼女らしい攪乱能力を残したうえで、味方を回復することが次の行動につながる仕組みに変える方針です。開発チームはこれまで、ソンブラの問題を解決するためにさまざまな方法を試してきたものの、特徴を残そうとするほど不満点も強調されてきたとしています。

シーズン5では、ソンブラのリワークに加えてロードホッグにも変更が行われ、新ヒーローのDoctrineも登場する予定です。ソンブラが「敵を妨害するために味方から離れるヒーロー」から、「回復を軸に短時間だけ敵陣へ仕掛けるヒーロー」へ移行できるのかが、今回の変更で注目される点となります。